家庭で発生する害虫と駆除方法
家庭内では、さまざまな害虫が発生します。主な害虫と、駆除の方法を確認しましょう。虫の種類によって、駆除の方法は変わってきます。
ダニ
ダニは、布団やカーペットなどさまざまな場所に住みついています。ほとんどのダニは目に見えないほど小さいため、定期的な清掃や駆除がおすすめです。
例えば、ダニは熱に弱いため、布団乾燥機を使って布団やカーペットを乾燥させ、住みつきにくい環境をつくるのもよいでしょう。コインランドリーの洗濯機・乾燥機で布団や毛布を洗濯・乾燥するのも効果的です。

そのほか、ダニ用の忌避剤・駆除剤を使って駆除する方法もあります。
ハエ・蚊
ハエ・蚊も、家庭でよく見かける害虫です。一般的には、忌避剤や殺虫剤などを使って駆除します。
成虫を駆除するには、蚊取り線香や電気タイプの蚊取り、ハエ・蚊用のスプレー式殺虫剤などが使えるでしょう。発生源を断ち切りたい場合には、幼虫向けの駆除剤もあります。
また、特に蚊は屋外のわずかな水たまりに産みつけて増えるため、植木鉢の受け皿や側溝などの水をなくすことも予防につながります。ハエは生ごみ等が発生源となるため、キッチンやごみ置き場の定期的な清掃や忌避剤の活用でも発生を抑えられるでしょう。
シラミ
現代の日本でも、シラミによる被害は続いています。特にアタマジラミは子どもの発症率が高く、保育施設や学校でも流行が見られる感染症です。
頭皮のかゆみや吸血による炎症で発覚することが多いですが、清潔にしていても頭部の接触やタオル・寝具の共有などで感染することがあるため、早期発見のためには定期的なチェックが求められるでしょう。
もしアタマジラミの感染が疑われる場合は、まず病院の受診を検討することが大切です。市販でもシラミ取りローションが販売されているため、原因が分かっていれば駆除剤やすき櫛で対処できます。

アタマジラミは人間の頭皮から離れて数日経つと死んでしまいますが、家族への感染を防ぐためにはシラミ退治のスプレーを散布するほか、寝具・衣服などを55℃以上のお湯に5分以上浸けることでも駆除ができるため、日常的に清掃や洗濯を心がけましょう。
ゴキブリ
家庭でゴキブリが発生したときには、殺虫剤で駆除することが一般的です。見かけていない場合でも、置き型の餌や粘着剤、忌避剤を使用することで遭遇の可能性を減らすことができます。
家や部屋全体の駆除や予防をする場合には、くん煙剤・くん蒸剤がおすすめです。薬剤がかかってはいけないものを片付けるなどの準備が必要で、使用中には外出する必要がありますが、効率的に全体の駆除ができます。
普段から食品・生ごみを放置しないようにすることや、すき間部分の清掃を心がけることでも外部からの侵入を抑えられるでしょう。
カメムシ
カメムシは動きが鈍くあまり移動しないため、虫が苦手でなければ外に追い出すことも可能です。しかし、危険を感じると悪臭を放つこともあり、なるべく早く対処をしたいところです。
駆除をする場合は、即効性がある専用の殺虫剤を使用するか、多くの害虫に効果がある殺虫剤の使用がおすすめです。凍結効果のある駆除剤も効果があります。
カメムシの侵入を防ぐためには、普段から網戸や窓ガラスに虫よけ対策を施し、すき間を塞ぐなどの対応をしておきましょう。
シロアリ
シロアリが発生すると、家の木材を食べてしまうため大きな被害が発生します。定期的な予防のため、羽アリが発生する春頃に駆除剤を散布しておくと安心です。
しかし、家の中でシロアリを発見した場合は、すでに被害が出ている可能性があります。完全に駆除ができないと被害が拡大するおそれがあるため、状況によっては専門業者への相談も検討しましょう。

似たようなアリでも、クロアリの場合は自身での駆除も可能ですが、まずは見かけたアリの色や特徴でシロアリなのかどうかを判断することが大切です。
出典:生活害虫生息ガイド|生活害虫防除剤協議会
害虫を駆除する|アース害虫駆除なんでも事典
害虫駆除の注意点

害虫を駆除する場合、何に気を付ければよいのでしょうか? 駆除剤・忌避剤などの薬剤を使うことが多いため、安全性も気になるところです。駆除をする上での、主な注意点を解説します。
駆除剤の用法・用量を守る
基本的に、害虫に使用する駆除剤の成分は、人間に対する一定の安全が確認されたものです。しかし、用法・用量を守らず使用すると、危険が伴うこともあります。
例えば、スプレータイプの駆除剤は、火気に引火するリスクがあります。大量に噴射すると火災につながるおそれもあるため、換気を心がけ、使用量にも注意しましょう。
また、子どもやペットのいる家庭では、薬剤に対して敏感に反応する可能性があります。天然成分や凍結剤など、影響を与えにくい駆除剤を使用することも検討しましょう。
業者に依頼することも検討する
発生した害虫の種類や状況によっては、専門の害虫駆除業者に駆除を依頼するほうがよいケースもあります。例えば、ハチの巣など近づくと危険が伴う場合には、専門的な知識を持つ業者への相談がおすすめです。
また、市販の薬剤では駆除しきれないような状態が続いているときや、トコジラミのように駆除が難しい害虫の場合も、専門業者への依頼が適しているでしょう。
早めに専門業者に依頼することで、被害を最小限に抑えることもできます。自力での対処が難しいときは、早めに相談してみましょう。
害虫駆除の方法を把握しよう
家庭では、さまざまな害虫と遭遇することがあります。駆除の際は害虫の種類に合わせた対策が必要です。それぞれの害虫に適した対策を把握しておきましょう。
また、自身で駆除をするときには、薬剤の用法・用量を確認することも大切です。自力での対処が難しいときは、早めに業者へ依頼することも検討しましょう。
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構成・文/HugKum編集部