赤ちゃんの離乳食作りはとても大変です。食べやすいように毎日磨り潰すのは手間がかかり、「もっと簡単に作れないか」と思ってしまうことも。
バーミックスを使用すれば、そんな離乳食作りの手間を減らすことができます。今回はバーミックスの特徴や、離乳食作りに便利な理由、そしておすすめの専用容器を紹介します。
バーミックス(bamix)とは?
バーミックスは、スイスで造られたハンディフードプロセッサーです。「もっとラクに、楽しく、おいしい料理が作れたら」という考えから、1954年に作られました。今でも当時と基本的な仕組みは変わっておらず、50年以上世界各国で愛用されており、ハンディフードプロセッサーの元祖とも言われています。
「毎日手軽に使える」ことを意識して設計されており、難しい操作や面倒な片付けを必要としません。調理の際には専用の容器を必要とせず、身近なカップや鍋で使うこともできます。普段の料理はもちろん、離乳食作りが簡単にできることから、世界中のママたちの間で人気となっています。
バーミックスの特徴
バーミックスが長い間支持されている理由は使いやすさにあります。離乳食作りに最適な、バーミックスの特徴を紹介します。
片手で簡単に操作可能
バーミックスは、片手でも操作しやすいように作られたハンドプロセッサーです。握りやすいハンドル部分には、低速と高速を切り替えるスイッチが付いており、握ったままでパワー調整ができます。
片手で操作がスムーズにでき、手の延長のように使えることから、ドイツでは「魔法の手」とも呼ばれているのだとか。片手で操作することで、反対側の手で器をしっかり押さえることができます。バーミックスに慣れていない人でも、安全に使うことができるでしょう。
アタッチメントを変えられる
バーミックスは、アタッチメントを変えることで、固さの違う離乳食が作れます。離乳食初期の磨り潰した離乳食だけではなく、中期あたりの少し形が残った状態の離乳食など、赤ちゃんの成長に合わせて作れるのです。
また、磨り潰すだけではなく混ぜ合わせるのにも向いています。卓上ミキサーと同じように、均等に混ぜることができますよ。
他にも、アタッチメントを変えれば、ミンチ肉を作ったり、卵白を泡立てたりなどもできます。ママパパ用の料理にも使用でき、レパートリーが広がるでしょう。
深い容器にも使える
バーミックスは、コップなどの深い容器にも使用できます。長いスティックの先端にアタッチメントが取り付けられており、コップの底にもしっかり届くのです。
また、アタッチメントの周囲には容器との接触を防ぐガードカバーが取り付けられています。幅が狭いコップでも、内部を傷つけずに使えるでしょう。コップ以外にも、鍋やトレーなどにもバーミックスを使うことができます。使う容器を選びませんので、作った離乳食をわざわざ移し替える必要がありません。
タッパーや耐熱容器などに入れて磨り潰せば、そのまま冷蔵庫に収納できて作り置きにも便利です。
後片付けが簡単
バーミックスは、手軽に使えるだけではなく片付けも簡単にできます。使った後の掃除は、アタッチメントを外して洗う必要は無く、水に入れて動かすだけで、汚れをきれいに落とせるのです。熱湯で洗えば消毒にもなり、食中毒の心配も解消できます。しつこい汚れや油など、動かすだけでは落ちない汚れでも、先に熱湯洗いしておけば、掃除の手間が少なくなるでしょう。
もちろん、アタッチメントの隙間に汚れが詰まることもありますので、定期的な分解掃除は必要です。とはいえ、毎日お手入れする必要がなく、家事の負担が少なくなります。分解掃除はアタッチメントを取り外すだけなので、手間も少なく難しくはありません。育児中に家事の手間を省けるのは嬉しいポイントです。
洗ったバーミックスは、専用のスタンドに立て掛けて収納します。アタッチメントを取り付けたまま立て掛けておけば、そのまますぐに離乳食作りができるでしょう。
バーミックスの使い方
バーミックスは、機械操作が苦手なママでも簡単に使えます。
使い方は、食材にバーミックスを軽く当て、スイッチを入れるだけです。急いで磨り潰すとバーミックスがブレてしまいますので、ゆっくりと磨り潰してください。
押し付けるだけではなく、上下左右に動かしながら使うことで、全体を満遍なく磨り潰すことができます。
また、かき混ぜる場合には、下まで差し込み動かします。かき混ぜが早くて泡立ってしまうようなら、手元の速度調整スイッチで「高速」と「低速」を使い分けて混ぜましょう。
食材は、容器の3分の2以上入れてはいけません。入れすぎると、磨り潰した食材が周囲に飛び散ってしまうからです。
容器が動いてしまわないよう、反対の手でしっかり押さえながらバーミックスを操作しましょう。
スーパーグラインダーの使い方
バーミックスには、アタッチメントの一つにスーパーグラインダーが付属されています。
使い方は他のアタッチメントは違います。スーパーグラインダーの容器に食材を入れ蓋をし、アタッチメントを外したバーミックスを取り付けスイッチを入れます。容器の中にはアタッチメントが取り付けられており、卓上ミキサーと同じように、中の食材を粉々にするのです。
大きい食材をそのまま磨り潰すと時間が掛かりますので、一度スーパーグラインダーで砕いてから磨り潰すと良いでしょう。肉のミンチや野菜のみじん切りなどができ、料理のレパートリーが広がります。
バーミックスの専用容器
バーミックスには、使いやすくするための専用の容器があります。グラスや鍋など容器を選ばず使えますが、専用の容器を使えば飛び散りにくく、効率よく作業ができるのです。絶対に必要ではありませんが、バーミックスがより使いやすくなりますのでおすすめします。
ミキシンググラス – バーミックス
耐熱ガラス製の専用容器です。熱に強いので、作った離乳食をそのまま電子レンジで温めることもできます。シリコン製の蓋も付属しており、そのまま冷蔵庫に入れることもできるのです。
また、容器の側面にはメモリも付いています。400mlまでメモリがあり、分量の調整にも便利です。離乳食の食べ過ぎは肥満になってしまうので、メモリで測って分量を調節すると良いでしょう。
クッキングジャグ&カップ – バーミックス
ミキシンググラスと似ていますが、こちらは1,200mlと460mlの大小2つのセットになります。
容量が大きいので、たくさん入れてまとめて磨り潰すことも可能です。普段は小カップの方で離乳食を作り、離乳食の作り置きやママパパ用の料理には大カップの方を使うと良いでしょう。
ガラスピッチャー – バーミックス
ピッチャータイプのバーミックス専用容器です。1,000mlまで入れられ、たくさん作れます。
容器の縁には注ぎ口が付いており、水筒やタッパーへの移し替えも簡単にできます。丈夫な取っ手も付いており、注ぎやすいです。
また、ある程度重量がありますので、設置が安定しています。バーミックス使用中でも転倒しにくく、安全に使うことができるでしょう。
しっかり閉まる蓋も付属しており、ピッチャーごと冷蔵庫へ収納もできます。
バーミックスを使って離乳食作りの手間を減らす
バーミックスを使えば簡単に離乳食ができます。片付けの手間も少なく、家事の手間を減らせるのです。空いた時間を使って休憩をするだけではなく、赤ちゃんと遊ぶ時間を作ることもできますね。
より手間を省くなら、離乳食の作り置きもおすすめです。育児疲れになる前に、ぜひバーミックスを使って見てください。
文・構成/HugKum編集部
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