目次
電車のおもちゃどんなものがあるの?
電車が大好きな我が家の子どもたち。「こどもの日」に向けて、そろそろおもちゃ選びを始めているのですが、「電車のおもちゃ」はたくさんあり、どれにしたら良いか悩みますよね。木製のものや「プラレール」などのプラスチック製、そしてレゴ®︎製品などのブロック系のものなどさまざま。レールやパーツが合えば他社の製品も利用できて遊びが広がるので、互換性もチェックしたいところです。
木製、プラスチック、ブロックなど異なる素材のレールのおもちゃで実際に遊んでみて、比べてみました!
車のレース系おもちゃに比べて、レール系おもちゃは片付けしやすい
まず、一番は片付けられること! 例えば、車のレース系のおもちゃは一度組み立てると出しっぱなしで場所を取りますが、電車のおもちゃはレールだけなら片付けられるので、意外と収納場所を取りません。また、車のおもちゃと違い、連結して遊べる楽しさもあります。ミニカーは3歳以上のものが多いですが、電車のおもちゃは2歳くらいから遊べるものもあるので、小さなお子さんは電車のおもちゃから始めるのがオススメです。
憧れの木製のトーマス
木製レールのおもちゃはずっと憧れで、息子も児童館などでよく遊んでいるので、以前から揃えたいなと思っていました。
が、種類もいろいろあり、決心がつきませんでした。息子がレールのおもちゃを組み立てられる年齢になったことと、「映画 きかんしゃトーマス めざせ!夢のチャンピオンカップ」が3月10日に公開され、映画の世界観も楽しみたくなったので、今回、マテル社の「きかんしゃトーマス 木製レールシリーズ」をチョイスしました。
何から揃えたらいいの?
マテル社の「きかんしゃトーマス 木製レールシリーズ」には「きかんしゃトーマス」のキャラクターの「きかんしゃ」と「情景シリーズ」があります。
まずは、「情景シリーズ」からシンプルな「トーマスのレールセット」を揃えるのがオススメ。通常のデザインと異なる「トーマス」と18本の線路、停車場などの小物が付きですぐに遊ぶことができます。レールのパーツも小さなお子さんでもつなげやすい設計で、3歳の息子も自分でレールをつなげて楽しんでいます。
可愛いキャラクターきかんしゃ
「きかんしゃ」は磁石でくっつくので、小さなお子さんでも電車の連結が簡単。馴染みのあるキャラクターというのも手に取りやすいと思います。木製で温かみがあって、親が子どもに遊ばせたいと感じるおもちゃです。少しずつ集めるのも楽しいですね。
「パーシーとティドマス機関庫」
「パーシーとティドマス機関庫」は「情景シリーズ」の中でも一番「きかんしゃトーマス」の世界観が感じられるセットだと思います。専用デザインのパーシーとレールが付いているのでセットだけでもすぐに遊べます。ターンテーブルは回すことができてギミックが楽しいです。
機関車が5台入り収納にもなります。3つのイラストボードとブラシなどのツールがついていて、ストーリーを作ったりと想像力が広がります。ただし、情景セットは一度組み立てるとバラすのが大変なので、収納が気になる方には注意が必要です。
「クランキーとバルストロードのはたらくブレンダムの港」
クレーンにはマグネットがついていて、車両を吊り上げられるようになっています。マグネットが楽しいようで、下の息子が夢中になって遊んでいます。組み立てはネジでとめてしまうので、こちらもバラすのは難しく、スペースが心配な方は購入前にしっかりご検討をオススメします。
木製のメリット&デメリット
メリットは角が少なく安心感がある
ともかく、木のぬくもりはプラスチックのおもちゃにはない良さがあります。カタコトという木の音もどこか懐かしく、一緒に遊んでいても、ほっこり。
木製品は丈夫で、角が少なく、小さなお子さんも安心。また、「きかんしゃ トーマス木製レールシリーズ」は、環境に考慮した商品であるFSC認証もあります。我が家の無垢材を使ったインテリアにもマッチするので、出しっぱなしでもお洒落。おもちゃが増えたという感じがしないのが嬉しいですね。親目線からすると断然、木製レールの方がオススメです。
