京都・月イチ「上賀茂手づくり市」で買えるものが可愛いすぎ! 美味しすぎ! 周辺のお立ち寄り名物スポットも紹介【HugKum京都隊が教える京の裏ワザ・裏ミチ徹底ガイド】

京都には、寺社仏閣や広場を使って定期的に「手づくり市」が開催されています。本記事では、その中の1つ、家族で楽しめる「上賀茂手づくり市」の紹介、また近隣で立ち寄りたいおすすめスポットも紹介していきます。

上賀茂神社で開催される「上賀茂手づくり市」

京都市の北部にある「上賀茂神社」は、京都最古の神社ともいわれている由緒ある神社です。その上賀茂神社では、月1回、第4日曜日に「上賀茂手づくり市」が開催されています。ハンドメイドのものを限定とし、最大220もの店舗が並び、多くの人が集まる、京都でも大人気の手づくり市です。

開催される上賀茂神社の境内は、緑豊かで小川が流れ、とても気持ちのいい場所です。休日に家族で出かけてみませんか? まずは上賀茂神社が、どんなところなのか見ていきましょう。

上賀茂神社とは

上賀茂神社は、京都市の北部にあり、正式名称を「賀茂別雷神社(かもわけいかづちじんじゃ」といいます。地元の人から、親しみを込めて「上賀茂(かみがも)さん」と呼ばれ、厄除け、災難除け、必勝、開運の神様として信仰されてきました。

上賀茂神社の境内全域が世界遺産の1つに、また本殿・権殿は国宝に指定されていて、見どころが多くあります。

御祭神が降臨したといわれている「神山」をかたどった「立砂」。

神馬が出社

一の鳥居を進み、二の鳥居の手前には、「神山号」と名付けられた真っ白い神馬がお出迎えしてくれます。

神馬舎

神馬も立派な職員。なので、神馬が神社に来ることを「出社」というそうです。神馬が出社していると、にんじんをあげることもできます。

神馬

神馬は、毎日出社しているわけではなく、日曜日や神事が行なわれる日など、出社日は限られていますが、上賀茂手づくり市が開催される日は、ほとんど出社しているそうです。神馬舎の前には、絵馬や神馬みくじなどもあるので受けてみてはいかがでしょうか。

おしゃれ雑貨から美味しいものまで盛りだくさん

上賀茂手づくり市には、幅広いジャンルの商品が売られています。アクセサリーや、皮の製品など、どれもとても丁寧に作られていて魅力的。欲しいものがたくさんあって、迷ってしまいます。では実際に、どんなお店があるのか覗いていきましょう。

オーストラリア人が作るマフィン

京都岩倉にあるマフィン専門店「Kiry’s Muffin Shop」。オーストラリア南部のタスマニア半島出身のオーナーが作る手づくりマフィンは、手のひらがいっぱいになるビッグサイズ。生地はしっとりとしていて、なんだかホッとする美味しさのマフィンです。

マフィンを購入すると、入れてくれる袋がとても可愛く、オリジナルキャラクターのシールももらえるのが嬉しいですね。

マフィンを購入すると、もらえるオリジナルシール。

本物のパンで作るミニチュアパン

ミニチュアパンのお店「Sakurannbo Kitchen」ミニチュアパンのヘアゴムやマグネット、キーホルダーなど、ついつい集めてしまいたくなる可愛さ。トレーとトングのミニチュアパンは、おままごとセットとして購入されることが多いそうです。

トレーとトングは、おままごとセットととして人気の組み合わせ。

「小さいけど本物のパンみたい」と思ったら、本物のパンでした! 生地を捏ねて、発酵させ、形成して焼く・・・と本物のパンと同じ工程で作られるそうです。

そのほかにも魅力的なお店がたくさん!

京都で人気のパン屋さん「ブルージュ洛北」。地元の人気店とあって、朝から行列ができます。このパンを目当てに来る方も少なくありません。

また、可愛い子ども服なども売られています。その場で販売されているTシャツやトレーナーなどに、名前を入れてくれるお店も。名前の入った、オリジナルのものができるのが魅力的。良い記念にもなりますね。

その場で手書きで書いてくれるそう。

手書きTシャツ

夏は小川で遊んで、びしょびしょになった子どもの着替えとして購入する方も多いそうです。

そのほかにも、一点もののアクセサリー家具、思わず手にとりたくなるような可愛い雑貨手作りのドリンクやコーヒー、地元でとれた新鮮な野菜漬物などなど、見ていると欲しいものばかりです。

淡水パール

上賀茂手づくり市

「上賀茂手づくり市」の基本情報

【開催日時】

毎月第4日曜(雨天決行)
9:00~15:00

【アクセス】

<京都駅から>
・市バス4系統「上賀茂神社前」下車すぐ
・市バス9系統「上賀茂御薗橋」下車徒歩3分

<四条河原町から>
・市バス4・46系統「上賀茂神社前」下車徒歩すぐ
・市バス37系統「上賀茂御薗橋」下車徒歩3分

<京阪出町柳駅から>
・市バス4系統「上賀茂神社前」下車すぐ
・京都バス32・36系統「上賀茂神社前」下車徒歩2分

【駐車場】

有料駐車場あり

HP:https://kamigamo-tedukuriichi.com/publics/index/141/

家族で「上賀茂手づくり市」を楽しむコツ!

