モジサシ下じき/クツワ
以前HugKumでご紹介しましたが、クツワは2023年春に「モジサシ定規」という商品を発売しています。
この商品は児童が小学校に毎日に持っていく道具「定規」に工夫を加え、リーディングマーカーと呼ばれる「読みたい文章だけをマーキング出来る機能」を持たせた商品でした。
それがさらに進化して「モジサシ下じき」が発売になりました。
モジサシ下じきもリーディングマーカー
色はブルー、ミント、ネイビー、ピンクの4色。
小学校の教科書・ノートにぴったりのB5に対応したサイズ(250mm×180mm)です。
また、国語の音読など文章を読むときには教科書に下じきをあてます。
右の端から1cmほどのところに縦に目立つようにライン(ミントのみ黄色いライン、それ以外は透明のライン)が入っています。幅9mmまでの文字に対応しています。
全体は半透明のグラデーションがかかっており、教科書に合わせた時に他の行を見ることも可能。でも、読むべき1行を示す「黄色ないし透明のライン」よりは目立たないため、「いま読んでいるのはここ」と示しながらも、下じき越しに前後の文脈を確認することも可能です。
もちろん「下じき」としても使いやすい!
モジサシ下じきは触ってみるとわかりますが、表面が曇りガラスのようになっています。書き心地がほんのりざらざらしているため、鉛筆などで筆記するときにペン先が滑りにくくなっています。そのため、文字が書きやすく、ノートや下じきの上に載せた紙が滑りにくいメリットがあります。
裏面はツルツルした触り心地です。
また全体として素材が薄くて軽く、同メーカーの従来の下敷きより割れにくい素材で丈夫です。
メリットは大人にも
表計算ソフトで作ったデータや住所録のような表の状態のものを一行ずつ見ていくとき、苦戦することはありませんか?
定規を当てる方法もありますが、そうすると上のみもしくは下のみしか隠せませんでした。
またモジサシ定規も長くて180mmのため、オフィスなどで使われているA4の用紙(縦長に置いたときの横幅は210mm)には長さが足りませんでした。
今回は発売になった「モジサシ下じき」を横に構えると、目立たせたい一行の部分は250mm。A4を縦向きにして横に印刷されたものであれば、この下じきのメリットを存分に活かせます。事務関係のお仕事のほか、家計簿や経理ソフトを使っているときにも力になってくれること間違いなしです。
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セロテープ®/ニチバン
あなたの情報はアップデートが必要かも?
ニチバンから発売されている「セロテープ®」。セロハンテープ界で最もメジャーな存在ではないでしょうか?いきなりですがセロテープをカットした時の切り口を想像してみてください。
写真右のようにピンキングバサミのようなギザギザを想像したならば、あなたのセロテープ情報を今すぐアップデートをしてください! 現在、セロテープ®のカッターは左の写真のようにテープがまっすぐに切れるように進化しています。
2018年に発売になった「セロテープ®小巻カッターつき<まっすぐ切れるタイプ>」は刃のギザギザしている部分をより細かく密にすることで切り口をまっすぐにすることができました。
まっすぐになることで改善されること
「ただギザギザがまっすぐになっただけ」と思うことなかれ。見た目の美しさだけではなく、ちゃんとメリットがあります。
テープがギザギザしていると、テープを剥がす必要が出たときに谷の部分からテープが裂けてしまうことが多くありましたが、まっすぐにすることで裂ける可能性が少なくなりました。
また、刃が細かくなっているため、より怪我をしにくくすることができました。
エコなプラスチックを使用した製品が数量限定発売中
2024年1月には切口はもちろんんまっすぐ。加えてテープカッターにエコなプラスチックを使用した「セロテープ®小巻カッターつき<まっすぐ切れるタイプ>グリーンナノ配合」が発売されています。
グリーンナノとはプラスチックに添加する炭化促進剤です。これを使うと最終焼却処分をする際に発生する二酸化炭素の量を大幅に削減することができるのです。
セロテープ®自体もエコって知ってた?
セロテープ®のフィルム原料は木材パルプ、粘着剤は天然ゴムと天然由来の樹脂が主成分。そして巻芯は再生紙でできているのです。石油などから作られるプラスチック製の透明なテープと比べて焼却した際に発生する二酸化炭素量が少なくなるのです。
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metacil school(メタシルスクール)/サンスター文具
芯を削る必要がない。なのに鉛筆同様に間違えたときには消しゴムで消せる、特殊なペン先をつけることで、このような機能を備えた筆記具「メタシル」。
話題に火がつき、発売からのシリーズ累計が2月時点で約155万本突破しています。
ただ、初期のメタシルは筆記線の色がとても薄かったため、お子さんには重さもあったため使うのが難しい筆記具でした。発売当時は2Hの鉛筆程度と謳われていて、実際に書いてみると先端が固く文字が読みづらく感じていました。
ですが、改良を加えて行った結果、メーカーによるとおおよそF相当の濃さ(FはHBとHの間)まで濃くすることに成功しました。これがお子さんにも使ってほしい新シリーズ「metacil school」が2024年1月に発売開始となりました。
鉛筆のように削らずに使えるから、使いやすい長さをキープできる
子ども達は鉛筆を削りすぎてすぐに短くなってしまったり、あえて小さいものを好んで使ったりします。我が家の娘もなぜか5〜6cmほどの長さにした鉛筆を大切に使っているのですが、親としては書きやすさが心配になります。
芯が減りづらいから、書くことに集中できる
「metacil pencil」は芯として特殊黒鉛を使用しています。これは真の摩耗がとても少ないために削らずに長い時間書き続けることができます。一つの芯で筆記できる距離はおよそ5km。1ページに150マスの漢字練習帳に「正」の字を書き続けると約162,000字書けます。
長い時間削らずに、他の鉛筆に交換することもなく使えるので、勉強中の集中力を途切れさせる心配がありません。
加えて、替え芯もあるため、先端が丸くなってきて書きづらくなった場合は、芯を別売りの替え芯に交換可能です。
もちろん消しゴムで消せます
鉛筆と同じく、間違えたときには消しゴムで消すことができます
環境にやさしい竹は軽さもやさしい
軸には最近注目されている「竹」が使われています。竹は伐採しても何度も生えてくる持続可能な資源です。その環境にやさしい竹は軽さもGoodです。本体重量は約3gと軽いので、筆記具の重さによる手への負担がありません。
竹特有のツルツルした手触りに保護者の方も虜になるかもしれませんね。
metacil school(メタシルスクール)ついて詳しくはこちらから>>
便利な道具がバージョンアップする文具の世界
便利だなと思っていたものが、それ以上に便利になって登場するのが日本の文具のすごさだと思っています。あなたが気になったものはどれですか?ぜひチェックしてみてくださいね!
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文・構成/ふじいなおみ