ついお肉のおかずが多くなりがちなお弁当。子供には日常的に魚も食べてほしいですよね。子どもが喜んで食べてくれる人気のレシピから、ふんわり食感で食べやすい白身魚を使ったレシピを、幼児誌『ベビーブック』『めばえ』(小学舘)に掲載された中からお届けします。どれも簡単に作れるのでぜひお試しを!
子供に人気!お弁当のおかずにぴったりなお魚レシピ
【1】ぶりの青のり風味から揚げ
魚が苦手…そんな子供には、臭みを消して、形をアレンジ!一口大に切って食べやすく!
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
ぶり 3切れ
【A】
しょうゆ 大さじ1と1/2
酒 小さじ1
しょうがすりおろし 小さじ1/2
青のり 大さじ1
溶き卵 大さじ1
片栗粉 大さじ2
片栗粉・揚げ油 各適量
◆作り方
【1】ぶりは皮と骨を除き、3〜4cm角に切り、混ぜ合わせた【A】をよくもみ込む。
【2】揚げる直前に【1】に片栗粉をまぶし、170℃の中温で3〜4分揚げる。
教えてくれたのは
阪下 千恵さん
料理研究家、栄養士。おいしくて、栄養バランスのいいレシピが人気。二人の女の子のママ。
『めばえ』2015年4月号
【2】ぶりのふわふわナゲット
ぶりとはんぺんを混ぜるだけのお魚フリット。はんぺんがつなぎになって硬くならず柔らかいので子供も大好物です。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
ぶり(切り身) 2切れ
はんぺん 大1枚
揚げ油 適量
◆作り方
【1】ぶりは皮を除いて適当に切り、ポリ袋にはんぺんとともに入れ、よくもみつぶす。
【2】揚げ油を180℃に熱し、【1】からスプーンですくって落とし入れ、こんがりと揚げる。
*せん切りのレタスを敷いても。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
料理家。旬の食材を使い、食べ合わせによって体への相乗効果を大切にしたレシピが人気。NHK『きょうの料理』や広告、書籍、雑誌などで活躍中。一児の母。
『ベビーブック』2014年1月号
【3】さばと長いもの甘辛サクサク焼き
さばのサクサクと長いものしゃきしゃきした歯ごたえはやみつきに。甘辛いタレとしょうがで青魚の臭みを消して。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
さば 3切れ
長いも 150g
【A】
しょうゆ 大さじ1と1/2
酒 大さじ1と1/2
みりん 大さじ1
しょうがのすりおろし 少々
にんにくのすりおろし 少々
片栗粉 適量
サラダ油 大さじ2
塩 少々
◆作り方
【1】さばは骨を除いてそぎ切りにし、【A】をもみ込んで10分以上おき、片栗粉をまぶす。長いもは皮をむいて8mm幅の半月切りにする。
【2】フライパンにサラダ油を熱して【1】を並べ、両面をこんがり焼き、長いもに塩をふる。
*お好みで万能ねぎを散らしても。
教えてくれたのは
山本ゆりさん
学生時代から料理ブログ「含み笑いのカフェごはん『syunkon』」をスタート。『syunkonカフェごはん』などの著書は計350万部の大ヒット中。二人の女の子の母。
『めばえ』2015年9月号
【4】さけとにんじんのシリシリ
人気の沖縄料理「シリシリ」の鮭バージョン。味付けは塩さけの塩だけで仕上げるので、にんじんの甘みも引き立ち自然な味わい。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
甘塩さけ(切り身) 2切れ
にんじん 2本
卵 2個
オリーブ油 大さじ2
◆作り方
【1】にんじんは細切りにし、さけは食べやすく切る。卵はほぐす。
【2】フライパンにオリーブ油を入れて熱し、にんじんを入れて中火で炒め、火が通ったらさけを加えて炒める。最後に卵を回し入れて全体に炒める。
*さけの塩けで十分ですが、好みで塩をふってもOK。
教えてくれたのは
井澤由美子さん
料理家。旬の食材を使い、食べ合わせによって体への相乗効果を大切にしたレシピが人気。NHK『きょうの料理』や広告、書籍、雑誌などで活躍中。一児の母。
『ベビーブック』2014年1月号
【5】鮭のひとくちチーズ焼き
こんなに楽しいおかずなら、ぜんぶ残さず食べてくれそう!
