ペンや消しゴム、定規やはさみなど細かいものが多い文房具、ついつい出しっぱなしにしてしまいがち。今回は、片付けてもすぐに散らかってしまう文房具の収納方法のコツを解説。さらに、SNSにアップされているエリア別、アイテム別の文房具収納アイデア、いつもの文房具収納場所が快適になるアイデア、おしゃれな文房具収納のおすすめを紹介します。
文房具の収納方法のコツ
片付けてもすぐに散らかってしまう文房具。子どもが使う文房具だとなおさらです。「とりあえずここに入れておこう」がずっとそのままになっていて、次に使うときになかなか見つからない、なんて経験はありませんか?
スッキリ片付けておきたいけれど、どうすればいいのかわからないという方におすすめの文房具の収納方法のコツをご紹介します。
コツ1:種類ごとにまとめておく
ペン、鉛筆、はさみ、テープ類など、ざっくりと種類別に文房具を分けてまとめるだけでも、使う時に探す場所がわかりやすくなります。分け方は文房具の種類だけでなく、「連絡帳にチェックをするときに使うもの」「荷物を梱包するときに使うもの」など、用途別に分けても良いでしょう。自分が使いやすい分け方をいろいろと試してみてください。
コツ2:使う場所の近くに収納
文房具をしまう場所と実際に使う場所が離れていると、片付けが面倒になり、決まった場所に戻すことが難しくなってしまいます。例えば、子どもがリビングで工作をするときに使うものはリビングに収納するなど、作業が終わったらすぐに片づけられる場所に収納すると、片付けの習慣も身につきやすくなります。
コツ3:ラベルを貼ってひと目で中身が分かるように
文房具を収納ケースや引き出しにしまう場合、何が入っているのかがひと目でわかるようにしておくと使うときも、片付けるときも便利です。ラベルを貼ったり、子どもがまだ小さい場合はイラストや目印を付けて、それぞれの文房具の収納場所を家族みんなが把握できるようにしておきましょう。「あれはどこにあるの?」という質問が少なくなるはずです。
エリア別・文房具収納アイデア
子どもの成長とともに増えていく文房具の収納場所に悩まれている方も多いと思います。ここではお家の中のエリア別に、おしゃれで実用的な文房具収納のアイデアを紹介していきます。
スタッキングシェルフにまとめる
リビングに無印良品の「スタッキングシェルフ」を置き、お絵描きグッズやワークブック、おもちゃなど、お子さんが使うものをまとめて収納しています。色鉛筆や鉛筆削り、コピー用紙などはスタッキングシェルフの上に置いてあるので、お子さんが使うときにもサッと取り出せます。
○壁面のデッドスペースを有効活用
和室の壁に有孔ボードを設置して、棚やフックを取り付け、文房具類を収納されています。有孔ボードをディスプレイのように使い、おしゃれな文房具の「見せる」収納も意識されています。娘さん用にお絵描きできる黒板もあります。自分で棚の位置などを決められるので、アイデアとセンスが光る収納スペースが作れそうです。
学習机の共有部分にストック
子ども部屋にあるご姉弟の机の真ん中に無印良品の引き出しを置き、文房具を収納されています。引き出しにラベルが貼ってあるのは、お子さんがごちゃごちゃに入れてしまうことを防ぐため。机の下にはキャスターを付けたケースに、使用頻度の低い教科書などを収納しているそうです。
アイテム別・文房具収納アイデア
文房具といえば引き出しに入れるもの、という考え方が強いですが、カラーボックスや収納ボックスなど、さまざまなアイテムを使って収納している方もたくさんおられます。ここでは細々としたものが多い文房具を、スッキリと収納するためのアイデアをアイテム別に紹介していきます。
収納ボックスや仕切りケースを活用
ニトリの「Nインボックス」シリーズの引き出しをキッチンの収納スペースに置き、文房具類を収納しているそうです。引き出しの中にはセリアの仕切りボックスを入れて、さらに使いやすい工夫をされています。色をホワイトで統一したのは、扉付きの収納は暗くなりがちなので、中身が見やすいようにするためとのことです。
収納ボックスの色を統一
カラーボックス2つに収納ボックスを置いて文房具類をすべて収納されているとのこと。収納ボックスの色は黒で統一されているので見た目もシックで、おしゃれに。ラベルを貼って文房具を種類ごとに収納することで、何がどこに入っているか家族にもわかりやすくなっています。
