『おべんとう なにいれよう?』とは?
『おべんとう なにいれよう?』は、シートのごはんやおかずを切り取って、じぶんだけのおべんとうをつくる絵本。
おかずシートは1枚1枚切り取れるので、扱いやすいです。
5歳娘のおべんとうは…?
さっそく、あそびかたのページを音読する娘。
読み終えると、すぐにおかずをチョキチョキしはじめました! はさみが大好きな娘、集中しすぎて口がとんがっています(笑)。
「どこに置こうかな~」と楽しそうに考える娘。
「これこれ! やっぱり、好きなものがたくさん入っていないとね」と、どんどんおかずを置いていきます。
「ねぇねぇ、ごはんはいらないの? 後ろのほうに、ごはんとか、のりとか。ふりかけもあるよ!」と言うと、「うん、ごはんはいらないよ! かわりにお肉をたくさん入れておくね!」と娘(笑)。
出来上がり~! 個性大爆発のごはんなし・おかずもりもりお弁当の完成です!
「おかたづけふうとう」も忘れずに
何度も遊ぶためには、お片付けも重要です。切ったおかずは、「おかたづけふうとう」を作って入れておけば、そこから取り出して何度でも遊べます。
おべんとうが出来上がったら、ふうとう作りです。
切って折ったら、のりしろにのりをつけて貼り付けます。
これで「おかたづけふうとう」のできあがりです。
4歳息子のおべんとうは…?
続いて、息子が挑戦!
「好きにおべんとう作っていいよ! ほかにも、おかずやごはんがあるよ」と伝えたのですが……
切るのは嫌だったようで(笑)、娘が切ったおかずをおべんとうばこに詰めることにした息子。
おべんとうばこをいくつか吟味して、「これもおべんとうばこなの!?」とおどろいていた、竹皮のおべんとうばこに詰めはじめました。
一見ぐちゃぐちゃに見えますが、何かテーマがあるのかな?と思い、息子に「これは、なんていうおべんとうなの?」と聞いてみたところ……
「これはね、ぐちゃぐちゃおべんとう! あはははは!」と返事が返ってきました(笑)。
それでも「ママ~、今度、このぐちゃぐちゃおべんとう作って~! それでピクニックに行こう!」と言っていたので、入れ方はぐちゃぐちゃでも、本人はちゃんと好きなものを選んで詰めていたようです。
はさみの練習や食育にもピッタリの1冊
はさみの練習にもピッタリのこの『おべんとう なにいれよう?』。はさみがある程度使える子なら、おかずを目安の線通りに切るところから楽しんで、切る練習にすると良さそう。
また、はさみがまだ上手に扱えない子も、親と一緒に、自分の好きな形に切れるごはんやのりなどを切っていくと、楽しいはさみの練習になりそうです。もちろん手でびりびり破いて形をつくってもOK!
「〇〇ちゃんは、どういうおかずが好き?」「いろいろな色のおかずが入っているとキレイだね」など話しながら遊べば、食に興味をもつキッカケにも。食が細くて心配なお子さんと一緒に遊んで、食育の一環として楽しむのもおすすめです。
自分の手で創る楽しさを味わえる体験型の本『ぺぱぷんたす』から飛びだした「ぺぱぷんたすBOOKシリーズ」の第3弾。『おべんとう なにいれよう?』は、マメイケダさんの味わい深いイラストがカラフルで、アート感覚あふれるボードブックに仕上がりました。「食べたいもの」「いろどり」「予定」など、オリジナルのお弁当づくりを楽しめるアクティビティブックです。食材や料理への興味をそそり、食育にもつながります。親子のコミュニケーションにも最適な1冊。
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構成・文/下村さき