スヌーピーは子どもだけでなく大人にも人気のあるキャラクターです。どうしてそこまで人気があるのか、スヌーピー以外にはどんなキャラクターがいるのかをご紹介します。
目次
スヌーピーのキャラクターには仲間がいっっぱい!
たくさんのファンがいるスヌーピーは、PEANUTSというコミックに出てくる主要キャラクターであることは多くの人は知っているはず。そのPEANUTSとはそもそも何なのか、世界中にファンがいる理由を探ってみました。
スヌーピー(PEANUTS)とは?
コミック「ピーナッツ」は1950年10月2日、アメリカの新聞7紙で連載がスタートしました。7紙も連載をしていたというところからも人気のほどがうかがえますよね。現在でも世界の75ヵ国、21の言語、2200紙で連載されており、世界中で愛されています。作者はチャールズ M.シュルツ氏。シュルツ氏は1997年75歳のお誕生日プレゼントとして取った5週間の休暇以外、亡くなる直前の1999年12月の断筆宣言まで1日も休まず、17,897日分のコミックを描き続けたそう。資料収集からセリフの書き込みに至るまで、すべての作業にアシスタントをつけることなく、たったひとりで行っていたというので驚き!
スヌーピーが愛され続ける理由
ママ・パパにスヌーピーが愛される理由を聞いてみました。犬という身近な動物であることや、大人になっても持ちやすい配色、スヌーピーの哲学的なところに惹かれる人が多いよう。
スヌーピーファンの声
スヌーピーの登場人物&キャラクターの名前一覧
スヌーピーには、たくさんの仲間たちが登場しますが、どの子も個性的。それぞれのキャラクターをご紹介します。
スヌーピー
チャーリー・ブラウンに飼われているスヌーピーは、想像力に富み、自信にあふれたビーグル犬。犬小屋の屋根で思索にふけっている時には、アメリカ文学の大作を書いたり、月に旅したり、隣の猫への復讐をたくらんだりと、可愛い犬のイメージとはちょっと違う知的なキャラクターなのが特徴。
また変装も得意で、群れず、超然とした皆があこがれるようなカッコいいキャラになったり、第一次世界大戦のフライング・エースとして、空中戦を繰り広げることも。一筋縄ではいかない個性に多くの人がファンになるのも納得です。
ウッドストック
チャーリー・ブラウン
ピーナッツの主役であるチャーリー・ブラウンは、全く勝ち目がなくても決してあきらめることのないキャラクター。全試合出場するものの負け続ける、世界最弱小の野球チームのマネージャーでもあります。 また、気になる女の子に話かける勇気をもつことができません。 つらい目にあったとしても妥協しないヒーローなのです。そんなチャーリー・ブラウンには自分を重ね合わせる人も多いはず。
サリー
チャーリー・ブラウンの妹であるサリー。いつもさまざまなことの答えを探しているサリーにとって、世界は分からないことばかり。なぜ学校に行かなきゃいけないのか?なぜ、ライナスは、自分を好きじゃないのか?そしてわからないときには、新しい哲学「Who cares?(関係ないでしょ)」に行きつくのです。現実的なサリーは多くの人の悩みを体現しているようでもありますね。
ルーシー
近所の人や、特に弟のライナスに不機嫌で威張り屋として知れ渡っているルーシー。料金5セントの精神分析スタンドでアドバイスしたり、またライナスから安心毛布を引き離そうとしたり、チャーリー・ブラウンに嫌な思いをさせている姿がよく見られます。そんなルーシーの唯一の弱みは、片思いの相手・ピアニストのシュローダーのことです。いじわるでも、普通の女の子と同じ悩みを抱えていることがよく分かりますね。
ライナス
いつも毛布を握りしめて甘えん坊に見えるライナスは、いつもみんなに優しくて哲学的な言葉をかけます。高圧的な姉のルーシーにもそれは変わりません。人に失望するとき、誰よりも一番苦しんでしまう、繊細で優しいキャラクターです。
ペパーミント パティ
何事にもおそれない生まれついてのリーダーで、運動神経抜群のペパーミント パティ。どんな挑戦でもやりこなす優等生キャラです。ただ勉強は例外で、学校生活にはなじめませんが、決して嫌いではありません。こんな彼女の悩みは、チャックと呼んでいる、友人チャーリー・ブラウンが好きなのに、鈍感な彼は一向に気づかず、まったく望みがないこと。なんでもできるのに、人生はなかなかうまくはいかないことを象徴していますね。
マーシー
