離乳食のコンソメはいつから?手作りコンソメ基本のレシピや使用量、大人用や市販のコンソメの選び方と使い方

こんにちは。離乳食インストラクターの中田馨です。大人料理に使える調味料は多種多様にありますが、離乳食に使うとなると「これはいいのかな?」と立ち止まることがありますよね。その中のひとつが「コンソメ」ではないでしょうか?何カ月から使えるの?どんなコンソメを選べばいいの?など疑問はいろいろ。
今日は、離乳食にコンソメを使う時の注意点と、手作りコンソメスープなどお話します。

離乳食のコンソメスープはいつから?

市販コンソメスープの素を使い始めるのは離乳食完了期ごろからです。下に記載した手作りコンソメの場合は中期からOK。気にかけるポイントは塩分。後期までの赤ちゃんには少しの塩分しか必要ありませんので、市販のものを使用するときは注意しましょう。

ベビー用コンソメを使用する場合

ベビー用のコンソメというものが市販されています。ベビー用の中には、5カ月からOKというものもあります。しかし、裏面表示を見ると「塩」と書かれています。離乳食初期、中期は食材そのものの味を食べていきたい時期です。ですので、まだ調味料は必要ありません。また、「1袋に対し〇〇mlのお湯」と書かれていたとしても、ママが味見をして濃くないかを確認することも大切です。

大人のコンソメを使用する場合

コンソメスープの素は、当然ながら「大人用の調味料」です。使ってはいけないわけではありませんが、

・使用頻度を控える

・使う量はごく極わずかにとどめる

ということが大切です。味の濃さは、大人の4倍以上に薄めましょう。また、大人用は固形と粉末がありますが、離乳食に使う時は少量だけ使うことのできる粉末をおすすめします。

離乳食期の手作りコンソメスープの作り方

コンソメスープの素を使わなくてもコンソメスープを作ることができます。このコンソメスープなら離乳食中期の後半から食べることができます。手順はカンタンですが、時間がかかります。手間暇かけた分だけ美味しいコンソメスープになりますよ。せっかくですので多めに作って、大人も自家製コンソメスープをいただきましょう。

<材料>

鶏ひき肉 200g

たまねぎ 1個

にんじん 1/2個

セロリ 1本

昆布だし 1500ml

塩 少々

<作り方>

1.鶏ひき肉はザルに入れて熱湯をまわしかける。野菜はざっくりと大きく切る。

2.大鍋に昆布だしと材料すべて入れて強火で沸かす。

3.煮立ったら弱火にしてアクをとりながら2~3時間煮込む。

4.肉と野菜を取りだし、塩で味を調える。

手作りコンソメスープを使ったレシピ

【離乳食完了期】きのこのコンソメスープ

<材料>

にんじん 15g

たまねぎ 10g

しめじ 10g

長ネギ 5g

コンソメスープ 200ml

塩 極少し(一つまみ)

<作り方>

1.にんじん、しめじ、長ネギは1㎝にする。たまねぎは縦半分に切り繊維に沿って薄切りする。

2.鍋にコンソメスープ、にんじん、玉ねぎを入れ沸かし、ふたをして弱火~中火で煮る

3.2が軟らかくなったらしめじと長ネギを入れて煮て、塩を入れて火を止める。

 

離乳食に使う市販のコンソメ、無添加ものはどう選ぶ?

離乳食に市販のコンソメスープの素を使う時は、できる限り余分なものが入っていないものを選びます。それを見分けるのは、商品の裏の原材料名の欄です。原材料名の中にママの分からない食材が入っている場合は「赤ちゃんに使うのはまだ早いかな?」という判断のひとつになります。これは、ベビー用のコンソメスープの素も、大人用の無添加のコンソメスープも一緒です。なるべくシンプルな原材料が入っているコンソメスープの素を選びましょう。

市販のコンソメを使った離乳食レシピ 

【離乳食完了期】根菜のコンソメスープ

具だくさんなので、このスープと軟飯があれば、栄養満点メニューです!大人も同じスープを作れば、メニュー作りも簡単ですね。

<材料>

じゃがいも 15g

にんじん 15g

たまねぎ 10g

大根 10g

昆布だし 200ml

コンソメ 極少し(粉末なら一つまみ)

<作り方>

1.じゃがいも、にんじん、大根はいちょう切りにする。たまねぎは縦半分に切り繊維に沿って薄切りする。

2.鍋に昆布だし、じゃがいも、にんじん、玉ねぎ、大根を入れ沸かし、ふたをして弱火~中火で煮る

3.2が軟らかくなったらコンソメを入れて煮て火を止める。

 

離乳食期に使う市販の調味料は、しょう油と味噌が基本。でも、1歳を過ぎたら時々は、コンソメを使って味に変化を加えるとメニューの幅も広がりますね!

記事監修

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

 

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