◆材料
(1人分)
甘塩鮭 1/2切れ(40g)
ゆでにんじん、スライスチーズ 各適量
◆作り方
【1】鮭は3cm角切りにし、予熱したトースターで火を通す。
【2】熱いうちに、鮭と同じ大きさに切ったチーズをのせる。にんじんを好みのミニ型で抜いて置く。
教えてくれたのは
中村陽子さん
料理研究家。味はもちろん、見た目の美しさも重要視したオリジナル料理が人気。持ち前の美的センスと器用さを活かしたモチーフ料理に定評があり、書籍も多数。一男一女の母。
『めばえ』2016年6月号
【6】いわしとチーズのパリパリ餃子揚げ
パリパリの食感が楽しい餃子でいわしを隠したら、目にも口にもおいしさがいっぱい!
◆材料
(作りやすい分量)
いわし(刺身用/皮なし) 1尾分
にんにく 1/5片
プロセスチーズ 20g
みそ 小さじ1/2
餃子の皮 10枚
揚げ油 適量
◆作り方
【1】いわし(※ポイント参照)は1cm角程度に切る。塩少々(分量外)をふって10分ほどおき、水気を拭き取る。にんにくはすりおろし、チーズは5mm角程度に切る。
【2】ボウルに【1】とみそを入れて混ぜる。10等分にして餃子の皮にのせ、縁の半分に水(分量外)を塗り、半分に折ってひだをつける。
【3】揚げ油を170℃に熱し、【2】をきつね色になるまで揚げる。
◆ポイント
※いわしを丸ごと仕入れた場合は、「手開き」が簡単!
≪下準備≫
頭を落として腹の薄い皮指でやぶいて広げ、溜め水の中で内臓などをサッと洗い流す。水気はキッチンペーパーでしっかり拭き取っておく。
【1】親指を尾に向けて滑らせながら尾下までしっかり開く。
【2】身を押さえながら、中骨を取る。
【3】表に返してまな板に広げ、皮をむく。
教えてくれたのは
松尾みゆきさん
管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーターとして、テレビや雑誌、書籍等、幅広く活躍の傍ら、幼児がすすんで食べるおいしさと栄養にこだわったメニューを日々考案している。二児の母。
『めばえ』2018年7月号
【7】鮭とじゃがいものナゲット風
ふんわりやわらかいから食べやすい♪ 片手でパクッと食べられて、パーティメニューやお弁当にもぴったりです。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
生鮭 2切れ
じゃがいも 2個
【A】
小麦粉 大さじ2
溶き卵 1/2個分
粉チーズ 大さじ1
塩 少々
サラダ油 適量
◆作り方
【1】鮭は小骨を取り、耐熱皿にのせて水大さじ1(分量外)をふり、ラップをかけて電子レンジで1分ほど加熱する。粗熱をとり、皮を除いてほぐす。じゃがいもは皮をむいて4等分に切り、耐熱皿にのせて同様に4分ほど加熱してつぶす。
【2】ボウルに【1】を入れ、【A】を加えて混ぜ、ナゲットの形に整える。
【3】フライパンに多めのサラダ油を熱し、【2】を並べて両面をこんがりと焼く。
*レタスとトマトケチャップを添えても。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理研究家である母のアシスタント後、独立。素材の味を生かしたヘルシーで作りやす いメニューが人気。二児の父。
『ベビーブック』2015年12月号
【8】いろいろなもので巻く!ししゃもの春巻き
見た目も楽しい揚げ物は、さかなが苦手な子にもおすすめ。
◆材料
(6本分)
春巻きの皮 6枚
ししゃも 6尾
キャベツ 3枚
小麦粉 少々
揚げ油 適量
◆作り方
【1】キャベツはゆでて1枚を半分に切り、それぞれ、ししゃもを巻く。
【2】春巻きの皮に【1】をのせてくるくる巻き、巻き終わりを水で溶いた小麦粉で留める。
【3】揚げ油を熱して、【2】を揚げる。
教えてくれたのは
ほりえ さちこさん
栄養士、フードコーディネ ーター、飾り巻き寿司インストラクター1級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理や、かわいいお弁当レシピが人気。
