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ママ・プレママ465人に備蓄・防災意識に関するアンケート調査を実施！
東日本大震災から9年が経ち、その後も日本各地では大規模な自然災害が発生しています。また首都直下地震は、政府の地震調査委員会が今後30年以内に70％の確率で起きると予測しています。
こうしたなか㈱明治では、日本全国の乳幼児ママ・プレママ465人を対象に「備蓄・防災意識に関するアンケート調査」を実施しました。その結果を紹介します。
【調査概要】
調査時期：2019年8月5日～8月7日
調査方法：インターネットアンケート調査
調査対象者条件：①20代から40代の女性かつ、②日本全国在住の第一子妊娠中、または末子年齢が2歳未満の女性
有効回答数：「第一子妊娠中の女性」「末子年齢が1歳未満の女性」「末子年齢が1歳以上2歳未満の女性」各155名ずつ計465名
災害備蓄品のトップは水！ 乳幼児用品は、日常的なストックとして買いだめ
地震、水害、土砂崩れなどの大規模災害を想定した準備・対策について、ママたちに聞いたところ「あまりできていない」「まったくできていない」と回答した方は合計81.5％という結果に！
また災害用に備蓄しているものを聞いたところ、上位は「水」52.9％、「懐中電灯・ランタン・ヘッドランプ」47.1％、「ティッシュペーパー・除菌ウェットティッシュ」42.6％、「トイレットペーパー」39.8％、「レトルト食品・インスタント食品」38.7％の順でした。
上記の結果を見て乳幼児用品がないのが気になりますが、調査によると紙おむつはサイズアウトしたり、粉ミルクは賞味期限があったりするので「乳幼児用品は災害用ではなく、日常的なストック」という意識が高いようです。
ちなみに家庭で備蓄している乳幼児用品を聞いたところ、下の子が0～2歳未満では「おしりふき」「紙おむつ」を備蓄しているというママは90%以上に！ 調乳関連は、下の子が0～1歳未満の場合、「缶入り粉ミルク」が35.5％、「キューブタイプの粉ミルク」が30.3％、「粉ミルク用の水」が17.4％という結果でした。
哺乳瓶・粉ミルクを購入・備蓄している自治体はわずか3割程度
それでは自治体の乳幼児用品の備蓄状況はどうでしょう？
㈱明治が「明治ほほえみ防災プロジェクト」を通じ、一般財団法人日本気象協会「トクする！防災」プロジェクトと共同で、全国1,788の自治体を対象に「災害時における授乳環境の整備および乳児用液体ミルクなどの備蓄状況に関する実態調査」を行ったところ、2020年1月時点で、自治体における紙おむつ、哺乳瓶、ミルク類の購入・備蓄で、最も多かったのは「紙おむつ」で約60％でした。「哺乳瓶」や「粉ミルク（キューブ・スティックタイプ）は約30％にとどまる結果に！
水や食料品も同様ですが、避難所で必要なものが揃っているとは限りませんし、十分な量の配給は期待できません。乳幼児の場合は、空腹やのどが渇いたなど生理的欲求を我慢することができないので、災害時の備えはわが家で準備することが鉄則です。
自治体も、災害備蓄品として注目している液体ミルクとは!?
これまで災害時で、粉ミルクはライフラインが止まってしまうと「水がない」「お湯が沸かせない」「電気が止まって暗くて計量ができない」など調乳がスムーズにできませんでした。そこで自治体が注目しているのが液体ミルクです。今後の備蓄予定品を聞いたところ「液体ミルク」が25.3％とトップに！ 液体ミルクの必要性を感じている自治体は82.4％にのぼりました。
液体ミルクは温める手間がなく、常温でそのまま飲ませられるため、ライフラインが止まってしまう災害時には最適です。ただし賞味期限が短いものもあるので、備蓄用として備えるならば製造日から1年間は保存できるものを選びたいですね。
また「うちは完全母乳だから大丈夫！」と思っているママも、災害時ではストレスや疲れから「いつものように母乳が出なくなった」「授乳できる環境がなかった」「授乳スペースが限られていて不便だった」という声もあります。そのため万一に備えて、準備しておくと安心ですよ。
わが子の命を守るためにもチェック！「ママと赤ちゃんの防災サイト」
「明治ほほえみ防災プロジェクト」は「トクする！防災」プロジェクトと協力し、防災備蓄の大切さだけではなく、液体ミルクの商品特長や使用方法などの啓発活動を行っています。その一環として「赤ちゃんのための準備リスト」「緊急時の紙コップを使った授乳方法」などママ・パパに知っておいてほしい防災情報をまとめた防災サイトを開設！ ぜひチェックしてください。
「ママと赤ちゃんの防災サイト」
https://www.meiji.co.jp/baby/milk-stock/
資料提供／㈱明治 構成／麻生珠恵
