QuizKnockメンバーが伊沢拓司の母校、暁星小学校で授業!「答えのない道徳の問題」について考える

子どもたちの自由な発想や思考力を育むことをサポートするマクドナルドのプロジェクト「みんなで!どう解く?」の特設サイトで、小学校の授業で使用できるオリジナル教材の公開を開始!そして今回は、伊沢拓司さんが母校である暁星小学校に訪問し、オリジナル教材を使った授業にQuizKnockメンバーと一緒に参加しました。気になる授業の内容や当日の様子を紹介していきます。

マクドナルドの「答えのない道徳の問題 みんなで!どう解く?」プロジェクト


マクドナルドは、ポプラ社が発行する「答えのない道徳の問題 どう解く?」と協力して、子どもたちと一緒に答えのない問題に向き合うことで自由な発想や思考力を育み、そして「生きる力」を伸ばすサポートを行う「みんなで!どう解く?」プロジェクトを2021 年 1 月からスタート。
伊沢拓司さん率いるQuizKnockメンバーとともに、全国の子どもたちと、答えのない問題と解答を考えるオンラインワークショップや特設サイトで「答えのない道徳の問題」に対する解答を募集するなど、さまざまな活動を行っています。

「みんなで!どう解く?」オリジナル教材が登場

「みんなで!どう解く?」では、小学校の授業で使用できるオリジナル教材の提供を開始しました。文部科学省が定めた方針に沿って、教育関係者と連携して制作した授業進行台本などの先生向け授業運営ツールや、子供たちの思考や対話をサポートする児童生徒向けワークツールが用意されていて、初めて「みんなで!どう解く?」に触れる先生や子供たちでも、実践しやすい内容になっています。

マクドナルドの教育プロジェクト「みんなで!どう解く?」が授業で使えるオリジナル教材を無償で公開!
「子どもたちの自由な発想力を伸ばしたい」先生たちの思いをマクドナルドがサポート! マクドナルドでは、2021年1月から、クイズ王・伊沢拓司...

QuizKnockメンバーも参加!「みんなで!どう解く?」オリジナル教材を使用した授業の内容とは!?

「みんなで!どう解く?」のアンバサダーを務めるQuizKnockメンバーが、伊沢拓司さんの母校の小学校を訪問し、オリジナル教材を使用して児童と一緒に「答えのない道徳の問題」について考える授業が行われました。

テーマに沿ってチームで問いを考える


今回みんなで考える問いのテーマは「友だち」について。友だち といってもいろんな問いが考えられると思うので、まずは、グループに分かれて「友だち」に関連するテーマを決めて問いをつくってもらいます。
「大事なことは、仲間を知ろうという部分。感染症予防のためにでさまざまな行事がなくなってしまったので、お互いのことを知りたい、知ってほしいという気持ちを持って取り組んでください」と、クラスの仲間を知る機会にもして欲しいという先生の言葉で問いつくりを開始!


グループの中にQuizKnockメンバーがひとり参加し、ファシリテーターのようなかたちで、授業を進めていきます。子どもたちが中心となって話し合いをしていく中で、問いつくりのヒントを導いてくれます。「みんなの意見に対して、質問や反論をどんどんしていこう。考えを広げて深めることで、新しい意見や問いがうまれるよ」と伊沢さん。


今回の授業では、生徒が全員1人1台のタブレット端末を使用します。自分がテーマを選んだ理由や言葉から思いついたことを緑の付箋に書き込んでいきます。そのあとに、グループで対面になり付箋に書いた考えをもとに、みんなで問いつくりをしていきます。


さまざまな意見が出る中で、たくさん答えがありそうな「答えのない問い」を考えていきます。うまく問いが作れないときは、教材の中にある「問いづくりヒントカード」を使って考えてもOK。QuizKnockメンバーが入っていないグループも「ワークの進め方」が記載されているプリントが用意されているから安心。話し合いをしているとあっという間に時間が過ぎる!グループで問いをまとめて1限目が終了。

【問い】
・僕たちはどうして友達が必要なんだろう?
・友情と愛情の違いはなんだろう?
・喧嘩と言い合いの違いはなんだろう?
・ふつうの喧嘩とやってはいけない喧嘩の違いとはなんだろう?

