赤ちゃんの頃は、人形や知育おもちゃ、音の出るもの、光るものなど、いろいろとおもちゃ買いがちですよね。子どもの成長とともに遊ぶおもちゃもどんどん変わっていくもの。するとおもちゃは増える一方・・・。使わなくなったおもちゃをどうしようと悩んでいる人も多いのでは?そこでHugKum編集部は、0歳〜12歳のお子さんをお持ちのママ・パパ119人に、おもちゃの捨て方についてリサーチしました!
いらなくなったおもちゃの処分はどうする?
半数の人が「捨てる」という回答に。そのほかは順番に、「捨てずに保管」、「譲る」、「売る」という結果になりました。やはり考えるより前に手っ取り早く捨ててしまう、という人が多いようですね。
捨てる
一番多かった、潔く「捨てる」という回答。どんどん増えていくおもちゃを収納するところもないので、という理由が多数でした。
「片付けるところがないから」(40代・千葉県・子ども1人)
「もので溢れかえってしまうから」(30代・静岡県・子ども2人)
「おもちゃは増える一方でキリがないからです」(30代・東京都・子ども2人)
「捨てていかないとどんどんたまっていくので」(30代・愛知県・子ども1人)
「壊れたら捨てられます」(50代・埼玉県・子ども3人)
捨てずに保管する
「思い出だからしばらくは保管しておきたい」(30代・大阪府・子ども1人)
「思い入れがあるのでとっておきます」(30代・島根県・子ども1人)
「また使う時がくるかも知れないから」(40代・和歌山県・子ども1人)
「いつか誰か使うかもしれないから」(40代・広島県・子ども3人)
使ってくれる人に譲る
「使ってくれる人がいるならあげる、もったいない」(30代・愛知県・子ども2人)
「必要とされるところへさしあげたいから」(40代・千葉県・子ども3人)
「使ってくれる子がいるなら捨てるよりはいいと思うので」(40代・石川県・子ども1人)
売る
「売って新しいのを買う」(30代・兵庫県・子ども1人)
「少しでも、お金になれば嬉しいから」(40代・兵庫県・子ども1人)
「捨てるにはまだ状態が良いため」(40代・北海道・子ども2人)
「お金になるし、エコだから」(40代・千葉県・子ども2人)
正しいおもちゃの捨て方ガイド
おもちゃをなかなか捨てられない原因のひとつとして、いざ捨てようと思うとどのように捨てればいいか分からない、悩んでしまうということもありますよね。その間にもおもちゃはどんどん増えていくという・・・笑 そこで、悩まずにさっと処分できるように、おもちゃ別捨て方をご紹介します。
大型おもちゃの捨て方
捨て方は各自治体によって違います。大きさや素材などによっても違い、通常のゴミの日に捨てられるものもあれば、粗大ゴミの申し込みが必要なものなどさまざまです。住んでいる自治体から配布されるガイドブックやウェブサイトなどを確認してみましょう。ゴミの日に、清掃員の方に聞いてみる、というのも手です。
電池入りおもちゃの捨て方(分別方法)
捨てようとして、ふと悩む人が多いのが電池入りのおもちゃの捨て方ではないでしょうか。プラスチックのものは燃えるゴミor不燃ゴミと自治体によって違いますが、電池入りの場合は金属が使われているので、基本的には不燃ゴミという扱いになる場合が多いでしょう。電池は取り外して捨てるのが基本です。
肝心の電池については捨て方がさまざま。回収車の中で発火する場合もあるようなので、きちんと確認しておきましょう。
<電池の正しい捨て方>
一番多くのおもちゃに使われている「乾電池」「リチウムイオン電池」については自治体で回収してくれますが実は捨て方についてポイントが。それぞれの電池の端子部分(プラスとマイナス)にセロハンテープなどを貼り絶縁してから出すのが正しい捨て方なので覚えておきましょう。
音が出たり、ピカピカ光るおもちゃなどに多く使われている「ボタン電池」、ラジコンなどに使う人が多い「充電式電池」についてはリサイクル可能なので、販売店や回収業者に引き取ってもらう必要があります。下記サイトでお近くの引き取り業者を調べることができます。
・ボタン電池については、一般社団法人 電池工業会
・小形充電式電池については、一般社団法人JBRC
ぬいぐるみ・人形の捨て方
布製のぬいぐるみ、樹脂製の人形などは基本的に燃えるゴミで大丈夫。とはいえ、顔のあるぬいぐるみや人形は簡単にポイとは捨てにくいもの。子どもと一緒にありがとうとお礼を言いながら紙袋や包み紙でくるんでゴミ袋に入れるものよいのでは。
プレイマットやベッドメリーなど
プラスチックやスチール製の軸にぬいぐるみがついているものなどは、燃えるゴミと燃えないゴミ、場合によっては粗大ゴミに分別して捨てるようにしましょう。
捨てるのはもったいない!その他の対処法
保育園、児童館、児童養護施設、NPO団体などに寄付
小さい子どもが多くいる保育園や児童館などに譲る場合には喜ばれそうです(しかし区立保育園など自治体が運営している園は受け取らない場合が多いようです)。同じように、児童養護施設や子どもに対する場を提供しているNPO団体などは寄付を募っていることもあります。周りに譲れるような知り合いがいない場合は、近くの施設に聞いているとよいかもしれません。
おもちゃのリユースで寄付をしてくれるサービスを活用
不要になったおもちゃを適正にリサイクル、リユースしてその売上額を、子どものための団体に寄付するというサービスも最近増えています。寄付する先を指定することもできたりするので、おもちゃの処分で社会貢献ができることになります。基本は寄付という考え方なので、送料は元払いになる場合も多いので頭に入れておきましょう。さまざまなサービスがありますがいくつかご紹介します。
・いいことシップ-ECO to SHIP- https://eco-to-ship.jp/
日本赤十字社、国境なき医師団など、15ヶ所ほどある中から寄付先を自分で指定することができます。
・国際子供友好協会 http://npo-icfa.org/profile.html
主に発展途上国の子どもの支援に役立ちます。
・セカンドライフ https://www.ehaiki.jp/second/
回収した箱数でワクチン募金につながります。
納得のいく処分ができれば気分もスッキリ!
いろいろな処分の仕方をご紹介してきましたが、一番大事なことはは子どもも大人も納得できるように捨てる、ということではないでしょうか。親から見るといらないものでも、実は子どもはそこにあるだけで安心できる、というようなものもあるかもしれません。定期的に一緒におもちゃを見直して、これはもうバイバイしようね、と話ができたらハッピーですよね。ぜひ自分にあった処分方法でおうちも気分もスッキリさせてください。
文・構成/HugKum編集部