キュボロというおもちゃを知っていますか?以前からある有名なおもちゃですが、将棋棋士の藤井聡太さんが子供の頃に遊んでいたおもちゃとして再び注目され、一時品切れが続出。現在も在庫切れの店舗があるほどというもの。そんな人気のおもちゃ、キュボロですが、一体どのようなおもちゃなのでしょうか。
キュボロとは?
キュボロはスイスの「キュボロ社」が製造している知育玩具です。天然の木材を使って作られた優しい温もりの木のおもちゃで、5センチ角のパーツを組み合わせてビー玉を転がして遊びます。そんなキュボロですが、あるきっかけで売り切れが続出するほどの人気ぶりを見せているのです。
ここではキュボロの遊び方や注目されている理由、さらに他のビー玉転がし系のおもちゃにはない特徴を紹介します。
藤井聡太さんとキュボロ
かなり昔からあるキュボロですが、実は将棋界で大人気の藤井聡太さんも子供の頃に遊んでいたおもちゃだそう。この話はNHKの【クローズアップ現代】という番組で紹介されました。
そして彼がデビュー戦から29連勝という偉業を成し遂げたときに、藤井フィーバーによってキュボロも大注目されるように。その人気ぶりを見ていると、「子供に藤井聡太さんと同じおもちゃで遊ばせたい」という親は今も多いようです。
遊び方と身につく力
キュボロの特徴を簡単にいうと「立体パーツを組み合わせてビー玉を転がすおもちゃ」。ピタゴラスイッチなどを想像する人も多いと思いますが、他のビー玉ころがしのおもちゃと比較すると、5センチ角の立体パーツには溝(レール)だけでなくトンネルのような穴が彫られているものもあるのが特徴です。これによって表からはみえない道ができ、平面だけでなく立体で想像する力が身に付きます。
また溝のあるブロックには傾斜がついていないので、ただ道を作るだけではうまくビー玉を転がすことができないようになっています。道の途中にトンネルが空いているブロックを挟んでビー玉を下に落としスピードをつける必要があるのです。この点が他のビー玉ころがしのおもちゃと異なるところで、頭を使うポイントになります。作りながら「うーん」と考えることが、深い思考力と予測能力を身に着けることができるようです。
遊ぶ最適な時期
キュボロには後に紹介するように対象年齢によっていくつかシリーズがあるのですが、遊ぶのに最適な時期は小学生くらいです。ちなみにキュボロは小さなビー玉を使うので、なんでも口に入れてしまう1・2歳の子供には与えないよう注意が必要です。
前述の通り、キュボロはとにかく頭を使うのですが、大人でもハマってしまう人は多いようです。動画サイトなどで、複雑なコースを組み上げてビー玉を転がす様子を公開している人がたくさんいますよ。興味のある人は是非チェックしてみてください。
キュボロシリーズ名
キュボロのシリーズについて、特徴や対象年齢を紹介しますので購入の際の参考にしてみてくださいね。
クゴリーノ(3~4歳)
こちらはキュボロが初めての人や、3~4歳の子供にぴったりな入門セット。ビー玉の転がる道をイメージしやすいよう、比較的シンプルなパーツが多く入っています。
対象年齢は3歳~で、丸や三角などのカラフルなパーツが入っているのが特徴です。積み木の要素もあるので、子供が小さなうちはビー玉を使わなくても楽しく遊べますよ。キュボロシリーズの中では一番難易度の低いものなので、出産祝いや誕生日プレゼントなどにも喜ばれそうです。
ベーシス(4~5歳)
こちらもキュボロが初めての人におすすめの入門セット。クゴリーノに比べるとトンネルつきのパーツが入っているので少し難しいかと思います。対象年齢は4歳からで、じっくりと物事を考える力が身に付きますよ。
キュボロの基本的な構造や遊び方を理解するのにちょうど良いセットです。キュボロが初めての方は、お子様の年齢や性格に合わせて「クゴリーノ」か「ベーシス」を選ぶと良いかと思います。
スタンダード(5歳~)
キュボロのシリーズの中でも一番人気のスタンダード。キュボロといえばコレ!というイメージの人も多いかと思います。
12種類54個の立体パーツが入っているので、想像力をフルに働かせて遊べます。1人はもちろんパパママや友達と一緒に遊んでも面白いですよ。キュボロの醍醐味を味わいたい!という人にはこちらが断然おすすめです。
クゴリーノスタート
クゴリーノに比べて長いレールのパーツや変わった形のパーツが含まれているセットです。今までのキュボロにはなかった新しい遊び方ができるので、こちらも人気のシリーズです。
他のキュボロシリーズにはないパーツもあるので、ベーシスやスタンダードと組み合わせて使うとさらにできることが広がります。「子供がもう少し大きくなったらスタンダードを買う予定」という人にもおすすめです。
キュボロ以外の創造力がつくオススメおもちゃ
世の中にはキュボロ以外にも子供の想像力を刺激するおもちゃがたくさんあります。「キュボロを購入したいけど価格が高くて・・・」と迷っている方にもおすすめです。ここでは親世代にもなじみのある知育玩具や、人気の創造力がつくおもちゃを紹介します。
レゴ (LEGO) クラシック 黄色のアイデアボックス スペシャル (LEGO)
みんな大好きなレゴブロック。こちらの黄色のアイデアボックススペシャルには33色のカラフルな基本のブロックの他に、窓やドア・タイヤなどのユニークなパーツが入っています。想像力をフルに活用することで無限のアイデアが浮かんできそうです。
もちろん組み立て説明書もついていて、初心者向けの簡単なものから難しいものまで網羅しています。子供はもちろんパパママも飽きずに長く楽しめますよ。他のレゴシリーズと組み合わせて使うこともできるので、「手持ちのレゴにもう少しパーツを足したい」という人にもおすすめです。
NEW くみくみスロープ (リニューアル) くもん出版(KUMON PUBLISHING)
こちらは「くもん」が開発・販売しているベストセラー知育道具です。道を作って玉を転がすという点はキュボロと似ているのですが、カラフルで分かりやすいパーツ構成になっているので3歳頃から楽しく遊べます。また、羽根車が回るパーツやコースを道を切り替えるポイントがついているパーツなど、工夫次第で複雑なコースにすることも可能です。
慣れてきたら別売りの「ジャンプ&大車輪セット」や「ボリュームアップセット」などを買い足すことで、さらに遊び方の幅を広めることができますよ。
iKing 知育玩具 おもちゃ 進化版 504ピース 収納ケース付き
iKingは幼稚園や保育園でも使われている知育玩具です。丸い雪の花びらのような小さなブロックを組み合わせて、さまざまな図形を作ることができます。ブロックは全部で500ピース。兄弟や友達と一緒に遊ぶことも可能です。そしてカラーは12色もあるので、子供の想像力を刺激するだけなく小さなうちから色彩感覚を身に着けることができますよ。
慣れないうちはひたすら繋げて遊ぶのも良いですし、慣れてきたら複雑な立体作品を作って展示するのも良いですね。ブロックがぴったり収まる収納ケースもついているので、パパママと一緒に楽しみながら片付けもできそうです。
みんなで楽しめるキュボロの知育玩具
じっくりと物事を考える力が身につくキュボロの知育玩具。幼児から遊べるキュブロは、性別を問わず誰にでもおすすめです。パパママやお友達と一緒に楽しめるキュボロのおもちゃを、是非チェックしてみてくださいね。
構成・文/HugKum編集部