手づくり市は、魅力的なものがたくさん。そして上賀茂神社は、子どもが遊べる場所や見どころが多くあります。そんな上賀茂手づくり市を、家族でめいっぱい楽しむコツなどを紹介していきます。

早い時間から行くのがおすすめ

上賀茂手づくり市の商品は、ハンドメイドのものです。一点ものや、数に限りがあるものが多く、売り切れになる商品も少なくありません。商品がまだ豊富に並ぶ、早い時間帯に行くのがおすすめです。

子ども連れは着替えやタオルを持って行こう

上賀茂神社の中を流れる「ならの小川」に沿って、多くの店舗が並びます。この小川は浅く、子どもでも足がつけられ、気温の高い日は涼をとることができます。また、一の鳥居を抜けると、参道の左右には芝生が広がり、思いっきり走り回ることも。着てきた洋服がびしょびしょになることもあります。そんなときのために、着替えとタオルがあると便利です。

大きめのエコバッグや保冷バッグ

欲しい商品が多く、思わず買い過ぎてしまった…、なんてことも。大きめのエコバッグを持っていくと便利です。また、パンやお菓子などの食べ物も多く出品されています。気温が高い日は、保冷バッグがあると安心ですね。

上賀茂手づくり市に来たら食べたい絶品冷麺

上賀茂手づくり市に来たら、ぜひ立ち寄っていただきたい、おすすめの町中華があります。

上賀茂神社出て、賀茂川にかかる「御薗橋(みそのばし)」を渡り、しばらく進むと、見えてくるのが「御薗橋サカイ」。ここは地元の人からも愛される中華料理店で、冷麺の名店です。関東では「冷やし中華」といいますが、関西では「冷麺」ともいいます。

冷やし中華といえば、夏のメニューですが、ここ「御薗橋サカイ」の冷麺はオールシーズン。冬でもこの冷麺を求めてくる人で、お昼時は行列ができることも。

絶品冷麺

人気の焼き豚冷麺。

ここの一番人気はもちろん冷麺。一般的な醤油ベースの冷やし中華のタレではなく、ごまダレが特徴。太めでつるつるモチモチの麺に、よく絡みます。しっかりとした味付けですが、不思議とさっぱりしていて、いくらでも食べられそう。

お土産やテイクアウトもあるので、時間がない方は、買って帰るのもおすすめです。

天津飯もおすすめ

冷麺とともに人気なのが「天津飯」です。こちらも一般的な天津飯とはちょっと違います。タレには、冷麺やラーメンと一緒の、鶏ベースの濃厚なスープを使い、甘めで一口食べるとクセになる味。こちらも「御薗橋サカイ」に来たら、ぜひ食べてほしい1品です。

基本情報

HP:http://www.misonobashi-sakai.com/

住所:京都市北区大宮東総門口町38-3

TEL:075-492-4965/0120-014-270

営業時間:昼11:00~15:00、夜17:00〜21:30

定休日:毎週月曜日(祭日除く)

ほかにもある京都の手づくり市

上賀茂手づくり市のほか、まだまだ魅力的な手づくり市があります。

平安楽市

京都、岡崎公園で毎月1回(不定期)をペースに開催される手づくり市です。ワークショップや手仕事を実演してくれるブースもあり、実際に手仕事に触れる機会があるのも魅力。

また岡崎公園の近隣には、平安神宮、動物園や京セラ美術館などがあり、一緒にいろんなスポットに家族で立ち寄ることができます。

クラフトマルシェin京都府立植物園

春と夏、年に2回、3日間、京都府立植物園内で開催されている手づくり市です。アクセサリーや雑貨、フードやドリンクなど、さまざまなジャンルの商品が売られています。

ショッピングだけでなく、親子で楽しめるワークショップやミニ演奏会も開かれ、一日中楽しめる手づくり市です。

家族で京都の手づくり市を楽しもう

家族で楽しめる上賀茂手づくり市について紹介してきました。売られている商品は、どれもハイクオリティー。丁寧な手仕事に感動します。欲しいものがいっぱいになるので、要注意かもしれません。

また上賀茂手づくり市に行ったら、そのあとは京都の絶品冷麺を食べに行かれてはいかがでしょうか。

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構成・文・写真(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)

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