負担にならない記入項目が◎
このノートはセミB6サイズで60ページ。見開きで1冊分、ノート全体で30冊の本の記録を残すことができます。
【左ページ】
・◯冊目
・本を読んだ日
・本のタイトル
・作者と絵を描いた方の名前
・お気に入りメーター
・読んだあとの気持ち
・心に残ったところ/すきなセリフ
・そう思った理由
【右ページ】
・12mmほどのドット方眼スペース
・次に読みたい本
記録を残す難しさに対処
「記録を残しましょう」というのは簡単ですが、その記録を自分の力で残すのが苦手なお子さんもいますよね。文章を書くことが得意な子も、絵で表現するのが好きな子がいる一方、心の中にイメージがあるものの、うまく形にできず鉛筆を持ったまま手が止まってしまう子もいます。ノートに記入する項目は試作品の段階でお子さんに実際に試してもらった上で選んでいきました。特に、本を読んでワクワクした気持ちを抱いてもうまく感情を言葉にできなかったり、記入を作業と感じてしまって楽しい気持ちまでしぼんでしまっているように感じたため、気軽に記入できる項目であることを大切にしています。
中でも特徴的なのは「お気に入りメーター」と「読んだ後の気持ち」です。
本を夢中になって読んでも、胸に抱いた感情をうまく吐き出せないことが大人の私でもあります。書きづらいけれども記録として残しておきたい次の2項目は、図やアイコンを使って直感的に記入できるようになっています。
お気に入りメーター
「お気に入りメーター」は0〜100の数字が書かれた半円形のもの。本のお気に入り度合いを線で表現するようにしました。
読んだ後の気持ち
「読んだ後の気持ち」は表情豊かに描かれた顔のマークから選んで丸をつけます。どれにも当てはまらない時のために一つは自由に顔を描けるようにされているのもポイントです。
表紙の裏もチェック
表紙の裏側には読んだ本の数を30冊まで塗り潰せるマークシートがあります。スタートとゴールに日付を記入できるので、記録として残すこともできますね。
また、全部読み終わった時には「お気に入りベスト3」もぜひ書いてみましょう。印象に残った本をすぐに思い出せますよ。
読書好きの従業員のアイディアから生まれました
読書ノートは「知識が増える」「本を読むことを楽しむ」「読む気持ちを高める」ノートです。
この商品を作っているコクヨ工業滋賀という会社では、従業員が思い付いたアイディアをすぐに作ってお客様に「これどうでしょうか?」を聞いてみるという「すぐつく」という仕組みがあり、その企画で生まれた商品です。
実験的に作られているため数量も少なく、現在は数量限定のお試し価格で販売をしています。
「子どもが本から得た知識や心に感じたことを記録できるように導くノートがあれば」と願う読書好きの従業員が企画したそうですよ。
パパママの記録用にも、お子さんの読書ノートにもぴったり
寝る前などに読み聞かせを続けている親御さんも多いと思います。その読んだ本の記録を残してみてはいかがでしょうか?
いつ・どんな話をしたのかだけでなく、お子さんがどんな場面で楽しんだり悲しんだり怒ったりしたのか?
このノートのフォーマットならばお忙しい中でも短時間で仕上げることができます。
図書館で借りてたくさんの絵本を読み聞かせされているご家庭もあると思います。「もう一度あの本が読みたい!」と言われた時にも記録に残しておけば便利。もちろん、お子さんのメモリーとしても素敵な宝物になりますよ!
たくさんの方の読書のパートナーに!
読書習慣を作る助けになってくれる「読書ノート」はコクヨ工業滋賀のネットショップ、となりのひきだしにて税込165円で販売しています。お子さんにお勧めするのはもちろん、年代を問わず使いやすい記録用のノートです。
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文・構成/ふじいなおみ