部屋に潤いを与える加湿器。風邪予防に欠かせないことから、購入を検討するママパパも多いと思います。ですが、加湿器は大きくて重く、部屋が狭いと邪魔になります。タンクの付け替えも大変で、毎日準備するのが嫌になってしまうでしょう。
ペットボトル加湿器なら、そのような面倒な手間は必要ありません。コンパクトだから、子ども部屋にも使いやすいです。ペットボトル加湿器の特徴や選び方、おすすめ商品などを紹介します。
ペットボトル加湿器の便利なポイント
加湿器なら、どれも同じに思えるでしょう。なぜペットボトル加湿器が便利なのか、おすすめする特徴を紹介します。
卓上式でどこでも使いやすい
ペットボトル加湿器は、総じてコンパクトなのが特徴です。卓上に置いて使えるのがほとんどのため、狭い部屋でも設置しやすく邪魔になりません。軽量でもあるため、女性や子どもでも持ち運びやすく、片付けも簡単にできるでしょう。
もちろん、コンパクトであるため出力は控えめですが、自分の近くに持ってこられるため、あまり気になりません。枕元や作業机の端などにおくことで、自分の周囲をしっかり加湿してくれます。
水の補給が簡単
ペットボトル加湿器はペットボトルを交換するだけで、簡単に水の補給ができます。複数本ペットボトルのストックを用意して置けば、長時間使い続けられます。
また、使うごとに新しいペットボトルに変えることで衛生的な状態を保つことができます。タンクを洗う面倒な手間もありませんので、忙しい人やめんどくさがりな人におすすめします。
ペットボトル加湿器の種類
ペットボトル加湿器は、大きく「スチーム式」と「超音波式」の2種類に分けられます。それぞれメリット・デメリットが違いますので、商品を選ぶ前に特徴を確認しておきましょう。
スチーム式
水を加熱し、蒸気によって加湿する様式です。蒸気は温かく、加湿と共に部屋を温める効果もあります。噴出力も強く、広い範囲をすぐに加湿可能です。また、熱することで雑菌も繁殖しにくく衛生的です。もちろん定期的な掃除は必要ですが、「超音波式」よりも安心して使えるでしょう。
ただ、熱した蒸気を噴出するため、火傷に注意してください。特に小さい子どもがいる家庭は、手の届かない場所に設置する必要があります。他にも、ヒーターを使用するため、「超音波式」よりも電気代がかかるデメリットもあります。
超音波式
細かい振動によって、水を霧状にして加湿する様式です。「スチーム式」と比べ消費電力が安く、加熱しないため火傷の心配がありません。また、種類も豊富で、インテリアにもおすすめな可愛らしいデザインがたくさんあります。アロマオイルが使用可能な加湿器も多く、アロマの良い香りを楽しむことができます。
ただ、加熱しないため、小まめに手入れをしないと雑菌が繁殖しやすいです。霧の発生範囲(加湿範囲)も「スチーム式」と比べると狭く、部屋全体を加湿するには時間が掛かります。
ペットボトル加湿器の選び方
ペットボトル加湿器を選ぶポイントを紹介します。商品選びに迷ったら参考にしてください。
電源~「充電タイプ」「電池タイプ」はコードレス
ペットボトル加湿器の電源は、主に「プラグタイプ」「USBタイプ」「充電タイプ」「電池タイプ」の4種類があり、電源の違いによって使える場所や使いやすさが変わってきます。
「プラグタイプ」や「USBタイプ」の場合、電力を常に供給できるため長時間の使用がしやすいです。「USBタイプ」なら、パソコンや車のシガーソケットなどからも電力を確保でき、使用できる状況が広いのも特徴的です。
また、「充電タイプ」や「電池タイプ」なら、コードレスなためどこでも使えます。室内はもちろん室外でも使えるでしょう。コードの導線を考える必要もなく、気軽に使えます。
ただ、「充電タイプ」や「電池タイプ」は出力が弱く、広範囲の加湿には向いていません。使用時間にも制限があり、長時間使い続けるのは難しいでしょう。
デザイン
ペットボトル加湿器には、さまざまなデザインの商品があります。サイズの大小はもちろん、ペットボトルをそのまま挿すタイプやペットボトルの中に挿して使用するタイプなど、デザインによって使い方も変わってくるでしょう。
携帯性や使いやすさも考慮しましょう。デザインによっては掃除がしにくいものもあり、カビや雑菌が繁殖しやすい加湿器もあるため注意が必要です。細かい内容は、口コミやSNSなどのレビューも参考にしてください。
タイマー機能の有無
タイマー機能があると、加湿器の消し忘れがなくなります。水が無くなり空焚きの状態が続くと、余計な電気代が掛かかるのはもちろん、機械も故障しやすいので注意が必要です。
なので、タイマー付きのもの、もしくは水が無くなると自動的に電源がoffになる商品がおすすめです。
