子育て家庭におすすめの布団クリーナー7選|天日干し・布団乾燥機との違いは?

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布団クリーナーがあれば、家事や育児で忙しい人も手軽に布団のお手入れができます。天日干しだけでは取れないハウスダストを除去できるので、子どものアレルギーが心配な人にも人気です。布団クリーナーの選び方や使い方、タイプ別おすすめ商品を紹介します。

布団クリーナーの必要性とメリット

布団クリーナーは、布団の表面や内部のホコリを掃除できる便利家電です。布団クリーナーを使うメリットや、天日干し・布団乾燥機との違いを見ていきましょう。

布団は子どもが多くの時間を過ごす場所

布団は、毎日長い時間を過ごす場所です。特に、小学生以下の子どもは、1日のうち9~10時間以上もの時間を布団の中で過ごします。

布団を使う時間が長いほど、汗や皮脂汚れがたくさん付いて汚れやすくなります。大人よりも睡眠時間が長い子どもの布団は、こまめにお手入れしてあげる必要があるでしょう。

布団クリーナーがあれば、天気が悪くてカバー類を洗えないときや、天日干しできないときでも、清潔な布団に寝かせてあげられます。

布団の掃除に特化した仕様

布団のゴミは、普通の掃除機でもある程度は吸い取れます。

ただし、普通の掃除機では、カバーが吸い付いてうまくゴミを吸えなかったり、奥の方の汚れが取りきれなかったりして、あまり効率的ではありません。キャスター付きの重い掃除機を布団の上に持ち上げて使うのも重労働です。

一方で布団クリーナーには、汚れをたたき出す高速振動や、ダニやカビを退治するUVランプ、布団が吸い付かない特殊なヘッドなど、普通の掃除機にはない機能が付いています。

サイズも小さくて軽量なため、家族全員の布団を掃除しても疲れにくいでしょう。こまめに布団のお手入れをしたい子育て家庭には、メリットが大きいといえます。

アレルギーのもとを除去

ハウスダストアレルギーを引き起こす原因の多くは、布団の中に潜むダニの死がいや排せつ物です。

天日干しや布団乾燥機、水洗いは生きているダニには有効ですが、死がいや排せつ物までは除去できないため、アレルギー予防の効果は低いとされています。

布団クリーナーは強力な吸引力で、繊維の間に絡み付いたハウスダストや、ダニのエサとなる細かな汚れを除去します。布団干しや水洗いと併用することで、ダニのいない清潔な状態をキープできるでしょう。

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効果的な布団クリーナーの使い方

布団クリーナーの使い方や使用頻度は、普通の掃除機とは異なります。布団クリーナーの機能を引き出す、効果的な使い方を見ていきましょう。

【日立 ふとんクリーナー PV-FC100】Amazonより

時間をかけて布団内部の汚れを吸い込む

普段の床掃除と同じ感覚で表面を軽くなぞる程度では、布団内部の汚れは取れません。ゆっくりと時間をかけて、丁寧に汚れを吸い込むようにしましょう。

クリーナーのヘッドを布団に密着させ、同じ場所にしばらく当て続けるのがポイントです。布団1枚につき、3~5分程度を目安にするとよいでしょう。

布団を裏返せる場合は、表だけでなく裏もかけるとさらに効果的です。

使う頻度は週1回

布団クリーナーの使用頻度は、週に1~2回程度で十分です。ただし外干しの後は、花粉やPM2.5、空気中の塵などが付着しているので、布団クリーナーで念入りに吸い取りましょう。

また、10月の中旬頃には、春夏に繁殖したダニが寿命を迎え、死がいがたくさん発生します。

死がいは細かなハウスダストとなって飛び散り、アレルギー症状を引き起こす原因となるため、布団クリーナーの使用頻度を通常より増やして徹底的に除去しましょう。

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布団クリーナーの選び方

布団クリーナーにも機能やゴミの集め方、コードの有無などによってさまざまなタイプがあります。お手入れしたい布団の枚数や天日干しの可否など、自宅の状況に合わせて最適な商品を選びましょう。

機能で選ぶ

生きているダニを死滅させるためには、50度以上の高温で30分程度加熱する必要があります。布団クリーナーで吸うだけでは、布団の中で繁殖しているダニを完全に除去できないのです。

