自由研究をノートにまとめるには?
「自由研究をまとめるにはどうしたらいいの?」「まとめ方がわからない」という人のために、これからまとめ方や、まとめるコツを紹介していきます。
ノートを使って自由研究をまとめると綴じたりする必要がなく、便利です。ただし、向いているテーマやノート以外の方法でまとめた方が見やすくなるテーマがあるので注意しましょう。
ノートに向いている自由研究テーマ
ノートにまとめるのが向いている自由研究は、紙の枚数がたくさん必要なものや、項目が多いもの。
具体的には、実験や観察、調べ物学習などがあります。なかでも、植物の観察日記は、1日1ページという具合にノートを使うとうまくまとまります。
ノートの種類と選び方
ノートの種類によって見やすさや、まとめやすさが異なります。たとえば、絵をたくさん描くなら白地の無地のノートを、図が多めなら、罫線があるノートがおすすめです。
ノート以外の自由研究をまとめる方法
ノート以外にも、スケッチブックやアルバム、模造紙などを使って自由研究をまとめる方法があります。それぞれのまとめ方のコツを見ていきましょう。
スケッチブック
スケッチブックは、クレヨンや色鉛筆で絵が描きやすいので、色つきの絵をたくさん描くような自由研究におすすめです。見開きで使うとダイナミックな絵を表現できますよ。
アルバム
アルバムは、写真を撮影して記録するタイプの自由研究にぴったり。とくに、オリジナルの昆虫図鑑をつくったり、植物の成長を記録したり、案内マーク探しなど、同じ形の写真をずらりと並べるような自由研究におすすめです。アルバムを使ってまとめるときには、写真だけでなくコメントを添えて、同じ形式でたくさん並べるとわかりやすい構成になります。
模造紙
模造紙でまとめるのは、自由研究の定番といえます。模造紙でまとめるとよい自由研究は、実験、調べ学習などです。
とくに地図を使った調べ学習や、体のしくみといった自由研究なら、模造紙の中央に地図や体全体をどーんと描いて、そこから引き出し線を出し、引き出した部分のコメントを書くと、見る人をひきつける自由研究になるでしょう。
模造紙のなかには、薄い線が入ったものもあるので、そういったものを選べば文字が真っ直ぐ書けますよ。
画用紙
画用紙がおすすめの自由研究は、図鑑や調べ学習です。画用紙は絵を描くのに最適で、紙に厚さがあるので写真や色紙を貼るときにも台紙代わりになります。
画用紙でまとめるときのコツは、文字、イラストなどをそれぞれ別の紙に書いて用意し、その紙をどこに貼るか画用紙の上に置いていってバランスを見ることです。
もし、貼る紙を大きくしたり、小さくしたりしたい場合は、コピー機を使うとよいでしょう。このようにして位置を決めると、バランスよくまとめることができます。
紙・レポート用紙
紙やレポート用紙で自由研究をまとめるのにおすすめなのは、実験、観察、調べ学習です。メリットは、1枚だけでも、たくさんの枚数でも、内容によって自由に調整できること。また、失敗しても簡単に書き直せることでしょう。
紙やレポート用紙を使ってまとめる場合には、テンプレートなどを使うのがコツです。1枚に同じ形式で書くと、まとめやすく、見やすくなります。
本・巻物・紙芝居
本や巻物、紙芝居といった自由研究のまとめ方もあります。
本
本にまとめる方法は、実験や観察、図鑑、調べ学習に向いています。また、紙やレポート用紙に書いたものがたくさん枚数がある場合は本にするとよいでしょう。ばらばらにならず、見る人もみやすくなります。
自由研究を本にする場合は、自由研究をまとめた紙を束ねて、紙の端にのりをつけます。そのあと、ホチキスで止め、この部分を製本テープやマスキングテープでとめて完成です。表紙や裏表紙を厚紙で作ると、より本らしくなります。
紙芝居
紙芝居は、観察や調べ学習の自由研究をまとめるのにおすすめです。画用紙に絵を描き、裏にコメントを書きます。絵を描くときには、一場面を画用紙いっぱいに描くようにしましょう。紙芝居でまとめると、発表しやすいのがメリットです。
巻き物
巻き物はおもしろいまとめ方です。歴史の調べ学習や、家系図調べなどが向いています。巻き物にする場合には、ラップの芯を適度な長さに切って、長い紙を巻き付けます。巻き終わりに、タイトルを書いた紙を貼り付けると、見た目がかっこよくなりますよ。
新聞
調べ学習や体験レポート、大発見をした自由研究には、新聞でまとめるのがおすすめです。
新聞にまとめる場合には、画用紙やB4サイズの紙などを縦に使います。「○ ○新聞」とタイトルを入れたり、「大ニュース!」「特報!」などをつけた見出しを書いたり、内容に関連する4コママンガを描くと、より新聞らしくなりますよ。
パソコン
パソコンソフトのパワーポイントを使って自由研究をまとめる方法もあります。グラフや図をたくさんまとめる必要があるような、実験系の自由研究におすすめです。
