とん汁に合うおかずといえば?
具材たっぷりのとん汁には、汁物でありながらメイン料理のような食べ応えがありますよね。ボリューミーで栄養も十分に摂れるからこそ、どんなおかずと合わせて食卓に並べればいいのか…ちょっぴり悩ましいときもありませんか?
そこで今回は、「とん汁に合うおかず」をリサーチ! HugKum読者のママパパたちからアンケートに寄せられた「とん汁といっしょに食卓に出したいおかず」をお伝えしていきます。
焼き魚
まずご紹介するのは、「焼き魚」。お肉とたっぷりの野菜が摂れるとん汁に魚を合わせれば、最強の献立に! 栄養満点で、ボリュームとしても満足度が高い組み合わせです。
とんかつ
豚肉の旨みが溶け出すとん汁には、やっぱり豚肉の料理が合います。中でも、ママパパのおすすめは「とんかつ」。ジューシーなとんかつに、熱々のとん汁が付け合わせで出てきたらついついテンションが上がってしまいそうですね!
生姜焼き
豚肉を使った料理といえば、生姜焼きもおすすめ。がっつりとした生姜焼きに、とん汁のやさしい味わいがちょうどいい箸休めになります。ひとつの献立内で、豚肉のちがった風味をそれぞれ味わうことができますね。
からあげ
外はカリっ!中はじゅわ〜な唐揚げ。とん汁とは一見意外な組み合わせですが、どちらもお肉の豊かな風味が感じられる一品です。二品を組み合わせて、鶏肉、豚肉、それぞれの風味を贅沢に味わってみては?
さばの味噌煮
先述したとおり、とん汁の付け合わせには魚料理がぴったり。焼き魚ももちろん良いですが、とん汁と同様に味噌を使った「さばの味噌煮」も相性抜群ですよ。二品のまろやかな風味にほっと安心しそうです。
アジフライ
野菜たっぷりヘルシーなとん汁だからこそ、油ものを付け合わせたい、との声も。魚料理の中からフライものを選ぶとしたら、やっぱりアジフライが人気のようです。
コロッケ
コロッケ×とん汁の組み合わせも人気がありました。濃厚なソースの味わいととん汁のまろやかな風味の相性は◎! がっつりと食べたいときにおすすめ!
お刺身
さっぱりとした献立にしたいときは、お刺身を合わせるのも良いですね。とん汁にボリュームがあるので、ほんの少しお刺身を付け合わせるだけで食卓が華やかになります。
卵料理
「あと一品…」と困ったときの最終手段・卵料理。そんな卵料理は、とん汁の付け合わせとしても人気があります。卵焼きやだし巻き玉子などバリエーションが豊富な点も魅力。タンパク質も補給できるので、とん汁と合わせればヘルシーでおいしい献立が完成します!
「だし巻き玉子」(40代・大阪府・子ども1人)
漬物やおひたし
「とん汁自身がおかずなので、付け合わせは軽めで」との声も目立ちました。漬物やおひたしを付け合わせて食卓を華やかに飾りつつ、主役・とん汁を引き立たせましょう。
納豆
「とん汁がメイン」派の中には、納豆をおすすめするママパパも。野菜たっぷりのとん汁に、たんぱく質が豊富な納豆を合わせれば、ヘルシーかつ栄養満点な食事が摂れますね。
とん汁のおすすめレシピ
たくさんの食材が入ったとん汁は、一品で多くの栄養素を摂ることができるので、忙しいときほどおすすめです。ここでは過去のHugKum記事で好評だった、料理家・和田明日香さんのとん汁のレシピをご紹介します。
忙しい日におすすめ 日曜日の豚汁
◆材料
水…1400㎖
だし昆布…8㎝×10㎝ぐらい
鰹節…30ℊ
米油…大さじ1
長ねぎ…1/2本(60ℊ)
豚切り落とし肉…250ℊ
大根…6㎝(150ℊ)
にんじん…1/2本(90ℊ)
ごぼう…1/2本(80ℊ)
里芋…4個(200ℊ)
しめじ…60ℊ
こんにゃく…100ℊ
油揚げ…1枚
味噌…大さじ5~6
◆下ごしらえ
◎鍋に水と昆布を入れて浸しておく。
◎長ねぎは3㎝のぶつ切り。大根は厚さ1㎝のいちょう切り、にんじんは大根よりもちょっと薄めの半月切り。ごぼうは縦半分に切ってから4㎝の長さに切る。サトイモは皮を剥いて1㎝の輪切り。油揚げは1㎝幅に。しめじは石づきを落として小房に分ける。こんにゃくは手でちぎる。煮えればどんな切り方でもOK。
◆作り方
①水&昆布の鍋を火にかけ、沸いたら鰹節を入れて2~3分煮立たせる。火を止めてそのまま置いておく。正直、正しいだしの取り方ではないけど、おうちで作る豚汁に繊細なだしは不要。これで十分美味しくなります。
②別の鍋に米油を熱し、長ねぎを炒める。香ばしいにおいがしてきたら豚肉を加えて、色が変わったら他の具も加える。野菜がしっとりして少しかさが減るまで炒める。
③②の鍋の具の上にザルを置いて、①のだしをザブンと注ぎ入れる。ザルを引き上げ、菜ばしでかつおぶしをぎゅぎゅっとつぶしてだしを搾り出す。沸いたらアクを取り、少しずらして蓋をする。ずらしておかないと噴きこぼれる可能性大。
④野菜がやわらかくなるまで煮込んだら、味噌を溶かし入れる。使う味噌によって濃さが違うので、味見をしながらベストな量を見極めてくださいね。
▼下記記事『10年かかってじみごはん。』より引用。
メインにも箸休めにもなるとん汁。おかずを変えて、組み合わせを楽しんで!
「食べる味噌汁」との異名を持つとん汁は、合わせるおかずによって、栄養満点なメイン料理になったり、ちょうど良い箸休めになったり…さまざまな表情を見せてくれます。とん汁をたくさん作った日は、あらゆるおかずとともに組み合わせを楽しんでみましょう!
構成・文/羽吹理美
* * *
次ページからは、アンケートでも出た「とん汁に合うおかず」を中心に、HugKum編集部がおすすめレシピをセレクトしました。まずは「肉のおかず」からご紹介!