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爽やかなジェルキャンドルを手作りしよう
透明ゼリーのようなジェルキャンドルは、いくつかの材料さえあれば、おうちでも簡単に作ることができます。デコレーションをお子さんに任せて、親子でハンドメイドをするのも楽しそう!
ジェルキャンドルとは?
ジェルキャンドルとは、その名の通り、ジェルワックスを主な原材料とした、透明もしくは半透明のジェル状のキャンドルです。透明でぷるんとした見た目がゼリーにも似ていることから、「ゼリーキャンドル」「キャンドルゼリー」と呼ばれることも!
透き通ったゼリーの中にはドライフラワーやオブジェが入っていたり、グラデーションの色付けがされていたりと、作り手によって、アレンジの仕方もさまざまです。
冷えても通常のキャンドルのようには固まらず、ゼリーのような質感ですが、固形化はされているので容器から出して使うこともできます。
今回は、そんなジェルキャンドルの作り方から、SNSで見つけたハンドメイド実例、あると便利な手作りキットまでをご紹介していきます。
ワックスを使ったジェルキャンドルの作り方
そんなジェルキャンドルの作り方をさっそく見ていきましょう。まずは一般的な、ジェルワックスを使用した作り方をご紹介。
用意するもの
材料
・ジェルワックス
・瓶など、ジェルキャンドル用の容器(※耐熱)
・キャンドル芯(キャンドルウィック)
・デコレーションの材料
・必要あれば、顔料
道具
・割り箸
・鍋
・温度計(鍋内のお湯の温度を計る用)
【手順①】デコレーションを配置しておく
まずは、あらかじめ容器の中にデコレーション用の材料を入れておきます。貝殻や、カラーサンド、ガラス細工など、熱に強く、燃えにくい素材によるオブジェがおすすめです。
【手順②】キャンドル芯も配置
キャンドル芯を容器の中心に配置します。この際、割ってない状態の割り箸でキャンドル芯を挟んでおくと、容器の上に固定することができます。
【手順③】ジェルワックスを溶かす
鍋にジェルワックスを投入し、溶かしていきましょう。200mlの容器に対しジェルワックス100~150gが目安です。溶かす際は、熱くなりすぎたり冷めてしまったりしないように、温度計を確認しながら90℃くらいを保ちます。
色をつける場合は、ワックスが完全に溶けたタイミングで顔料を静かに混ぜ入れましょう。
※火傷にはくれぐれもご注意を。
【手順④】ワックスを容器に移す
溶かしたジェルワックスをゆっくりと容器に移します。冷めて固まったら完成です!
ありがちな失敗例と注意点
ジェルワックスを勢いよく混ぜると、空気が含まれて気泡が目立ってしまいます。気泡が気になる方は、極力混ぜないようにするか、静かにやさしく混ぜるようにしましょう。
100均の材料で作れるジェルキャンドルの作り方
ジェルキャンドルの材料は、実は100円ショップでも揃えることができます。ダイソーをはじめとした100円ショップで取り扱われる、チューブ入りのジェルワックスを使ったジェルキャンドル作りの方法をお伝えします。
用意するもの
基本的な材料は、前章の作り方での用意物と同じです。以下の材料はどれも100均で入手可能◎。
材料
・チューブ入りのジェルワックス
・瓶など、ジェルキャンドル用の容器(※耐熱)
・キャンドル芯(キャンドルウィック)
・デコレーションの材料
※ジェルワックス自体に色がついているものが多いので、基本的に顔料は必要ありません。
道具
・割り箸
・鍋
【手順①】デコレーションを配置しておく
基本の作り方と同様、まずは、容器の中にデコレーション用の材料を配置しておきましょう。
【手順②】キャンドル芯を配置
割ってない割り箸を使って、キャンドル芯を容器の中心に配置、固定します。
【手順③】ジェルワックスを湯煎する
チューブ入りのジェルワックスをステンレスのカップ等に絞り出し、湯せんして溶かしていきましょう。溶けてくると透明な液体に変わります。
【手順④】容器に移す
完全に溶けたら、ゆっくりと容器に移します。冷めて完全に固まったらもう完成です!
引火しやすいアイテムを使う場合は?
100均で装飾用の小物を物色していると、ビニールやプラスチック製のものなど、火に弱いアイテムを入れたくなることもあるのではないでしょうか。
以上のような引火しやすいアイテムを使う場合は、ガラス容器を2重にして、内側の容器にキャンドルを、外側の容器に装飾を入れるようにすると、より安全です。
SNSで発見!ジェルキャンドルのアレンジアイディア集
ここからは、SNSで見つけたジェルキャンドルのアレンジアイディアをご紹介! これからジェルキャンドルを作る方は、参考にしてみては♪
デコレーションで個性を表現♪
お母さまと親子でキャンドルを作るcandle_lameseさんの作品。お母さまは中に多肉植物を、candle_lameseさんはフェイクスイーツをイン。おなじジェルキャンドルでも、デコレーションによってまったく毛色の異なったものが出来上がるのだと実感させられます。
ジェルの色合いで深い海を表現
shirokuro_92さんは、デコレーションはシンプルに、ジェルの色合いで深い海のような表情を表現。ディープブルーを基本色に、トップにあしらわれた赤がアクセントとなって目を引きますね。
シーグラスや貝殻を添えて、海を感じるキャンドルに
お子さんと一緒にジェルキャンドル作りをしたというのは、海がお好きなファミリーの20124044hさん。今回のキャンドルには、ご家庭にあったシーグラスや貝殻があしらわれています。海の爽やかさと楽しさが、ぎゅっと詰まった作品です。
初心者におすすめ!ジェルキャンドルキット3選
ワックスだけでなく、カップや顔料など、細々した準備品を揃えるのが面倒……という方には、全部が入ったキットがおすすめ。初心者の方におすすめなジェルキャンドルキットを3選集めてみました!
手作りゼリー キャンドルキット
こちらのキットは、ジェルワックスはもちろん、カップや顔料、キャンドル芯が入ったキット。
材料は2個分入っているので、親子やきょうだいで、いっしょにひとつずつ作ることができます。顔料は4色入り! 単品で使用しても、混ぜて好みの色を作ってもOKです!
ジェルキャンドルキット 全7色から選べる 手作り ハンドメイド ワックス ゼリー ロウソク
こちらは、ジェルワックスに加えて、カラーサンド5色+2種(ランダム)、ガラス瓶2種、キャンドル芯、デコパーツ類、貝殻が付属するジェルキャンドルセット。
付属パーツが多いので、このキットひとつでたくさんの組み合わせを楽しむことができそうです。どのようなデコパーツや貝殻が入ってくるかは、届いてからのお楽しみ!
自分で作る!キャンドル6点セット
こちらもまた、ワックスジェルに、グラス、芯、カラーサンドとビー玉、貝殻が付属するキャンドル6点セットです。
カラーサンドは、パステルオレンジ、ホワイト、ブルー、コバルトと、海を感じる4色。爽やかな風合いのジェルキャンドルを作りたい方におすすめです。
親子でハンドメイドすれば、思い出のインテリアに♪
今回は、ジェルキャンドルの基本的な作り方や、ハンドメイドの実例、おすすめキットを中心にお伝えしてきました。
想像以上に簡単で、「これなら作れそう!」と感じた方も多いのではないでしょうか。
インテリアとしても可愛らしいジェルキャンドルは、親子でハンドメイドすれば、思い出の品としても残ります。火傷や火元には十分に気をつけながら、ぜひお子さんといっしょに手作りしてみてくださいね。
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文・構成/羽吹理美