スケートボードを習おうと思ったきっかけは?
筆者は、子どものときからスケートボードに憧れていました。すべれるとかっこいいですよね!東京オリンピックで大きく注目され、若い世代が世界で活躍しているスポーツとしても魅力的なスケートボード。お子さんの習い事として、気になっている親御さんも多いと思います。そこで今回は、実際に「H.L.N.A SKATE PARK」のスケートボードスクールに通っているお子さんと親御さんに、入会したきっかけや、習ってよかったことなどのリアルな声を取材してきました。
小学一年生の女の子
小学一年生の男の子
小学三年生の男の子と年中の女の子
息子は、漫画「名探偵コナン」のコナン君がスケートボードに乗っているのに憧れて、スケートボードをはじめました。年齢関係なく、個人のがんばりでどんどん上達し、自信をつけていけるのがスケートボードのよいところだと思います。娘もやりたくなり、本日初参加です。
年中の女の子
習い事は親の意向で決まることもありますが、今回お話を聞いた生徒さんは全員自分の意思だそう。好きなことだからこそ、自主的かつ楽しく練習することができるんですね!
子どもの珍しい習い事として人気のスケートボード
子どもがスケートボードに興味を持ったら?習うときはどうすればいい?スケートボード事情について、H.L.N.A SKATE PARKの|境 基州(さかい もとくに)先生に魅力をお聞きしました。
スケートボードは、子どもの珍しい習い事として人気ですか?
境先生:東京オリンピックの後は大人気でしたね。キャンセル待ちになったりもしました。今は少し落ち着いていますが、パリオリンピックで日本勢が活躍してくれれば、また増えるのではないかと思います。
スケートボードの魅力は?
境先生:私はスケートボードを20年間やっていて、魅力に取りつかれています。生徒さんにスケートボードの魅力をしっかり伝えることを心がけています。
魅力①上達が見えやすい
境先生:スケートボードは自分が頑張っただけ、トリック(技)が身に付きます。上達したのがはっきりとわかり、達成感を味わえます。レッスンでは、悔しさや喜びを感じられるとともに、成功したときの喜びを子どもたちで分かち合えるのもよいところですね。
魅力②自由度が高いスポーツ
境先生:スケートボードは他の競技と比べてルールが少なく、とにかく自由。ユニフォームがなく、自分の好きな服で練習ができ、ボードも自分が好きなデザインのものを使えます。自分を思う存分表現できるのが、スケートボードの魅力。
何歳からOK?
境先生:5歳から参加できますが、4歳でも保護者付き添いで特別に参加OKにしています。今は、幼児さんが10人程度、小学1年生が20人程度、在籍しています。
レッスンはどんな内容?
境先生:ビギナークラスでは、その場で乗ってバランスをとる、ボードに乗ってスピードを出す、ボードに乗って体を回す、坂の上り下りなどの基礎動作を練習します。
試験も実施
境先生:レッスンの中で、8項目について試験をし、3回できたら合格になります。8項目全て合格したら、ビギナークラスを卒業します。
のびのび楽しみながら上達を目指し、子どもと一緒に喜び合うことを心がけています。子どもにとってスケートボードは怖く、嫌々やるとますます怖くなります。トリックができたら楽しいということを子どもたちに伝えるのが、私の役目です。
危険ではない?
境先生:転ぶことが多く、危険なスポーツではあります。そのため、ヘルメットやプロテクターをしっかり着用することを徹底しています。また、不慣れなお子さんには、手を握って補助するようにしています。
費用は?
境先生:費用は以下の通りです(いずれも税込価格)。
体験会(1時間)が2,000円、単発レッスン(1.5時間)が3,500円、月謝(1.5時間×4~5回)が13,200円(入会金別途5,500円)で、いずれもヘルメット、プロテクター、ボードのレンタル代込です。
まずは、体験会に参加するのがよいと思います。
スケートボードとは?
続いて、スケートボードについて基本的なことを教えてもらいました。
上達には何が必要?
境先生:一番は挑戦心だと思います。新しいトリックを習得するには、恐怖心と向かい合いながら、たくさんトライする必要があります。練習量がものを言います。あとは、ボードに乗るためには、バランス感覚が大切で、難易度が高いトリックを成功させるには、身体能力も必要です。
大会のルールは?
境先生:ルールはあまりなく、持ち時間内に出したトリックの数と難易度、コートを広く使うといった表現力などで点数が決まります。どんなトリックをするかを事前に伝える必要がなく、その場のノリで決めてもよいです。
ボードは?
境先生:ボードの品質には差がほぼありません。サイズが大切で、プレースタイルによって変わります。難しいトリック(回転系)をしたい人は小さめのボードを、スピードを出したい、大きなセクション滑りたい人は大きめのボードを使います。
自分で考えながら挑戦する子どもたち
取材中、失敗しても、笑顔で何度もトライしている子どもたちの姿を見て、胸が熱くなりました。また実際に間近で見ると、迫力があってかっこよく、大興奮!筆者は、境先生のお話を聞いて、すぐにトリックができなくても、何度も挑戦する経験が子どもたちの今後の人生の糧になる、と思いました。
また、スケボーパーク横には、メキシカンフードレストラン「H.L.N.A FIELD (Wahoo’s)」が。レッスンを見学している親御さんがテラスで食事を楽しむことができます。
お子さんの習い事の選択肢の一つにスケートボードを加えてみてはいかがでしょうか?
H.L.N.A SKATE PARKのホームページはこちら>>
お話をうかがったのは
スケートボード歴 20年 賞暦:2012年AJSA九州サーキット 優勝
多数の企業からスポンサーを受けており、過去数々の大会やイベント、CM撮影等で活躍。
スケートボードのレッスン歴は15年。初心者から上級者まで毎日楽しく元気にスケートボードのレッスンを行っている。
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取材・文/峯 あきら