パソコンでまとめると、文字や写真の大きさ、レイアウトの調整がしやすいのがメリット。手書きのイラストや図を入れると、よりオリジナリティが出やすくなります。
【実験・観察編】ノートにまとめるコツ
実験や観察ってどうやってまとめればいいのか、まとめるときのコツを解説していきます。
タイトル
タイトルは、その自由研究を表すもっとも重要なものです。そのため、研究内容がわかるようなタイトルをつけましょう。また、「大発見!○○は○○だった!」「○○のなぜ?」「○○のひみつ」など、人の興味を引くようなタイトルにするのもポイントです。
研究のきっかけ
なぜこの研究をしようと思ったのか、研究のきっかけを書きましょう。このとき、研究テーマのどの部分に興味をもったのかを書くようにします。
調べたいこと/予想
この研究で、なにを調べたいのかを書いておきます。そして、どのような結果になるか予想しましょう。自分の予想を実験や観察で合っているのか確認します。
方法・道具
どのような方法で実験・観察するか。その研究方法にはどのような道具が必要なのかを書きます。絵や写真などを使うと、見る人にわかりやすくなりますよ。
結果
実験や観察をした結果、どうなったかを書きます。このとき、自分の気持ちなどは書かず、実際に起きたことを書いてください。数値で示せる結果は、表やグラフを使うとよいでしょう。
わかったこと
結果から、この研究をしてわかったこと、新たな疑問などを書きましょう。
感想
実験・観察をして思ったこと、予想と結果の比較を書きます。感想の部分は自由研究のまとめの部分となるので、短い言葉でまとめるのがおすすめです。
参考にしたもの
最後に、この自由研究で参考にしたものを書いておきます。本なら、本のタイトルと著者名、WEBサイトなら、サイトの名前とURLを書きましょう。
また、研究に協力してくれた人がいるようなら、その人の名前と、感謝の言葉を書いておくといいですね。
日付・名前
タイトルの近くに、自由研究をまとめた日付と自分の名前を書きます。
ステップアップ
よりよい自由研究のまとめにするには、次のようなことも書くとよいでしょう。
注意点
自分の自由研究を見て、やってみたいと思った人向けに、注意することを書いておくと親切です。注意点は、自分が同じような研究をするときにも役立ちます。
今後の課題
研究結果をとおして、次にやってみたいこと、発展して研究したいことを書きます。
【調べ物編】ノートにまとめるコツ
調べ物の自由研究のまとめ方のコツを紹介します。
タイトル
自由研究の内容がわかるようなタイトルをつけます。このとき、人が興味をもつような言葉をプラスするとさらによいタイトルになりますよ。
研究のきっかけ
研究のきっかけを書きましょう。きっかけはどんなことでもOKです。さらに、なぜ興味をもったのか、なぜ調べようと思ったのかも書いておきます。
調べたいこと
具体的に調べたいことを書きます。たとえばテーマが「山」なら、世界の山の高さを調べるのか、日本百名山について調べるのか、山の地形について調べるのかなど、山のなにについて調べるのかを絞り込みます。
調査方法と道具
どのように調べるのか、その調査方法を書きます。たとえば、街を歩いて調べる、本やインターネットを活用する、取材に行くなどです。また、調べるのに必要な道具も書いておきます。
調査結果
調べた結果、どうだったかを書きましょう。結果を書くときは、事実のみを書きます。箇条書きにしたり、インタビューやQ&A形式にすると、わかりやすいです。
わかったこと
調べた結果、わかったことを短い言葉で書きます。
感想
この研究をしてどう思ったか、どんなことがおもしろかったか、意外だったことなどの感想を書きましょう。
参考にしたもの
最後に、この自由研究で参考にしたものを書いておきます。本なら、本のタイトルと著者名、WEBサイトなら、サイトの名前とURLを書きましょう。
また、研究に協力してくれた人がいるようなら、その人の名前と、感謝の言葉を書いておくといいですね。
日付・名前
タイトルの近くに、自由研究をまとめた日付と自分の名前を書きます。
ステップアップ
次のようなことも書いておくと、研究内容が充実します。
補足情報
調べたり取材したりしているときに知った情報や、みんなに知らせたいことがあれば書いておくとよいでしょう。
今後の課題
この研究をとおして、次にどのような研究をしたいか、興味がわいてきたことなどを書いておきます。
自由研究は見る人にわかりやすくまとめて
自由研究は、見る人にわかりやすくまとめるのがポイントです。紹介したまとめ方やコツをチェックして、しっかり自由研究をまとめましょう。
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文・構成/HugKum編集部