HugKumでは小学生以下のお子さんをお持ちの全国のママ・パパ120人に、子ども服の処分の有無、処分方法などについて、アンケートを実施しました。成長と共に、気がつくと服のサイズが合わなくっている・・・という経験の多い現役ママ・パパの最新事情をリサーチしました。ぜひ参考にしてみてください。
子供服を処分できない理由とは?
1人目の子どもの誕生に合わせて、衣類をはじめ、たくさんの赤ちゃんグッズを揃えなくてはなりません。はじめての肌着、はじめての帽子、靴下、お洋服・・・「はじめて」に愛着や思い出があって、処分を踏みとどまってしまうこともあるようです。日々の家事・育児に追われて「まだ使えるかも」と思ったり、「なんとなく処分しづらい」というご意見も。みなさんから以下のような声が届いています。
次の子のお下がりに使えるから
赤ちゃんは成長が著しく、買ってあった服が数回した着れなかったということもしばしば。服の状態がよいまま譲れることもあります。
「次の子や、親戚の子のお下がり用に」(20代・東京都・子ども1人)
思い出の服だから
はじめて袖を通した服や、お出かけのときに着せた服、お気に入りのデザインでよく着せていた、など服には思い出がたくさんつまっているようです。
「思い出が詰まっているから、捨てられない服がたくさんあります」(40代・鳥取県・子ども2人)
もったいない
シンプルに「服を処分するのがもったいない」という意見も多数ありました。
「もったいない!」(40代・秋田県・子ども2人)
愛着があるから
まるで自分の服のように、またはそれ以上に「愛着」と感じてしまうのが我が子の服。自分で選んだものも、人からいただいたものもあるので、なかなか処分できないようですね。
子供服はどんなタイミングで処分するといい?
処分をためらってしまう子ども服ですが、やはり溜まる一方なので、上手に処分する方法がないでしょうか?そのタイミングなど、参考になるご意見ばかりです。
サイズアウトしたとき
なんといっても「サイズが合わなくなったときが処分しどき」というご意見が多数でした。
「サイズが合わなくなって、ある程度溜まってきたら」(50代・大阪府・子ども1人)
「サイズが小さくなって、汚れも取れなくなったら」(30代・北海道・子ども2人)
着れなくなったとき
「着れなくなる」と判断するのは、サイズはもちろん、汚れの度合いなどの理由も大きいようです。
「着られなくなってから1年くらい経ったら処分!」(40代・広島県・子ども2人)
「汚れが目立ち、下の子のお下がりにもできそうにない場合」(30代・北海道・子ども2人)
汚れたり破れたりしたとき
元気に体を動かす年代であれば、外あそびでついてしまった泥汚れなど、落ちにくい汚れも勲章のようにたくさんつけて帰ってきます。破れた生地にアップリケをつけたり、何度も繕ったりできるのですが、汚れも破れも限界がありますね。
「サイズが小さくなったり ボロくなったりしたら」(40代・神奈川県・子ども2人)
いらないと確信したとき
ご家庭や親せき、近所の知り合いのことを思い浮かべて「この服はいらない、譲れない」と強く確信したら、思い切って処分ができそうですね。
「下の子に下ろせなかったり、親戚に子どもの誕生予定がなくなったら」(40代・大阪府・子ども3人)
衣替えや大掃除などのタイミングで処分する
1年に1回(もしくは数回)の大掃除などのタイミングは、衣類を見直すグッドタイミング。衣替えで「来年着ることができるか」も見極められます。
「大掃除のタイミングで」(40代・大阪府・子ども2人)
「断捨離スイッチが入ったとき」 (40代・北海道・子ども1人)
あげる人が見つかったとき
家の中で眠っていた服も、あげる先が決まれば前向きに「処分」を考えられますね。
「我が子よりも体の小さい友だちの子にあげると喜ばれます」(40代・福井県・子ども2人)
服が増えて収納に困ったとき
どんなに服が増えても、クローゼットに入り切っていればなかなか気づかないかもしれません。「処分」を考えるきっかけは、ビジュアル化かもしれません。
「クローゼットに入りきらないとき」(30代・神奈川県・子ども1人)
子供服の処分におすすめの方法
「処分する!」と決めたら、どんな方法があるのか気になるところです。「捨てる」以外にもさまざまな方法があるので、ぜひご参考に。
思い切って捨てる
単に捨てるといっても、その捨て方は自治体の区分に沿って行わなければなりません。「可燃ごみ」なのか「資源ごみ」なのか、どのような方法で出すのか、しっかりと確認してから処分することが大切です。
「大人の服同様、思い切って断捨離します」(20代・東京都・子ども3人)
フリマやオークションで売る
年々、出店がしやすくなっているフリーマーケットやネットオークションで売る、という方法もあります。フリマは出店料金の支払いがありますが、服以外にも売りたいものがあれば、楽しいお店づくりができるメリットも!
「捨てるのには抵抗があるけれど、たとえ10円でも買ってもらえたら少しは心が軽くなる」(40代・沖縄県・子ども2人)
寄付する
不要になった古着を寄付する、というのは立派な社会貢献です!さまざまな寄付施設や団体があるので、ぜひチェックしてみてください。
主な団体はこちら
知人や友人の子に譲る
お金もかからず、気軽にできるのがこちらの方法のようです。「もし使わなければ、だれかにあげるか処分してね」と一言添えると、お互いに負担も軽くなります。
「捨てるわけではないので、心がいたまないし喜んでもらえる」(40代・兵庫県・子ども1人)
地域の廃品回収でリサイクルする
地域の自治体によって、リサイクルごみの分別方法は異なります。自治会やリサイクル活動団体が回収する日程あるので、お住まいの地域で確認することが大事です。子どもが公立小学校に通っているならば、PTAによる古紙・古布回収なども利用すると学校に貢献できる喜びも味わえますね。
子ども服を処分するときの注意点
子ども服を出すときに注意しなくてはならないのが、子どもの名前。園や小学校では、持ち物に名前をつけることがほぼ義務づけられるので、アイロンシールで貼ったり、タグにマジックで大きく書いたままになっていないか、確認することが大切です。次に使う人のことを考えるならば、キレイに消したり(除光液などで消える場合も)、どうしようもない場合はタグごと切ってしまうなど、配慮が必要ですね。
思い出が染みついた子ども服だからこそ、その処分方法は、ママ・パパさんにとっても悩ましいことなのですね。子どもが大きくなって会話が楽しくなってきたら、モノを大切にする、モノの流れを大人と一緒に考えるよい機会にもなりそうです。
文・構成/HugKum編集部