ダニ対策を徹底するなら、布団クリーナーを使う前に、天日干しや布団乾燥機でダニを死滅させておく必要があります。しかし、布団干し禁止のマンションに住んでいる人や、花粉症の人は天日干しができませんし、布団乾燥機も時間がかかるため忙しい人には負担が大きいでしょう。

UVランプや温風機能が付いた布団クリーナーなら、1台でダニ対策が可能です。UVランプにはダニの活動を抑制し、細菌やウィルスを死滅させる天日干しと同じような効果があります。

また、温風で布団を温める機能があれば、湿気を追い出しダニやカビが繁殖しにくい環境を作れます。

布団を干せない人はもちろん、干す時間がないと悩んでいる人は、このような機能面に注目して選ぶとよいでしょう。

集塵方式で選ぶ

布団クリーナーが吸い取ったゴミには、ダニの死がいなどのアレルギー物質が多く含まれているため、捨てる際には周囲に飛び散らないように注意しなくてはなりません。

また、クリーナーの内部でダニが繁殖しないよう、使うたびにダストケースを空にしておく必要があります。ふぃるた毎回ゴミを捨ててタンクをきれいにするのは意外に面倒なため、集塵(しゅうじん)方式を比較して、使いやすいものを選ぶようにしましょう。

布団クリーナーの集塵方式には、「紙パック式」「フィルター式」「サイクロン式」「水フィルター式」の4種類があります。最も手間がかからないのは、使い捨ての紙パック式です。

ゴミを紙パックごと捨てられるので、周囲に散らかることもなく衛生的です。ただし、専用の紙パックを購入するために一定のコストがかかります。

洗ってくり返し使えるフィルター式は経済的ですが、お手入れを怠ると目詰まりして吸引力が落ちるのがデメリットです。

サイクロン式には、たまったゴミをワンタッチで捨てられるものが多く、それほど手間がかかりません。

少しのホコリでも気になる人には、ゴミを水にためる水フィルター式もおすすめです。ただし、採用している製品が少なく、選択肢は限られます。

コードの有無で選ぶ

布団クリーナーにはコード式と、コードがない充電式があります。コードの有無は、一度に掃除したい布団の枚数で決めるとよいでしょう。

布団1枚の掃除に5分以上かかるため、枚数が多い場合はコード式の方が安心です。充電を待つ必要がなく、コンセントさえあればいつでも使えるので、子育て家庭には最適といえるでしょう。

なお、布団が大き過ぎて、コードの長さが足りなくなる心配はほぼありません。ほとんどの場合4~5mの長いコードが付いているので、大きな布団やベッドに家族みんなで寝ている家庭でも十分に使えます。

1日に1~2枚程度でよいなら、充電式を選ぶのもアリです。毎回コードをコンセントにつなぐ必要がないため、子ども部屋に持ち運んで使いたいときにも便利です。

兼用・専用で選ぶ

布団クリーナーには布団専用タイプと、ヘッドを付け替えて使える「兼用タイプ」があります。

兼用タイプはソファや椅子、車のシートなどに使えるので、細かい場所を掃除したい人におすすめです。

ただし、専用タイプより布団掃除の機能面では劣り、価格も割高です。他の場所のダニを布団に移してしまう可能性もあるため、使う際は十分注意しましょう。

使い捨て式のおすすめ布団クリーナー

フィルター掃除の手間がない使い捨てフィルター式の布団クリーナーは、忙しい人に最適です。使い捨て式のおすすめを2点紹介します。

クリーンセンサー搭載「パナソニック 紙パック式ふとんクリーナー MC-DF500G」


「MC-DF500G」は、日本の家庭用布団クリーナーで初めて、紙パック式を採用したモデルです。

「ハウスダスト発見センサー」を搭載しており、ハウスダストを見つけるとランプが赤く光って教えてくれます。

ランプの色が青に変われば、ハウスダストがほとんど吸引されたサインです。布団がきれいになったかどうかが一目で分かり、掃除が楽しくなるでしょう。

本体は約2kgと軽く、片手でも楽に掃除ができます。電源コードは5mと十分な長さがあり、大きな布団やベッドにも余裕で対応可能です。

軽量設計「アイリスオーヤマ ふとんクリーナーハイパワー IC-FAC4」


こちらは紙パック式ではなく、ダストケースに使い捨てのフィルターをセットして使うタイプです。長時間使っても疲れを感じにくい軽量・低重心設計で、布団掃除の負担を軽減します。

