「推し活」で変わる家族の時間! 親子で楽しむ新しいコミュニケーションのかたち【HugKum読者&スタッフの体験談】

子どもが夢中になるアニメ作品やYouTubeチャンネル、二次元キャラクターやアイドルなど…。親としては「何がそんなに好きなのやら?」と理解が追いつかないこともありますが、子どもにつきあううちに意外にも親自身がどっぷりとその世界にハマってしまうことがあります。子どもの年齢が上がってきたら、親の趣味に子どもを巻き込んで一緒に盛り上がれることも! 親子で同じ“推し”を楽しむことで会話が増え、思わぬ共通の話題が生まれます。
親子の円滑なコミュニケーションツールとして役立つ推し活。今回は、HugKum読者のみなさんとHugKumスタッフの推し活体験談を紹介します!

子どもの“好き”を一緒に楽しむ!

警察に憧れている子どもと一緒に“ポリス活動”

Reiさん:警察が大好きな息子と一緒に“ポリス活動”を楽しんでいます。休日には東京駅近くの警察博物館へ行くのが楽しみで、白バイやパトヘリに乗ったり、警察官の制服を着用したりと、様々な体験ができます。

日常の生活でも、街歩きは「パトロールしよう」、お手伝いは「お巡りさんに助けてほしい!」と言って、ごっこ遊びの感覚で楽しんでいます。外出先でお巡りさんを見かけると、子どもと一緒に手を振って応援しています。

子どもの“推し活”アイテム作りも親子で楽しむ

ケイコさん:娘が今夢中になっているのは、ライブ体験ゲーム「アイプリ」と2.5次元アイドル「すとぷり」。グッズやカードを集めたり、ライブに参加したりして楽しんでいます。

先日は、一緒に「ちゃおフェス」にも参加してきました。せっかく一緒に行くなら、もっと楽しみたい! ということで、娘に推しの魅力やお気に入りのポイントを教えてもらいながら、推し活グッズを手作りしたりしています。

イベント参加がきっかけで古墳に夢中!

タロスケさん:東京国立博物館で開かれた「国宝」発売記念イベントの講演会に参加したことをきっかけに、親子で古墳や埴輪に夢中になりました。

夏休みの宿題に取り組む中で参考にしていた図鑑ともつながり、知識がさらに深まりました。講演会のあと、考古学エリアを巡っていた際に、偶然にも登壇されていた研究員の方と直接お話しする機会に恵まれました。帰宅後も興奮は冷めず、フェルトでぬいぐるみを手作りするほど。今では古墳時代について調べることが、すっかり息子の“推し活”になっています。

家族みんなで「おいしい・楽しい」パン活

Reiさん:パンが大好きな子どもたちですが、市販のパンは添加物が気になるので、我が家では手作りをしています。子どもたちは、生地をこねる感触や、ベタベタだった生地がふわふわのパンに変わっていく様子が楽しいようです。

お気に入りの“推しパン”はピザパン。トッピングを工夫することで、いろいろなバリエーションを楽しめます。食育にもつながり、焼きたてはとびきりおいしい。そして調理中は親子のコミュニケーションもたっぷり取れるので、家族みんなで「おいしい・楽しい」パン活を続けています!

親が夢中な趣味の世界に子どももハマった!

スポーツ観戦が推し活に! 推しの選手を親子で応援

古木さん:我が家は親子で野球観戦が趣味で、ジャイアンツとファイターズを応援しています。毎月、息子と2人でそれぞれお気に入りの選手のユニフォームを着て東京ドームへ行くのが楽しみです。

また、札幌に私の実家があるので、毎年一度はエスコンフィールドにも足を運んでいます。息子はジャイアンツの吉川尚輝選手とファイターズの山崎福也選手の大ファン。活躍した試合は必ずハイライトをチェックし、翌朝も動画を見て楽しんでいます。

お気に入りを探してパン屋さん巡り

そらmamaさん:私の趣味はパン屋さん巡りで、息子が赤ちゃんの頃から一緒にいろいろなパン屋さんを訪れてきました。その影響か、今では息子もパンが大好き! 2人で出かけると必ずと言っていいほど「お昼はパン屋さんがいい」とリクエストされるので、外出の際には近くのパン屋さんを探してパンランチを楽しんでいます。親子でおいしいパンを食べる時間が、とても幸せです。

また、親子で推しのライブに行くことも私の夢。最近では、私の“推し”が息子にも伝わり、毎日のように動画を見ながらダンスを練習したり、歌を口ずさんだりしています。

年齢に応じて難易度UPも! 子どもと一緒に楽しむ謎解き

HugKumライターS:私の趣味は謎解き。子どもが一緒に楽しめそうな難易度のものを「一緒にやろう!」と誘ったら、これが大ハマり。駅やショッピングセンターなどで開催されている簡単な謎解きから、自宅で楽しめる謎解きキット、小学生でもハマる謎解き本まで。特に子どもが好きなキャラクターとコラボレーションしている謎解きは、一緒にその世界観にハマって楽しみました!

まだまだ難易度の高い謎解きや、時間のかかる謎解きにはチャレンジできていないのですが、もうすぐできる日がくるかな? と今からワクワクしています。

好きなアイドルを一緒に追いかけられる喜び!

HugKum編集長M:コロナ禍で私自身がハマッたのが韓国の13人組アイドルSEVENTEEN。曲もパフォーマンスもよくてお笑いもできる最高のグループです。毎年、東京はもちろん福岡、名古屋、大阪など数カ所を巡ってライブを満喫しています。

昨年娘が中学生になったので初めて東京ドームのライブに連れて行ったところ、「推しが手を振ってくれた気がする♡」と成功体験を得て大興奮。以来、グッズを買ってあげたりSpotifyで曲を聴いたりと、どんどんハマっているようで私もうれしいです。ちなみに私はWONWOO、娘はVERNONのファンです。

推し活は最高のコミュニケーションツール!

“推し活”は、親子で同じものを見て、一緒に楽しめるチャンス。共通の話題が生まれることで自然と会話が増え、親子の距離がぐっと近づきます。さらに、子どもの好奇心や探究心を広げるきっかけにも。親子で同じ時間を共有することで、日常がより豊かで楽しいものになるはずです。

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文/やまさきけいこ

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