離乳食のごぼうはいつから?アク抜きは必要?ごぼうの下処理方法と時期別おすすめレシピを公開!

こんにちは!離乳食インストラクターの中田馨です。今回はごぼうがテーマです。食物繊維豊富で、歯ごたえのあるごぼう。離乳食の食材としてははなかなかピンときませんよね。「え?赤ちゃんってごぼうが食べられの??」と思われる方も多いかもしれません。しっかりアク抜きしてやわらかくゆでてあげれば食べられます。今回はそんなごぼうと離乳食について深堀りしていきます。

 

離乳食のごぼうはいつから?

離乳食でごぼうを食べられるようになるのは、離乳食後期から。後期でもカミカミが少しできるようになった後半あたりをおすすめします。最初から小さく切ると、軟らかくなりにくいのである程度大きい塊で切ってゆでて(煮て)月齢に応じた大きさに切ると、赤ちゃんが食べやすいです。他の野菜に比べて少し食べにくいので、最初のうちは月齢よりも小さくして食べるといいですね。

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離乳食でごぼうのアク抜きは必要?

赤ちゃんにとって食べやすい状態にするためにも、ごぼうのアク抜きはぜひしましょう。

ごぼうの下処理とあく抜き方法

1.包丁の背でごぼうの皮を軽くこする

2.ごぼうを料理に合わせた大きさに切る

3.ボウルに水をはりごぼうを入れる

4.水が黒く濁ったら水を変えもう一度水にさらし、水きりする

時期別の離乳食「ごぼう」レシピ

離乳食後期|鶏肉とごぼうのお味噌汁

<材料>

鶏むね肉 15g
里芋 15g
ごぼう 5g
味噌 0.5g
昆布だし 150ml

<作り方>

1.鶏むね肉は脂肪と皮を取り、煮やすい大きさに切る。里芋は1㎝幅の輪切り。ごぼうは5g分輪切り。

2.昆布だしに里芋とごぼうを入れて煮る。軟らかくなってきたら鶏肉を入れてしっかり火を通す。

3.2を取り出して5㎜に切り、鍋に戻して再加熱して味噌で風味をつける。

離乳食完了期|ごぼうとさつまいものグラタン

<材料>

とりささみ 15g
さつまいも 20g
ブロッコリー 10g
ごぼう 5g
牛乳 50ml
チーズ 3~5g
昆布だし 100ml

<作り方>

1.鶏ささみはそぎ切りにする。さつまいもは1㎝幅の輪切り。ブロッコリーは赤ちゃんが食べやすい大きさに切る。ごぼうは5g分輪切り。

2.昆布だしにさつまいもとごぼうを入れて煮る。軟らかくなってきたら鶏ささみとブロッコリー、牛乳を入れるしっかり火を通す。

3.2を取り出して1cmに切り、耐熱器の中に入れチーズをふりかけ、トースターでチーズに焼き色がつくまで焼く。

離乳食のごぼうに関する体験談

HugKum編集部では、1~2歳の子供がいるママやパパを対象に、離乳食のごぼうに関するアンケートを実施しました。まずは、離乳食でごぼうを食べたお子さんの様子について聞いてみました。

Q.離乳食でお子様はごぼうを好んで食べてくれましたか?

好んで食べたお子さんは8.3%。食べてくれたお子さんは32.5%なので、食べられたお子さんは40.8%になります。
まだ離乳食に取り入れていないご家庭も約半数。他の野菜に比べて食べにくいことも影響しているのかもしれません。
まったく食べなかったお子さんは14.2%でやや多めです。
では、食べた時のお子さんの様子も詳しくご紹介します。

★ママパパの体験談

「やわらかく煮たゴボウはたべやすくてたべてくれていた」(30代・愛知県・子ども1人)
「食べないだろうな、とダメ元であげてみたが喜んで食べた。」(40代・東京都・子ども1人)
「嫌そうな顔をして食べてくれなかった記憶しかない」(30代・岐阜県・子ども2人)
「細かくしてあげましたが、好んでは食べませんでした。 (30代・沖縄県・子ども1人)
「ベビーフードに入っていたごぼうなので何も気にせず普通に食べていた」(20代・北海道・子ども1人)
「嫌がらずに食べてくれました。 個人的には、はじめは市販の離乳食でごぼうの入ったものをあげて慣れさせてあげればいいと思います。自分で調理したものは市販のものに比べてクセがあって食べにくいように思います。」(30代・神奈川県・子ども2人)
「調理法があまり思い浮かばなかったので、あまり調理していない。」(40代・愛知県・子ども1人)

やわらかく煮る、細かくするなどパパママが努力しているのがわかりますね。難なく食べられたお子さんもいるようです。
でも明らかに好んでいないお子さんもいて、メニューが思い浮かんでいないご家庭もありました。
市販の離乳食は食べられたという体験談もあるので、慣れるまで利用してみるのもいいでしょう。

今回紹介した、ごぼうのレシピは大人も同じメニューで食べられますので、ぜひぜひチャレンジしてみてくださいね。

記事監修

中田馨|離乳食インストラクター

一般社団法人 離乳食インストラクター協会代表理事。中田家庭保育所施設長。現在13歳の息子の離乳食につまづき、離乳食を学び始める。「赤ちゃんもママも50点を目標」をモットーに、20年の保育士としての経験を生かしながら赤ちゃんとママに寄り添う、和食を大切にした「和の離乳食」を伝えている。保育、講演、執筆などの分野で活動中。自身が開催する離乳食インストラクター協会2級・1級・養成講座はこれまで2500人が受講。

 

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