『ベビーブック』2012年7月号
【9】鮭のスティック竜田揚げ
全体的に細長く作って手づかみで。竜田揚げだからサクッと軽く手食べやすい。
◆材料
(子ども1人分)
生鮭 1/2切れ
【A】
しょうゆ 小さじ1/2
酒 小さじ1/2
しょうが汁 少々
塩 少々
片栗粉・サラダ油 各適量
◆作り方
【1】生鮭は皮と骨を除 いてスティック状に切り、【A】をもみ込ん で、しばらく置く。
【2】【1】に片栗粉をまぶ し、多めの油を熱したフライパンで揚げ焼きにする。
教えてくれたのは
ほりえさちこさん
栄養士、フードコーディネー ター、飾り巻き寿司インストラクター1級。男の子のママ。育児経験を生かした簡単で栄養バランスのとれた料理やかわいい レシピが人気。
『ベビーブック』2017年4月号
【10】鶏とさばの香りから揚げ
鶏には青のりを、さばには白ごまを。青魚もから揚げにすると子どももよく食べます。
◆材料
(大人2人+子ども2人分)
鶏もも肉 小1枚
さばの切り身 1/2尾
【A】
しょうゆ 大さじ1
酒 大さじ1
しょうが汁 1/2かけ分
片栗粉 大さじ6
青のり 大さじ1/2
白炒りごま 大さじ2
揚げ油 適量
◆作り方
【1】鶏肉は一口大に切る。さばは小骨を取り、2〜3cm角に切る。
【2】【1】をそれぞれボウルに入れ、【A】を半量ずつ加えてからめ、10分ほどおく。片栗粉を大さじ3ずつ加えてからめ、鶏肉には青のりを、さばにはごまを混ぜる。
【3】揚げ油を中温に熱し、【2】を入れてこんがりと揚げ、油をきる。
*レタスやミニトマトを添えても。
教えてくれたのは
コウケンテツさん
料理研究家である母・李映林さんのアシスタント後、独立。韓国料理を中心とした、素材の味を生かしたヘルシーなメニューが人気。一男一女の父。
『ベビーブック』2012年10月号
白身魚お弁当
【1】めかじきのカレーチーズ風味ピカタ
魚が苦手…そんな子供には、臭みを消して、形をアレンジ!ポテトスナックみたいな見かけに。
◆材料
(大人2人分+子ども2人分)
めかじき 3切れ
塩・こしょう・小麦粉 各適量
【A】
卵 1個
カレー粉 小さじ1/2
粉チーズ 小さじ1
オリーブ油 小さじ2
トマトケチャップ 適量
◆作り方
【1】めかじきはスティック状に切り、塩、こしょう、小麦粉の順にまぶす。
【2】混ぜ合わせた【A】に【1】をくぐらせ、オリーブ油を熱したフライパンで全面をよく焼く。
【3】器に盛り、ケチャップを添える。
*お好みでペーパーを巻いても。
教えてくれたのは
阪下 千恵さん
料理研究家、栄養士。おいしくて、栄養バランスのいいレシピが人気。二人の女の子のママ。
『めばえ』2015年4月号
【2】たらとかぼちゃのフィッシュ&チップス
白身魚と野菜のフライコンビは、手軽におやつ気分で食べられて栄養バランスも◎!
◆材料
(大人2人+子ども1人分)
生たら 3切
かぼちゃ 100g
【A】
天ぷら粉 大さじ4
水 大さじ4
しょう油 小さじ1/4
揚げ油 適量
◆作り方
【1】たらは皮をむいて骨を取り除き、ひと口大に切る。塩(分量外)をふって10分ほどおき、水気を拭き取る。
【2】かぼちゃはひと口大の薄切り(2mm程度)にする(スライサーを使うと便利)。
【3】耐熱皿にキッチンペーパーを敷き、かぼちゃを重ならないように並べ、ラップをかけずに電子レンジで2分30秒ほど(600Wの場合)加熱する。
【4】ボウルに【A】を入れて混ぜる。
【5】揚げ油を170℃に熱し、【3】をカリッとするまで素揚げする。たらに【A】の衣をからめ、薄いきつね色になるまで揚げる。
教えてくれたのは
松尾みゆきさん
管理栄養士・料理研究家・フードコーディネーターとして、テレビや雑誌、書籍等、幅広く活躍の傍ら、幼児がすすんで食べるおいしさと栄養にこだわったメニューを日々考案している。二児の母。
『めばえ』2018年7月号