デメリットは価格面と重さ
デメリットは価格が高いことと、一度ついた汚れは落ちにくいという点。木のおもちゃはしっかりとした重さを感じ、発達のサポートになるというメリットもある一方で、プラスチックと比べると、特にレールは収納してまとめる時などは重たいです。また、電動式ではないので、プラレールのように走る電車を見て楽しむ遊び方はできません。レールだけだと収納は気なりませんが、「情景シリーズ」を揃えると場所を取ります。ただ、小さい時から長く使えるおもちゃなので価値はあると思います。未就学児のお子さんでしたら安全性や遊びやすさを考慮して、木製がオススメです。
プレゼントにも喜ばれるお洒落なおもちゃ
木製の雰囲気を活かしたパッケージもお洒落で、プレゼントとしても最適です。また、他社の木製レールとの相互性もあるので、電池式のカンカン鳴る踏切なども連結することができて、遊びの幅も広がります。「こどもの日」や「お誕生日」のギフトに「きかんしゃ」や「情景シリーズ」、相互性のある他社のパーツを増やしていくことができるのも楽しいですね。
ちなみに、参考までに箱のサイズを並べてみました。「パーシーとティドマス機関庫」はかなり大きいので、贈るお相手のご両親に確認されるのが無難かなと思います。「トーマスのレールセット」は手渡ししてもOKなサイズなので、知育玩具として「入園祝い」や「こどもの日」のギフトにはぴったりですよ!
楽しく収納!新発売の「おおきなトーマス」
今回、いろんな電車のおもちゃを見比べて、3月にマテル社から「おかたづけしよう! いつでもいっしょ おおきなトーマス」が新発売されるというので、「きかんしゃトーマス 木製レールシリーズ」に決めました。レールのおもちゃは片付けられるという利点がありますが、片付けてくれなくては散らかるだけ。できれば、お片付けも楽しく教えたいので、こちらの電車型の収納ボックスも購入しました。(こちらは木製ではありません。)
「情景シリーズ」は入りませんが、「きかんしゃ」やレールを収納できます。木製のおもちゃは重いのが難点ですが、車輪付きで移動も簡単。収納ボックス自体もひっぱったり、押したりして遊べます。遊び終わった後は、片付けるのも遊びという感覚で、お片付けがスムーズになりました。
4歳以上ならプラレール
年長くらいのお子さんだと、押すだけのシンプルな木製のおもちゃには物足りなくなってしまうかもしれません。やっぱりプラレールも楽しいですよね。我が家も「タカラトミー」のシンプルなプラレールの「きかんしゃトーマスベーシックセット」があります。プラレールは列車を押して遊ぶだけではなく、電池で動く走る電車を見る楽しみもありますよね。木製かプラレールで迷っていた時に、お試しで買った一周回るだけのシンプルなプラレールですが、十分楽しいようです。価格も木製よりも安く、コレクションもしやすいというメリットもあります。
どんな子にオススメ?
キャラクターよりも実際の電車に興味のある子にオススメ。プラレールと木製のトーマスのどちらを増やすか迷ったのですが、実際に「きかんしゃトーマスベーシックセット」を使ってみて、対象年齢ギリギリの3歳の息子にはプラレールの連結が難しく、磁石でくっつけるだけの木製の方が遊びやすかったようです。
今回は木製にしましたが、もう少し年齢が上がったらプラレールに戻るかもしれません。
プログラミングに触れられる!電車のおもちゃ
レール系のおもちゃでもう一つおすすめしたいのが「レゴ®︎デュプロ キミが車掌さん!おしてGO機関車デラックス」。元々、上の娘がブロック遊びが好きで、プログラミングにも興味を持ち出したので、どちらの良さもあるこちらの商品を選びました。
電動&手動のユニークな走り
電動と手動の良さを活かした他の電車のおもちゃとは違う走りを楽しめます。好きな方向に押し出すと動き出し、上からおさえるかレールから持ち上げれば動きが止まります。3歳の下の子は、まだブロックを自分で組み立てられませんが、レールは大きくて取り外しも簡単で自分で設置できました。
プログラミングに触れられる!
