【オーダーメードドリル】凹凸加工がある「おなまえドリル」で 自分の名前が書けた!

お子さんが、ひらがなで自分の名前が書けるようになるオーダーメードドリル「凹凸おなまえドリル」。凹凸加工でが施されていて、運筆力がつくのが特長です。自分の名前でオーダーできるから、お子さんも意欲をもって取り組めます。

自分の名前が読み書きできることは、とても大切なこと

小学校に入学すると、自分の名前が書いてある教科書やノートを使います。授業での確認テストには自分の名前を書かねばなりません。
それ以前に「自分の名前をどのように書くのか」は子どもたちにとってとても興味深いことではないでしょうか?
そんな自分の名前が書けるようになる練習用オーダーメードドリルがあるのです。

このドリルは注文をする際に、使うお子さんの名前と「たて書き」or「よこ書き」を指定します。
出来上がったドリルは、次の3ステップに分かれていて、それぞれ20回ずつ名前書きが練習できるシートが入れられて届きます。

※お届けまで約一週間。

ステップ1. 凹凸あり・書き順が色分けされているドリル
ステップ2. 凹凸なし・書き順が色分けされているドリル
ステップ3. 凹凸も色分けもない、グレーで印刷されたドリル

申し込まれた名前で、20回ずつ練習ができるように印刷をするので、送られてくる枚数は名前によって変わります。なお、苗字、名前はそれぞれ、注文時に最大15文字まで入れることができます。

それぞれのステップのポイントを見ていきましょう。

ステップ1:凹凸ありで形を覚える

 


文字の輪郭として凹凸のある印刷が施されているドリルを使います。線からはみ出してしまうと凹凸により気付くことができるため、形を意識するようになります。
小学校1年生の娘は走り書きのように書き始めたところ凹凸を感じて、「あ、はみ出しちゃった!」と丁寧に書くようになりました。また、書き順が色別になっているので、目で見て理解できるようになっています。

ステップ2:覚えた形を自分で再現する

次のステップでは、見た目は同じなのですが触ると凹凸の印刷がありません。ステップ1で練習した形を自分の力だけで書けるように練習をします。書き順が色別になっているのはステップ1と変わりません。じっくり書き順を覚えるのにもいいですね。

ステップ3:グレーの文字をなぞり書きして仕上げます

最後にグレー1色で印刷された文字をなぞり書きします。書き順とスタート地点は印刷されていますが、今までのように書き順の色分けがありません。ここを終えるとこのドリルのゴールです。

凹凸シートの効果

文字を書けるようになるためには、いくつかの力が必要です。
鉛筆を思ったように動かす「運筆力」、手指の器用さである「巧緻性」、線や形を真似して書く力である「模写力」、そして整った文字を書くのに重要な「書き順」です。

我が家の娘が、特に難しそうにしていたのが「運筆力」でした。3歳頃でしょうか? めいろドリルに取り組んでいたときに、なかなか思った道に線を引けず、はみ出したり違うところに迷い込んで迷子になったりしているのをいつも見ていました。年を追うごとに上手に鉛筆を運ぶことができるようになりましたが、なぞり書きをするとはみ出してしまうことも。運筆力はひらがなを書く上でも大切だと気付きました。

このドリルのステップ1シートでは、意図したところから線がはみ出すと凹凸の印刷により、自分で気付くことができます。特に、筆者の名前「なおみ」は3文字すべてにループになっている部分があります。この部分を書けるようになるには、かなり大変だと我ながら思います。だからこそ、はみ出しを確認しながら練習できることに意味があるのです。

発達支援教材はみんなに優しい

この教材を製造・販売している「できるびより」というブランドは、子どもの発達支援に役立つ商品を開発して形にしています。でも、このドリルは成長の度合いの個人差はあれど、すべてのお子さんに有効なものではないでしょうか?
どのお子さんでも初めて鉛筆を持ち、決められた形を描けるようになるためにはトレーニングが必要です。初めてのことや難しいことができるようになるための工夫は、障がいや発達の度合いには関係ありません。

このドリルは凹凸がある他にも、いくつもの工夫が取り入れられています。

1.「はね」や「はらい」などのない書体で作られています

まず運筆力を高めるために、大きな文字で「はね」や「はらい」を気にせずに、読みやすい線で書くことを目標としています。

2.書き順がわかりやすくなっています

それぞれの線のスタート地点には書き順の番号と矢印がついています。ステップ1と2で使用するシートには、一画ずつ色分けもされています。書き順はひらがなをきれいな形で書くためにはとても大切です。だからこそ、このような工夫が取り入れられています。

3.ザラザラした紙をあえて使っています

このドリルに使われている紙は、鉛筆の先が滑らずしっかりと落ち着いて書けるように、あえて一般的なノートよりも表面がザラザラしている紙を使用しています。ゆっくりと丁寧に何度もなぞり書きをするのに向いています。

こんな使い方も

保護者がお手本を書く方法が一般的ですが、自信を持ってお手本にできるほどの文字が書けるかというと、そうでもないですよね。

凹凸おなまえドリルには、自分の名前だけがわかりやすい文字で印刷されているので、読みやすく、名前に使われている文字をしっかりと覚えて読めるようにもなります。
また文字の縁が凹凸になっているので、指で触って形を覚えることも効果的でしょう。

文字の線は太くなっているため、低年齢で用いられることの多い太めの鉛筆や全芯色鉛筆を用いて練習することも可能です。お子さんの好きな筆記具で練習をすると、ますます楽しく練習ができますね。

新学期のお子さんのお勉強に、またプレゼントとしてもオーダーメードのおなまえドリルを一つの選択肢としてはいかがでしょうか?

できるびより「凹凸おなまえドリル」

あなたにはこちらもおすすめ

子どもの「できない、困った」にもおすすめ!【弱い力でも使いやすい文具】を集めた本が今、話題
「弱い力でも使いやすい頼もしい文具たち」はどんな本? この本は誰にでも使いやすい文具が50点以上紹介されています。本の中ではこの「誰」を、...

文・構成/ふじいなおみ

編集部おすすめ

関連記事