ヘッドの幅が30cmとワイドなので、掃除にかかる時間が短くて済むのもポイントです。毎分1万4000回の高速振動ブラシが、繊維に絡まったハウスダストをしっかりとたたき出して吸引します。

布団の湿度を下げ、ダニやカビの繁殖を防ぐ温風機能も搭載しており、布団乾燥機代わりに使うことも可能です。

サイクロン式のおすすめ布団クリーナー

サイクロン式はフィルターの目詰まりによる吸引力の低下が起こらず、いつでもパワフルに布団のゴミを吸い取ってくれます。

たまったゴミを捨てるのも簡単で、ダストケースを丸洗いできるタイプならいつも清潔に使えます。サイクロン式のおすすめ商品を2点見ていきましょう。

使いやすさにこだわった「日立 ふとんクリーナー PV-FC100」


布団クリーナーを使用中、子どもに呼ばれるなどしてハンドルから手を離すこともあるでしょう。

日立の布団クリーナー「PV-FC100」は、手を離すと吸引を停止する「ecoアイドリングストップ機能」が付いていて、わざわざ電源を切らずに済みます。

布団をたたく部分が回転式になっていて、前に進む力をサポートしてくれるので、軽い力で掃除が可能です。ダストケースは取り外して丸洗いでき、常に清潔な状態を保てます。

優れた吸引力「ダイソン V7 Mattress HH11COM」


優れた吸引力で人気の、ダイソンのハンディークリーナーです。布団用ヘッドの他に、すき間用ノズルやソフトブラシなど、5種類のアタッチメントが付属しています。

アタッチメントを交換すれば、マットレスとベッドフレームのすき間やソファ、棚などの掃除にも利用できます。最長30分の連続運転が可能な、充電式のコードレスタイプです。

シーンに合わせて使い分け「TENKER 布団クリーナー」


1台で布団クリーナー・ハンディー掃除機・布団乾燥機・吸引ポンプの4役をこなす兼用タイプです。布団内部のダニを死滅させるUVランプが付いていて、天日干しできない家庭にもおすすめできます。

UVランプは布団から5cm離れると自動的に消える安全機能付きで、子どもがいる家庭でも安心です。さらに65~75度の温風で布団をふっくらと温め、こもった湿気も追い出します。

お手入れした布団は、専用ノズルを使って布団圧縮袋に収納できます。衣替えシーズンの布団の入れ替えも、スムーズに終えられるでしょう。

フィルター式のおすすめ布団クリーナー

フィルター式は、布団クリーナーのさきがけともいえるメーカー「レイコップ」が採用している集塵方式です。毎回フィルターを洗う手間がかかる反面、高性能でスタイリッシュな商品が目立ちます。

フィルター式のおすすめを2点紹介します。

プレミアムモデル「レイコップ RP」


約70度の温風で布団の湿気を取り除く「ドライエアブロー」を搭載した、レイコップのプレミアムモデルです。UVランプのパワーも強く、ダニや細菌をしっかりと死滅させます。

集塵フィルターには空気清浄機にも使われている「HEPAフィルター」を採用し、細かなゴミも逃がしません。ダストケースとフィルターは、丸ごと水洗いできます。

スタイリッシュなデザイン「ソウイ温風ふとんクリーナー SY-062」


スタイリッシュなデザインが目を引き、50度の温風吹き出し機能やUVランプが付いた多機能布団クリーナーです。

わずか1.35kgの軽量設計なので、子どもを抱っこしながら布団のお手入れができます。

モノトーンのシンプルな見た目は、そのまま寝室に置きっぱなしにしてもインテリアの邪魔になりません。

ダストケースはワンタッチで取り外して丸洗いでき、「HEPAフィルター」搭載で排気もきれいです。

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清潔な布団で心地よい睡眠をとろう

布団内に繁殖するダニが生み出したハウスダストは、アレルギー性鼻炎やぜんそくのもとになります。

ハウスダストの少ない清潔な状態を保つためには、生きたダニを死滅させると同時に、布団クリーナーでダニの死がいや排せつ物を除去する作業が必要です。

UVランプや温風でダニを死滅させる機能を持つ布団クリーナーなら、1台で布団のメンテナンスが完了します。紙パック式やサイクロン式のように、ゴミ捨ての手間がかからないタイプもあります。

家庭の状況に適した布団クリーナーを選んで、心地よく眠れる環境を作りましょう。

 

文・構成/HugKum編集部

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