ペパーミントパティの親友のマーシーは、ペパーミント パティとは正反対の存在です。優等生ではありますが、野球とホッケーの違いが分からないほど運動音痴。でも、友情には長けていて、彼女がチャールズと呼ぶ、チャーリー・ブラウンや「先輩」と呼ぶペパーミント パティとの絆は深いもの。仲間を大切にする優しい姿には心惹かれますよね。
ピッグペン
自分がたてるホコリの嵐とともにうれしそうに現れるピッグペンは、ありのままの自分に満足している自尊心の高いキャラクター。ホコリがつている外見にかかわらず、彼は自分自身をしっかり認めています。そんな自分になりたいと願う人は多いですよね。
シュローダー
いつもおもちゃのピアノを弾いているシュローダーは、天才的な音楽少年。そんなシュローダーがピアノを離れる時には、チャーリー・ブラウンの野球チームからキャッチャーとして召集されるときのみ。それ以外には、ルーシーからの熱心な口説きを払いのけるのに精一杯のよう(笑)。信念を持ち、好きなことに没頭できる姿には憧れる人も多いですよね。
フランクリン
スヌーピーには兄弟も!キャラクターの名前一覧
たくさんのキャラクターが登場するピーナッツですが、スヌーピーにも仲間がいることをお忘れなく。こちらも負けず劣らずの個性派ぞろいです。
スパイク
スヌーピーのお兄さんであるスパイクは、帽子とヒゲがトレードマーク。孤独を愛し、砂漠で暮らしている彼は、ほとんどの時間を岩に寄りかかって過ごし、サボテンと話をしたり、スヌーピーへ手紙を書いたりしています。 そんなスパイクの自慢は、ハリウッドへ行ったときにミッキーマウスと会ったこと。ピーナッツというマンガの世界にもミッキーマウスが憧れとして登場することにちょっとおかしみを感じますね。
オラフ
スヌーピーのきょうだいの中で、唯一“ふっくら”しているのがオラフ。「みにくい犬コンテスト」で優勝したというあまりありがたくない経歴まで持っていますが、本人は全く太っているとは思ってないよう。兄弟たちの中では、ふさふさな毛が特徴のアンディと仲よしで、2匹でスパイクを探しに行くための冒険にも出かけて行きます。
マーブルス
スヌーピーの兄弟のひとりででありマーブルスは、スヌーピーと性格が合わず、旅に出てしまいなんと消息不明。スヌーピーに会いに来たことがあるものの、やはり趣味が合わず、再び旅に出ることになってしまいます。スニーカーを履いていることをルーシーに突っ込まれた時には、「あの大きいネズミは手袋もしている」と、また別のアニメキャラであるミッキーマウスを引き合いに出しています(笑)。
ベル
スヌーピーの可愛い女兄弟のベルは、パッチリとした丸い目と長いまつげが特徴で、つけているのは、おしゃれなレースのカラー。実は彼女には、やせて背が高いティーンエイジャーの息子(スヌーピーいわく、”ピンクパンサーみたいな”)がいて、二人でカンザスシティに住んでいます。それなりに波乱に満ちた人生を送ってきたと言われているよう・・・。
アンディ
全身ふさふさの毛で覆われたアンディは、顔立ちだけを見ると、兄弟の中で一番スヌーピーに似ています。オラフと一緒に、スパイクを探す旅によく出かけるものの、方向オンチですぐ迷子になるため、旅はいつも大変なことに。旅の途中で見知らぬ女の子に飼い犬として連れ去られてしまい、オラフによって助け出されたこともあります。愛されキャラな雰囲気がプンプンしますね。
スヌーピーの人気キャラクターTOP3
ピーナッツの中でも特に人気のキャラ、トップ3を大ファンのママ・パパのコメントとともにご紹介します。
スヌーピー
メインのキャラクターであり、その犬らしからぬ姿が愛されるポイントのよう。哲学的なおしゃべりで大人になっても変わらず好きという言われるのがよく分かりますよね。
チャーリー・ブラウン
実はピーナッツの主人公なのに、スヌーピーに主役の座を持っていかれがちなチャーリー・ブラウン。彼がいてこそピーナッツの個性的な人間関係が広がっていることをお忘れなく!
ウッドストック
パタパタと飛び回る小さなキャラクターのウッドストックは、言葉は辛辣ながらもいつも笑った表情なのが可愛いところですよね。
PEANUTSは人間関係の縮図のよう
ピーナッツのキャラクターは、たとえサブキャラクターであっても埋もれることのない強い個性がある子ばかり。でも、よく考えると、私たちの周りの人間関係にそっくりなのでは?大人さながらのやり取りも子どもだからこそ可愛く見え、学ぶことがたくさんあるもの。そこがピーナッツの人気が廃れない理由と言えそうです。
文・構成/HugKum編集部