赤ちゃんが離乳食を嫌がるのはなぜ?食べるのを嫌がったときにママたちが実践した対処法とは?

赤ちゃんの離乳食が始まると、成長が嬉しい反面、悩ましいことも増えてきますよね。作るのも大変ですが、いちばん大きい悩みは「離乳食を嫌がる」ということではないでしょうか。せっかく作ったのに食べてくれない、と疲労感が増してしまう場合も。HugKumではママ・パパ120人に、どのように対処したのか調査してみました。

赤ちゃんが離乳食を嫌がるのは通り道?

Q.離乳食期に赤ちゃんが食べるのを嫌がることはありましたか?

半数の人が、赤ちゃんが離乳食を食べてくれなかった経験が。よく食べる子を見てしまうと、なんでうちの子だけ・・・と悩んでしまいますが、よくあることなんだとわかりますね。

赤ちゃんが離乳食を嫌がるのはなぜ?

二人に一人の赤ちゃんが、離乳食を嫌がることがわかりました。時期的にも、調理の仕方や食べさせ方が変わるので、その変化に赤ちゃんがついていけてない場合も。どんな理由が考えられるのか、時期別に考えてみました。

※参考:厚生労働省「授乳・離乳の支援ガイド(2019年改訂版)」

初期(目安:5〜6ヶ月)の理由

離乳開始は、赤ちゃんがママたちが食べている食事への興味を示し始めたらというのが一般的。赤ちゃんが嫌がる場合には、まだ時期的に早いのかも?

またこの時期の離乳食の目的は、飲み込むこと、舌触りや味に慣れることはメインなので、まだうまく飲み込めない、口に入れたいという興味はあるものの、まだ舌が慣れていなかった、ということもあるようです。

中期(目安:7〜8ヶ月)の理由

この頃から、離乳食は1日に2回になります。でもまだまだ母乳やミルクも必要とする時期。2回の食事よりも、母乳・ミルクが飲みたいという欲求があったり、母乳・ミルクですでにお腹いっぱいになっている可能性も。

また、食べさせ方は、口の動きが前期とは変わるので、平らな離乳食スプーンを下唇に乗せ、口が閉じるのを待ってあげるのが理想。くぼんだスプーンなど形が合っていないと食べにくいのかもしれません。

さらに、食べ物をまとめて飲み込み始める時期なので、飲み込みやすようにとろみをつけてあげないと食べにくいよう。

後期(目安:9〜11ヶ月頃)の理由

後期には、1日3回の離乳食に。離乳食の後には母乳・ミルクを与えるのがベース。また、食べ方については、手づかみ食べが始まる時期でもあります。食べ物を触ったり握ったりすることが食への興味関心を引き出し、自分で食べたいという意思の芽生えにつながるそう。汚れたり、時間がかかったりと大変だけれども、なるべく手づかみ食べをさせてあげるのが食事を嫌がらない秘訣のようです。

離乳完了期(目安:12〜18ヶ月頃)の理由

1日3回の食事になり、母乳・ミルク以外で十分な栄養摂取できるようになった頃が完了期。足りない場合には、1〜2食の捕食を与えますが、捕食に例えばフルーツなど甘いものをあげている場合は、食事よりも捕食を食べたがる、ということにつながっているのかもしれません。

赤ちゃんが離乳食を嫌がるとき、実践した対処法は?

実際に、赤ちゃんが離乳食を食べてくれなくて悩んだ、というママ、パパたちはどのように対処していたのでしょう?参考してみるのがおすすめ。

無理には食べさせない

嫌がるものは無理に食べさせない、という回答がいちばん多く、母子ともにストレスがない方法のようですね。

「無理には食べさせなかった」(30代・千葉県・子ども2人)
「食べる練習と割りきり無理させない(無理させすぎると食事が嫌いになり悪循環に陥るので)」(30代・北海道・子ども2人)
「食べなくても良いという気持ち」(20代・神奈川県・子ども1人)
「切り上げてご馳走さまをさせる」(30代・岐阜県・子ども1人)

別の食べものを食べさせる

大人でも好き嫌いはあるもの。他の食材を試すなど試行錯誤する人も。

「別のものを食べさせる」(30代・神奈川県・子ども2人)
「時間をおいて食べさせたり、好きな食べ物に変えたりする」(30代・愛知県・子ども2人)
「食べたがるもの(おやつ以外)を与えた」(30代・岩手県・子ども1人)

少し時間をあける

赤ちゃんのお腹の空く時間がずれていたのか、少し時間を変えると食べてくれたという声も。

「しばらくしてから(1週間後など)食べさせる」(30代・山形県・子ども2人)
「機嫌よくなるのを待つ」(20代・愛知県・子ども2人)
「時間を置いてから、もう一度食べさせる」(30代・徳島県・子ども1人)

母乳やミルクを飲ませる

まだ母乳・ミルクからも栄養を摂れる時期なので、無理に食べさせず、授乳で調整したという人も。

「嫌がるときには離乳食はあげずに母乳を飲ませた」(30代・山口県・子ども2人)
「ミルクで栄養補給」(40代・東京都・子ども2人)
「諦めてミルクを飲ませる」(30代・岡山県・子ども2人)

特に何もしない

日々、試行錯誤するのも大変なのも。とりあえずは、そのまま様子を見るという声もありました。

「特に何もしない」(20代・岐阜県・子ども1人)
「そのまま」(40代・東京都・子ども1人)

食べさせ方を変える

作り方や食べ方を変えるだけで嫌がらなくなる場合も。手間も大きくはかからないので、試してみる価値がありそうです。

「茶碗に入ったごはんをおにぎりにしたりして自分で持って食べさせる」(30代・大阪府・子ども1人)
「スプーンからお箸に変えると気分も変わるのか、食べてくれた」(30代・埼玉県・子ども2人)
「食べてるところを見せる。食べさせ方を変える」(20代・大阪府・子ども1人)

味付けを変える

初期には味つけは必要ありませんが、中期・後期では、出汁を和風から洋風に変えるなどする人も多いようですね。

「味を変えて食べさせる」(30代・茨城県・子ども2人)
「メニューや調理法を変えてみた」(30代・大阪府・子ども2人)
「味付けを変えたりした」(30代・東京都・子ども1人)
「好きなものと混ぜて食べさせた」(30代・京都府・子ども2人)

気を紛らわせる

赤ちゃんの気分はコロコロ変わるもの。環境を変えてみる、というのも新鮮味があってよさそうです。

「お気に入りのDVDを再生して食べさせる」(30代・新潟県・子ども1人)
「気分転換」(30代・兵庫県・子ども1人)
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ストレスをためずにいろいろ試してみて!

離乳食が始まると、大人とは別に料理をしなければならず一気に負担が増えるもの。その上、食べてくれないと、せっかく作ったのにと落ち込んでしまったりストレスも溜まりがち。まだまだ母乳やミルクからも栄養は摂れる時期。いろいろ試しながら、無理やり食べさせなくても大丈夫!と思いながら、楽しい食事タイムにすることが、意外と嫌がらずに食べてくれる近道なのかもしれません。

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文・構成/HugKum編集部

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