汽笛、ライトのオンとオフ、燃料補給、方向転換、停止などの機能を備えたアクション・ブロックで遊ぶことができます。3歳の下の子もきちんと理解して、アクション・ブロックを入れ替えて楽しんでいます。アクション・ブロックにより音が出たり、光などの変化があるので楽しいらしく、ぐるぐるまわる電車を見ながら、一人で遊ぶことができるので、とても助かります。
電動でもそれほど音は大きくない
また、以前に「車のおもちゃ比べ」で紹介したトミカの電動サーキットに比べ、こちらは音は鳴りますが、電車の走行音はそれほど大きくなく一緒の部屋で遊んでいても気になりません。
アプリが楽しい
アプリ(無料)をダウンロードすれば、運転室の画面で車掌さんになりきって運転する遠隔操作やミッション実行などが楽しめます。ただし、スマートフォンを使用した時に、他のアプリに気を取られて遊び出してしまうかもしれないので注意が必要かもしれません。
ブロックと電車どちらも楽しめる
すでにレゴ®︎ブロックを持っている方には、レゴ製品で電車のおもちゃを充実させていくことができます。おもちゃは増やしたくないけれど、電車系もブロック系のおもちゃも欲しい方はレゴ製品に絞るのがいいかと思います。ただ、車種は少ないので、電車好きのお子さんにはちょっと物足りないかもしれないので、「プラレール」の方がおすすめです。我が家も今のところ、シンプルなプラレールしかないので、もし、子ども達がレゴ®︎ブロックに興味を持ったらこちらを増やしていくかもしれません。
知育玩具としてもオススメ
遊ぶだけのおもちゃよりもSTEM教育的な知育玩具をお探しの方にオススメです。対象年齢が低く2歳からなので、小さなお子様も楽しめます。ただし、レールの設置やプログラミングの意味がわかるようになって、しっかり遊べるのは3歳くらいからなので、親御さんが手伝う必要があります。でも、親子で一緒に遊べる楽しいおもちゃです。小学校から始まるプログラミングの授業に備えて「入学祝い」や「こどもの日」のギフトにぴったりです。
レゴ®︎デュプロ キミが車掌さん!おしてGO機関車デラックス
でんしゃの絵本
レールのおもちゃはスペースをとりますよね。番外編になりますが、電車の雰囲気は楽しみたいけれど、スペースが心配な方には、「ミキハウス」の「音の出るおしごとえほん」シリーズの「でんしゃ」がオススメです! 電車の運転体験ができる楽しい絵本で、娘が3歳の時から使っていて、6歳になっても下の子と一緒に遊んでいます。年齢が上がれば本が読めるようになるので、上の子はマイクを使って本を読んであげたりして、兄弟で長く遊べるのが嬉しいです。
ボタンもんだい・マスコンもんだい・でんしゃゲームの3種類のゲームがあります。電車の運転を楽しんだり、場面に合わせた効果音を鳴らしてボイスチェンジャー付きマイクで案内するのも楽しいようです。ライトが光ってスピードメーターの針が動いたり、コンパクトながらも電車の楽しみがぎっしり詰まった一冊です。本棚にしまえるので、収納の心配がありません。プレゼントにした場合、手渡しで貰う時に荷物にならないというのもポイントが高いですね。「入園祝い」や「こどもの日」のギフトにオススメですよ!
何歳くらいまで遊べるの?
それぞれの良さがあって、どれが一番とは決められないのですが、やはり年齢別で言えば、小さなお子さんには、木製のトーマスやレゴ製品がオススメ。電車が大好きな子であれば、本物の車種と同じ電車で遊べる「プラレール」の一本で集めていくのがいいと思います。
我が家の子どもたちの様子を見ると、木製のトーマスやレゴ製品だと2〜5歳くらい、「プラレール」は3歳〜7歳前後というイメージです。電車のおもちゃは本格的に遊べるようになるのが3歳くらいで、小学生になってしまうとあまり遊ばなくなってしまうので、興味のあるうちに揃えるのがいいと思います。これからの季節の「入学祝い」や「こどもの日」のギフト選びの参考にしてくださいね。
車のレースおもちゃ比べはこちら
- 写真・文/Rina Ota