キャビネットで見えない場所もスッキリ
リビングのキャビネットの下段に「こまごましたもの」を収納されているそうです。画鋲やクリップなどの「こまごまとしたもの」や、子どもが使うクレヨンや色鉛筆などのお絵描きセットをセリアの「SIKIRIシリーズ」に入れて収納されています。キャビネットの中は、扉を閉めてしまえば見えなくなるので、ごちゃごちゃしてしまいそうですが、収納場所が決まっていて、スッキリと整理されているので、使いたいものもすぐに見つけることができます。
いつもの文房具収納場所が快適になるアイデア
よく使う文房具は、気がつくとテーブルやメモ帳の上に置きっぱなしになりがち。使うときにサッと見つけられて、定位置に戻しやすい収納にすれば、文房具を探すストレスもなくなります。ここではいつもの文房具収納が快適になるアイデアを紹介していきます。
小物収納ボックスを使って卓上もスッキリ
小物収納ボックスを卓上に置いて文房具収納に使っています。ペンなどを立てて収納できるので、サッと取り出して、サッと片付けることができ、机の上もスッキリします。
まとめて持ち運び可能に
お子さんがリビング学習で使う文房具類を無印良品の「ポリプロピレン収納キャリーボックス」にまとめて収納。持ち手がついているので、好きな場所に移動させることができます。これ1つで宿題も、塗り絵も、お絵描きも、ちょっとした工作もできて、お片付けもしやすいそうです。
おしゃれな文房具収納のおすすめ
文房具がスッキリと片付くだけでなく、インテリアとしての見た目もおしゃれなら文句なしですよね。ここでは上記で紹介したアイデアで使われているアイテムを詳しく取り上げていきます。
ニトリ「レターケース」
ニトリの「レターケース」は横型なので机の上に置いても使いやすく、9個の引き出しがあり、文房具を種類別に収納するときにぴったりです。引き出しは透明なので中に入っているものがひと目でわかります。さらに重ねてもたわみにくいポリスチレン製なので、収納を増やしたい場合にはもう1つ「レターケース」を上に重ねることもできます。
ニトリ「収納ケース Nインボックス(W) クォーター」
ニトリの収納グッズの中でも人気が高いNインボックスシリーズは、文房具の収納にも大活躍です。4種類のサイズ展開がある収納ケースのほかに、引き出しタイプもあり、置きたい場所や入れたいものに合うサイズがきっと見つかるはずです。収納ケースはサイズが違っても重ねることができるので、組み合わせのパターンも広がります。角型なので隙間なく収納でき、別売りのフタを付けて使用することもできます。
山田化学「SIKIRIシリーズ」
セリアで購入できる「SIKIRIシリーズ」は、透明の小物用収納ケースです。収納スペースのマスの数が選べるので、マスが3個のものは鉛筆やペン類、マスが10個など細かく仕切られているものはクリップや画鋲というように、中に入れる文房具の種類で使い分けることができます。フタつきでほこりもつきません。重ねて置くことも、立てて収納することもできるので、置き場所に応じて自在に使えます。
amabro (アマブロ)「有孔ボード ペグシリーズ ペグウォールMサイズ」
有孔ボードは、壁面を有効活用できる収納アイテムです。取り出しやすく、おしゃれな文房具の「見せる」収納にもぴったりです。自分で棚やフックなどを取り付ける位置がカスタマイズできるので、使い勝手に合わせたオリジナルの収納スペースを作ることができます。
シンプルでどんなお部屋にもマッチする無印良品
文房具の収納に使っている方も多い無印良品の商品の魅力は、なんといってもデザインと機能性ではないでしょうか。シンプルで無駄がなく、どんなお部屋にも合う無印良品の収納にはファンが多いことも納得です。以下の記事では無印良品の収納を使った文房具収納のアイディアを詳しくご紹介しています。文房具収納を検討する際にはぜひ参考にしてみてください。
家族みんなで文房具の収納を
散らかりやすい文房具は、気がつくとママやパパが片付け係になっているなど、家族の誰かの負担になりがちです。この機会に、小さい子どもにもわかるようにラベリングするなどの工夫をして、家族みんなで収納場所やルールを見直し、使ったあとは、元の場所に戻すことを習慣にしてみてはいかがでしょう。
文・構成/HugKum編集部