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離乳食の保存容器は必要?
離乳食は母乳やミルク以外から栄養を補い、幼児食へ移行する過程の食事です。生後5~6ヶ月ごろにスプーン1杯のトロトロのお粥から始め、慣れてきたら野菜類や白身魚、豆腐などを徐々に増やしていきます。その後も子どもの発育に応じて量や固さを調整しながら進めていきます。
大人の食事とは別に、子どもだけのメニューを毎回少量ずつ作るのは大変ですよね。離乳食用の保存容器にまとめて作り置きしておけば、必要な分だけ取り出して使えて便利です。手際良く離乳食の準備ができて、時短に繋がるのも嬉しいポイントです。
保存容器にはどんな種類があるの?
離乳食用の保存容器は、容量が離乳食にピッタリな10~100mL程度のものが多く、さまざまな形状があります。
製氷器型
流し込んで入れられるので、スープや出汁など液体やペースト状の食材の冷凍保存に向いています。必要な分だけ解凍して使えるので、量の調整も簡単です。容量の小さい1ブロックを利用すれば離乳食初期のごく少量に、数ブロックを利用すれば離乳食完了期にも対応できます。
蓋付きなら食材がこぼれにくく、重ねて収納もできるので、蓋の有無をしっかり確認しましょう。
パック型
蓋が容器にくっついているのでバラバラにならず、失くす心配がありません。さまざまな食材に対応可能で、液体やペーストはもちろん、柔らかく茹でた野菜などにも向いています。狭いスペースでも積み重ねて収納できて便利です。
シリコンカップ型
シリコンカップごと取り出せて、そのままお皿に移せるので手軽で便利です。1食分のメニューを1ケースごとに作る活用方法もあります。レンジでチンするだけですぐに食事が始められ、お弁当グッズとしても便利なので長く使えます。
コンテナ・タッパー型
持ち運びできるので、お出かけなどに便利です。保存容器の定番の形なので離乳食以外にも用途が多く、大きくなっても長く使えます。
保存容器の選び方
離乳食の量は月齢によって異なるので、必要な大きさを確認しましょう。離乳食初期はスプーン1杯・15mL程度から始まりますが、ごく少量の単独コンテナやタッパーは注意が必要です。容器が小さ過ぎると食器洗浄機での洗浄に適さなかったり、冷凍庫の中でどこへいったか、わからなくなったりします。少量の場合は製氷機型やパック型など、いくつかブロックがくっついている形状のものがおすすめです。
3回食が始まる離乳食後期には、お弁当を持って外出する機会も増えるでしょう。持ち運びする場合は、お弁当にそのまま入れられるシリコンカップ型や密閉性の高いコンテナ型などが活躍します。
保存容器は軽くて割れないポリプロピレン製やシリコン製のものが多いですが、色や匂い移りが気になる場合はガラス製があると便利です。
子どもは抵抗力がまだ弱いので、大人の食事以上に衛生面には気を付けたいところです。雑菌の繁殖を防ぐため、冷凍保存できるものがおすすめです。
製氷器型のおすすめ保存容器
わけわけフリージング ブロックトレーR – リッチェル
擦りおろし野菜や刻みうどん、おかゆ、だし汁、スープ、白身ペーストなど、さまざまな離乳食を小分けで冷凍保存できるので作り置きに便利です。スルリと取り出せる形状なので、力を入れずに楽々使用できます。
ブロックの容量は15・25・50mLの3種類があり、蓋付きなので別サイズ同士でもスッキリと積み重ねられます。電子レンジや食器洗浄機も使えるのが嬉しいポイントです。
ママパパの口コミ
「保存にちょうどいいサイズで、パキッととれて便利だった」(30代・三重県・子ども1人)
EDIMOTTO by EDISONmama ペコっと小分けパック M イエロー
使う分だけ冷凍し、使う分だけ取り出せる、EDISONmamaのペコっと小分けパックは、底面がやわらかいので押すだけで簡単に取り出せます。下ごしらえしたペースト状の離乳食や食材の保存も、蓋をして重ねることができるのでスペースを有効活用できます。Mサイズ(15ml・15ブロック)とLサイズ(45ml・6ブロック)から選べます。
パック型のおすすめ保存容器
モグモグ小分けパック – チュチュベビー
冷凍のまま電子レンジにかけられ、繰り返し使える離乳食用のパックです。10mL×3の30mL・20mL×3の60mL・30mL×4の120mLの3種類があり、それぞれ内容量が表面に記載されているので、ひと目で分量が分かるのが嬉しいポイント。底をペコっと押すだけで1ブロックずつ取り出せる上、ブロックは角が丸い形状で、スプーンですくいやすくなっています。蓋をミシン目で折るとひっくり返らず、離乳食を入れるときに安定して便利です。
シリコンカップ型のおすすめ保存容器
薬味・離乳食小分け保存容器 – スケーター
離乳食をシリコンカップに小分けで保存でき、カップごと取り出せる保存容器です。色合いもカラフルで食卓が賑やかになり、子どもの食欲をそそります。蓋をすれば積み重ねて収納でき、電子レンジや食器洗浄機も利用可能です。離乳食の時期が終わったら、お弁当作りや薬味の保存など、幅広く使えるのも嬉しいポイントです。
ママパパの口コミ
わけわけフリージングカップ – リッチェル
1食分を小分けに保存できるシリコンカップの保存容器です。取り出したカップのまま電子レンジで解凍でき、そのまま食べられます。25・50mLの2種類があり、蓋を閉じれば別のサイズでも重ねて収納ができます。半透明の蓋なので中身が見え、何を入れたか一目瞭然です。離乳食を卒業したらお弁当用のカップとしても活躍してくれます。
コンテナ・タッパー型のおすすめ保存容器
ベビーブロックフリーザーコンテナ S – OXO
ユニバーサルデザインの理念を大切にしているOXOが、社員の子育て経験を元に開発した保存容器です。蓋を開けるときはフレームを上げるだけ、閉めるときは押し下げるだけのワンアクションで簡単に取り扱いできます。密閉性が高く、液体を入れても漏れないので持ち運びに便利です。冷凍庫や電子レンジ、食器洗浄機の使用が可能で、収納に便利なトレイも付いています。
Sサイズの60mL×6個の他に、120ml×4個セットのMサイズもあるので、お好みで大きさを選べます。
フードコンテナ ガラスキューブ 60ml – green sprouts
持ち運び可能なガラス製のフードコンテナです。目盛り付きのでそのまま軽量して保存することができ、保護ケース付きの本体は、熱が伝わりにくく滑り止めにもなり、電子レンジの解凍にも便利。離乳食が終わっても、作り置きやお菓子ケースとして活躍します。
ベビーコンテナ小 – レック
小さなお子さんに人気のアンマンパンのフードコンテナです。冷蔵・冷凍保存可能で、スタッキングして収納できます。コンテナ4個はそれぞれ違う絵柄なので、子どもの興味を引き、楽しく食事ができそうです。
離乳食は保存容器を利用して効率良く作ろう!
子どもの初めての食事である離乳食、手作りしたいけれどなかなか時間が取れませんよね。保存容器をうまく活用して効率よく調理すれば、少し時間に余裕が持てますよ。離乳食は栄養補給だけではなく、食事を楽しむことを覚える大切な時間です。準備の手間を省いて、子どもと一緒に食事の時間を楽しみましょう。
文・構成/HugKum編集部