岡山の真っ黒いご当地グルメ「えびめし」って知ってる? 自宅再現レシピや、専用ソースをご紹介

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岡山に「えびめし」というご当地グルメがあるのをご存じですか?  衝撃的な真っ黒い見た目ですが、子どもから大人まで大好きな岡山グルメです。なぜ黒いのか、どんな味なのか気になりますよね。
そこで本記事では、岡山グルメ「えびめし」について、由来や特徴、自宅で作る方法などを紹介していきます。

岡山名物といえば、何を思い浮かべますか? 吉備団子やマスカット、桃などをイメージする方が多いのではないでしょうか。数々ある岡山名物の中でも、真っ黒なご飯というインパクトのある見た目の「えびめし」というご当地グルメがあります。なぜそんなに黒いのか、その理由など、「えびめし」とは、どんなものなのか見ていきましょう!

真っ黒いご飯の「えびめし」

岡山グルメの「えびめし」は、むきえびなどの具と、ご飯を特製のソースを一緒に炒めたものです。ピラフのようでピラフではなく、炒飯のようで炒飯でもない。

そんな「えびめし」がなぜ黒いのかというと、カラメルソースやケチャップ、カレー粉などを入れて作られた特製のソースで炒めるからなんです。そして、上から錦糸卵がトッピングされているのが一般的です。

しかし、スパイスの配合や隠し味は、店舗によってさまざま。お店ごとに、オリジナリティーあふれる味を楽しむことができます。

味は辛そうだけど辛くない

一見、すごく濃い味を想像したり、すごく辛そうに見えますが、そんなことはないんです。

ご飯を炒める特製のソースは香ばしくスパイシーだけれど、不思議と優しい味わい。そして、ほんのり甘く、見た目とのギャップに驚きます。

東京生まれ岡山育ちの「えびめし」

「えびめし」は、岡山発祥かと思いきや、実は東京、渋谷のカレーハウスで生まれたそうです。そこで働いていた従業員が独立する際、許可を得て、岡山で提供するようになり、瞬く間に人気になっていった、といわれています。

しかし、東京のお店にも今でも「えびめし」はあるものの、岡山のお店とは味が違うようです。アレンジが加えられ、岡山のほうが甘めだといわれています。

岡山駅で売られている駅弁にも入っている

ご当地グルメの地位を確立した「えびめし」は、岡山駅構内で売られている駅弁にも入っているそう。

もう一つの岡山名物、「デミカツ丼」とセットになった『岡山名物 えびめしとデミカツ丼』は人気の駅弁です。1つのお弁当に名物が2つも入っているなんて、絶対食べてみたいですよね。

また、「えびめし」は、岡山市や倉敷市などでは、洋食屋、カフェ、ラーメン店などで食べることができます。

岡山駅

「えびめし」を作ってみよう! 自宅再現レシピを紹介

岡山を訪れたら必ず食べたい「えびめし」。しかし、なかなか岡山まで行くチャンスがない、という方は、自宅でも作ることができます。

えびめしの自宅再現レシピの紹介です。一緒に作ってみませんか?

材料(2人分)

・ご飯… 200~300g
・むきえび(冷凍)… 60g
・バター… 20g
・にんにく… 1片
・たまねぎ… 1/2個
・ビーフシチューのルゥ… 2片
・ウスターソース… 大さじ3
・お湯… 大さじ2
・カレー粉… 小さじ1
・塩コショウ… 少々

<錦糸卵>
・卵… 1個
・サラダ油… 適量

下準備

・冷凍むきえびは解凍しておきます(冷凍のもがない場合は、背わたをとり、塩茹でしておきます)。

・たまねぎ、にんにくは、それぞれみじん切りにしておきます。

・フライパンにサラダ油と溶き卵を入れ、 薄焼き卵を作り、包丁で細くカットして錦糸卵を作っておきます。

・容器にビーフシチューのルゥとお湯を入れ、溶かします。

作り方

1.フライパンにバターを入れ、1のニンニクを入れ、香りが立ったら、たまねぎ、解凍したむきえびを入れ、火が通るまで炒めます。

2.1のフライパンにご飯を入れ、混ぜ合わせながら炒めます。

3.2にビーフシチューのルゥを溶かしたもの、ウスターソースを入れさらに炒めます。

4.塩コショウで味を整えたら火からおろし、容器に盛り付けます。

5.錦糸卵をトッピングしたら完成です。

アレンジするなら?

・オムライス風

トッピングの卵を錦糸卵ではなく、ふわふわのとろとろにしてみるアレンジもおすすめ。半熟のスクランブルエッグを作って、そのままトッピングすると、オムライスのように食べることができて美味しいです。

・そばめし風

刻んだ、焼きそば麺を一緒に炒めると「そばめし風」にアレンジすることもできます。その際は、ソースを多めに入れて、味付けが薄くならないように調節してみてください。

ソースはお取り寄せも可能

自宅でも簡単に「えびめし」を作れるソースなども販売されています。より簡単に、より本場の味にしたいときは、「えびめしソース」をお取り寄せするのがおすすめです。

『いんでら』 えびめしの素

「えびめし」発祥の店といわれる、東京渋谷の『いんでら』。その老舗の味を再現できる秘伝のソースです。ご飯にこのソースを入れて炒めるだけで、本格的な「えびめし」ができてしまいます。

えびめし 炒めごはんの素

こちらの商品は、フリーズドライのたまねぎと、えびがセットになったもの。ご飯と錦糸卵だけ用意したら、美味しい「えびめし」が簡単にできるという便利な商品です。

一気に岡山名物を味わえる冷凍弁当セットも

老舗駅弁の味を、家庭でも楽しめる冷凍弁当のセットです。「えびめし」をはじめ、えびめしドリア、デミカツ丼、蒜山おこわ、祭りずし、などの岡山名物が一気に揃うバラエティーパック。自宅で存分に岡山グルメを楽しみたいときにいかがでしょう。

岡山名物「えびめし」は真っ黒いご飯が美味しかった

最初は、真っ黒いご飯にびっくりしてしまいますが、実際に食べてみると、とてもまろやかな味わい。スパイシーだけど、ほんのり甘くて優しい味付けです。岡山を訪れたらぜひ食べたい一品ですね。

その一方で「えびめし」は、比較的、簡単に揃えられる食材で家庭でも作ることもできます。「岡山を訪れるのは、まだ先になるな」という方は、自宅で作ってみてはいかがでしょうか。カレー粉を少なめにしたり、ケチャップを入れたり、オムライスにしたりなど、子どもの好きそうな味にアレンジも可能です。ぜひ試してみてください!

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構成・文・写真(一部を除く)/松田慶子(京都メディアライン)

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