1時限目で、さまざまな問いをつくることができました!

「答えのない問い」に対しての答えを考える


各グループが考えた「答えのない問い」をクラスで発表してから、その問いについて考えていきます。「答えをひとつ決めるのではなく、自分の中での答えが深まる機会になればいいのかなと思います」という先生の言葉から、それぞれ自分なりの答えをまずはグループの中で発表。


最初に出た自分の答えをみんなに話してから、また話し合った後に自分の答えがどのようにかわるのか。みんなの意見を聞いて考えを深めていきます。友だちの答えに対して、これをもっと聞いてみたい、違うと思うなど意見を言い合うことも大切なこと。


答えが出せなくても、どうして出せないのかということを考える。2時限目の最後には、それぞれの答えをまとめます。

【答えがない問いに対する考えの発表】

「どうして友達が必要なんだろう?という問いに対して、最初はいないとつまらない、楽しい事がなくなるというようなことを考えてたけれど、最後は自分の悩みを話せる人が必要など、べつの答えが出てきて考えが深まりました」。

グループの話し合いに参加したQuizKnockメンバーの山本さんは、「そもそも友達ってなんだろう、友達っていう定義とは?どうしたら友達って呼べるんだろうなど深いところまで話ができました」と、さまざまな視点から問いについて考えを広げ、子どもたちが友だちについて深く考えるきっかけにもなりました。

「みんなで!どう解く?」オリジナル教材を使用した授業を受けた感想

【先生の感想】
「子どもたちが、お互い本気になってお互いを知りたい、知ってもらいたいということが6年生になると年齢的にもなかなか出しづらい部分もあるので、よい機会になりました。普段の授業と異なり、高い自由度の中で話し合いができるのもよかったですね。子どもたちが主体的に話を進められ、考えを広げ深めて行くために取り組めました。それが、他の授業にも活かせるのではないかと思います」。
【生徒の感想】
「普段考えようともしたことがない問いを考えることができてとても貴重な時間でした」。
答えがないので解き方が無限にあるし、答えによって個人の性格も出てユニークな答えもあって授業が楽しかった」。
「普段の授業では答えがあってそれに向かって筋道をたてていくけれど、今日の授業のように自分たちが興味を持ったことに対していろいろな視野から考えるのはすごく面白いことだなと思った」。

授業の中で、子どもたちがクラスや友情に関して思っていることを先生が聞いて感動するという場面も。授業が終わったあとは、みんながクラスに対する想いも深まったようでした。

子どもたちが主体となって考えを深める授業


母校での授業に参加した伊沢さんは、「オンラインのときは話が整理しやすかったり、地理的に離れている人と話すことができるという点では、答えのない問いに答える要素としてはいろいろな人と話せるというのはあったんですけど、対面の授業ではどんどん熱が上がっていく。お互いに関係性があるから、ちょっと踏み込むことができたりしてそういう意味では、子どもたちのオリジナリティの意見がでて面白い議論になりました」と、オンラインとはまた違う対面での授業の楽しさを教えてくれました。

正解がないからこそ、自ら考え、間違いを恐れずにお互いの意見を交わしあい、多様性を理解しながら物事の本質について考えるという学び。はじめは緊張していた子どもたちが、楽しそうに授業を受けている姿がとても印象的でした。

「みんなで!どう解く?」プロジェクトの特設サイトをチェック!

「みんなで!どう解く?」プロジェクトの特設サイトでは、毎月QuizKnockメンバーとスペシャル解答者が挑戦中!オリジナル教材についてや「みんなで!どう解く?放送局」の動画なども見れるので、気になった人はぜひチェックしてみてくださいね。

答えのない道徳の問題 みんなで!どう解く? 特設サイトは>こちら 

文/やまさきけいこ

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