おもてと裏で違う機能を持った定規です。
モジサシ定規はおもてと裏でそれぞれ違う機能を持っています。おもて面には定規の目盛りが書かれていますが、裏面には文字のプリントはなく、不透明のラインの真ん中にある透明な窓が印象的です。
まず注目したいのは「裏面の機能」
製品名にもある「モジサシ」とは、「文字がすらすら読めて勉強に集中ができる定規」と説明されています。教科書や参考書、小説などを読むときに、「前の行・次の行が気になって集中できない」という方、「どこを読んでいるのかわからなくなる」という方、「行を飛ばしてしまったり戻ってしまったりする」という方がいます。そのような方々にとても有効な機能が裏面にあるのです。
定規の中央の窓から一行だけが見えます
定規の裏面には一切文字がなく、中央部には透明な7mm幅の窓がついています。この定規を読みたい文章の上に載せ、一行ずつこの窓から見える部分をスライドさせていくことで、読みたい一行だけを見ることができます。
集中力アップ
今までも定規を当てながら読むことを実践されていた方はいらっしゃると思います。しかし従来のものでは、次の行以降を定規で隠せても、前の行は隠せずノイズと感じることもありました。モジサシ定規では中央に窓をつけることで次の行だけでなく前の行も隠すことができるのです。その為、見えている一行に意識を集中させることができます。
行を飛ばさない
必要な部分だけに集中できるのでスムーズに読むことができます。さらに少しずつスライドすることで飛ばすことなく次の行に移動ができます。そのため行を飛ばしてしまうことを防ぐことができるのです。
リーディングマーカー機能搭載
このように余分な部分を隠すことで文字を読みやすくするものを「リーディングマーカー」といいます。その役目を果たすのでモジサシ定規を使うと勉強に集中しやすくなるのです。窓部分はマーカーペンで塗った時のようにマイルドながらも目立つ色がついているものと、無色透明のものがありますので、見やすいもの、使う方が気に入った色を選んでくださいね。
「おもて面もしっかり」定規の機能
おもて面には定規として使用するために目盛りが両端につけられています。すごいのは、それぞれ別々の役割を持っていることです。
無色透明になっている側にある目盛り(上写真の上の辺)は定規の端が0となっています。物の高さや深さを見るときに力を発揮してくれますね。
反対側(上写真の下の辺)は角が丸くなっていて安全面を考慮。色が濃い物の上でも目盛りが読みやすいように背景に色がついていて、下が透けないようになっています。
定規は小学生のマストアイテム
小学校の筆入れに入れる道具の一つとして直線定規が挙げられます。まっすぐな線を書くときに使用するみなさんお馴染みですよね。筆入れを見てみると、ほぼすべての商品説明に「〇〇cmまでの定規が入ります」との説明書きがあり、学校への持ち物として重要なことがわかります。
また、定規にこの機能をつけたことにより専用の道具を持ってくる必要がなくなり、文字を読むのが苦手なお子さんが目立たず自然に使えるのも大切なポイントではないでしょうか?
長さは2種類・色は各4色から選べます
大部分の筆入れに入るサイズ16cmと
ノートのサイズ(セミB5・179mm×252mm)に合わせた、長く書かれた文章にも対応できる18cmの2種類があります。
色は、
16cmのものはミント(窓は黄色)・ネイビー(窓は無色)・パープル(窓は無色)・ブラウン(窓は黄色)。
18cmのものはピンク(窓は透明)、ブルー(窓は水色)、ベージュ(窓は透明)、グレー(窓は黄色)の各4色が用意されています。
大人も便利!
この定規のリーディングマーカーとしての機能は、大人にもとても使いやすいものです。例えば文字がたくさん並ぶ新聞を読むとき。文字の大きさがほぼピッタリ窓に入るので一行ずつ内容に集中することができます。
また、お仕事で表になっているデータを入力するときはいかがでしょうか? 同じような内容が並んでいる時が多く、どこまで進んだのか把握しづらい。そんなときに上下を目隠ししながら必要なデータのみを拾っていくときの強い味方になること間違いありません。
最後に
学童用品として筆入れに入れやすい16cmとセミB5のノートに合わせた18cmのラインナップが用意されていますが、大人も使うことを考えるとA4サイズの紙でも使いやすいもう一段階長い「モジサシ定規」を期待したくなります。カラフルで持っているのも楽しくなる定規です。ぜひお試しください!
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文・構成/ふじいなおみ