アロマオイル対応の有無
アロマオイル対応なら、加湿だけではなくアロマの香りも楽しめます。アロマ(ハーブ)には、鎮静作用や集中力向上などさまざまな効果があり、家事や仕事での疲れをスッキリさせてくれるでしょう。
おすすめのペットボトル加湿器7選
ペットボトルアロマ加湿器 TF92PHF – Toffy
500mlのペットボトルを、そのまま差し込む超音波式加湿器です。超音波式ではあるものの内蔵されたファンによって吹き出すため、ヒーター式と同様に広い範囲を加湿できます。蒸気の量も調整可能で、湿度も調整しやすいです。
タイマーはありませんが、水が無くなれば自動で止まります。音も静かで、睡眠時にも使いやすいでしょう。また、アロマオイルも使用できます。レトロなデザインが特徴的で、インテリアとしても人気のある加湿器です。
ペットボトル式加湿器 – 山善
500mlのペットボトルまで使用可能な、スチーム式加湿器です。最大加湿量200ml/h。プレハブ構造の部屋なら約6畳まで対応しています。
空焚き防止機能も搭載しており、万が一水の入れ替えを忘れても、空焚きする心配はありません。また、アロマオイルにも対応しています。熱した蒸気によって、部屋の中を温めてくれる加湿器です。
エクリア ミスト – elecom
ペットボトルに差し込むタイプの超音波式加湿器です。吸水スティックが水を吸い上げ、球体の先端から霧を噴出します。ペットボトルに挿すタイプの加湿器ですので、ペットボトルの形状は問いません。水を入れたコップや花瓶にも使えます。しっかり固定するための専用のボトルキャップも付属していますので、万が一倒れても、キャップによって固定されているため、水がこぼれる心配もないでしょう。
また、USB端子で接続するため、使える場所も多いです。パソコンに挿してデスクで使用するのはもちろん、車のシガーソケットから供給して車内でも使えます。5秒ごとにonとoffが切り替わる「間欠運転モード」も搭載しており、程よく加湿ができるでしょう。
PB-T1827 パーソナル加湿器 ナゴミ – THREEUP
木目調の和風な超音波式加湿器です。ペットボトルのキャップ部分に取り付けて使用します。ペットボトルにしっかり固定でき、誤ってペットボトルを倒してしまっても、水がこぼれにくい安心設計です。また、付属の台座を使うことで、マグカップやコップからも水を供給できます。
ポケットに入るほどのコンパクトサイズであり、「ナゴミ」を持って旅行にも行けるでしょう。消費電力も約1wほどと、電気代も安い加湿器です。
ペットボトル加湿器 キューブ – TOPLAND
ペットボトルに取り付けるキューブ型の超音波式加湿器です。付属の台座を使えばマグカップにも使えます。
また、使用時間を8、5、3、1時間で選択できるオフタイマー機能も搭載です。自動で電源が切れるため、空焚きの心配はありません。ミストのタイプも連続、または一定間隔で噴霧の2パターンから選べ、時間を調節しながら使えます。1日の電気代は約0.2円(約8時間使用)。料金も1,500円ほどと、コスパの良い加湿器です。
スティック付ダイカットミスト加湿器 ねこっと – skater
ペットボトルの口に可愛い猫の顔が乗る、スティック型の超音波式加湿器です。スティック部分を付け替えることで、350ml・500mlのペットボトルに対応しています。専用の袋も付属しており、持ち運びもしやすいです。
また、タイマーはありませんが、4時間で自動停止します。うっかり停止し忘れても、空焚きし続ける心配はありません。ただ、他のスティック型加湿器とは違い、カップに固定する台座は付属されていません。カップにも使えますが、倒さないよう注意してください。
ペットボトル式加湿器 -wood- PR-HF024 – PRISMATE
和風を感じさせる木目調の超音波式加湿器です。ペットボトルを逆さに取り付け使用します。直径約10cm、高さ約5cmと、非常にコンパクトで使う場所を選びません。和風のデザインだから、和室でも違和感はないでしょう。
また、操作は電源ボタンのみで、子どもや高齢者でも使いやすいです。しっかり加湿をするのはもちろん、手のひらサイズで主張しない加湿器になります。
コンパクトで使いやすいペットボトル加湿器
ペットボトル加湿器は、一般的な加湿器と比べ、小さく使いやすいのが特徴です。空気が乾燥すると、空気中にウイルスが漂いやすくなります。喉や目などの粘膜も乾燥しやすいので風邪やインフルエンザにかからないよう、加湿器を活用して部屋の適正な湿度を保つようにしましょう。
文・構成/HugKum編集部