【優木まおみさん】8月から始まった母一人娘二人での海外生活「毎日が新鮮」語学学校やピラティスに通い、娘たちと挑戦の日々

優木さんマレーシアでの生活

8月から始まった、母一人娘二人での海外生活。異国で感じる文化の違いや新しいライフスタイルが新鮮で楽しく、一日一日をより大切に感じるようになったそうです。子どもとの時間の使い方や心境にも変化が表れ、すでに新しいことにも挑戦中!だという優木まおみさんに、マレーシアでの新生活について取材させていただきました。

すべてが新鮮。一日一日をより大切に感じられるように

毎日が幸せ。移住前の不安がいっきに吹き飛んだ

― 前回のインタビューでお話ししてくださった念願の海外暮らしが叶った今、マレーシアでどのような毎日を過ごされていますか。

優木さん:毎日が新鮮で、すべてのことが目新しいことばかりで。子どもの進学や仕事との両立を考えながらの海外暮らしなので、この幸せがいつまで続くんだろうってふと思いながらも、一日一日をもっと大切にするようになりました。ぼーっとしているつかの間さえも幸せをかみしめる時間が増えました

― マレーシアへの移住前と比べてどのような心境の変化がありましたか。

優木さん:海外で暮らしたいという私の夢に家族みんなで付き合ってもらうことになり、移住前は本当にこの選択でよかったのかなって考えることもあったんです。

夫は仕事でマレーシアに一緒に行くことはできないし、子どもも日本から離れることに乗り気ではなかったことに少し不安を感じてはいたんです。子どもにとって今海外に移住することは本当にいい選択なのかなって。でもいざマレーシアに移住したら、そんな不安が一気に吹き飛んでいって。

日本で中学受験をしないと決めたとき、自由な時間を有意義に使ってもらいたかった

― 不安が吹き飛んだ理由を教えてください。

優木さん:そもそも移住は私の夢を追いかけることで決めたことだったのですが、3年前くらいに長女が中学受験をしないと決めてから自由時間を過ごす子どもの日々に疑問を感じるようになっていて。携帯で流れていく情報を受け身で見続ける姿を見て、このままじゃいけないと思ったんです。

自分がやりたいこと、将来何がしたいなど考えることなく時間だけが過ぎていく、そんなルーティン化していた毎日を一変させたくて。ここに来て子どもたちもチャレンジの毎日で、新しい扉が開けたような気がします

子どもとの時間が増えて気が付いた「新しい時間のつむぎ方」

― 移住後、お子さんとの時間もぐっと増えたのでは。

優木さん子どもがまだ小さかった産後もずっと働き続けてきていたので、仕事が減った分子どもとの時間が増えましたね。当時はお金を稼ぐことに自分の存在意義を感じていて。忙しかったこともあり、子どもを抱っこしているときやいっしょに話をしているときも、頭の半分は仕事のことを考えていた自分がいたんです。

子どもたちが少し大きくなってだんだんと手が離れていくなか、子どもとちゃんと向き合えていなかったという罪悪感を抱くようにもなっていたので。この先もっと子どもとの時間が少なくなっていくなか、ここで向き合う時間をつくれて本当によかったなって。今、子どもたちと過ごす時間が増えたことで、こんな時間のつむぎ方があるということにも気付かされました。

時間の使い方の変化で心にゆとりもできた

― マレーシアに行って仕事がいったん落ち着いたことで、心にもゆとりができた感じでしょうか。

優木さんそうですね。日本では時間に追われていたこともあり、ストレス発散や時間を短縮するための浪費が多かったのですが、こっちにきてコーヒー一杯外で買うこともよくよく考えるようになったんです。

毎月の生活費を考えながら切り詰めてやりくりしていくこと、カフェで飲むコーヒー一杯への贅沢に感謝するようにもなって。昔の自分とはちょっと違う、そんな小さなことも毎日新鮮に感じられています。

― 母子留学で大変なこともあるのでは?

優木さんもちろん海外で生活を送るようになってから日々迷うことも、大変なこともたくさんあって。私と家族のこの選択をよりよいものにするために、試行錯誤を重ねながら毎日を過ごしています。

特に母子留学というかたちで私一人で子どもを海外に連れてきているので、もし私に何かがあったら子どもたちはどうなってしまうんだろうという不安や危機感はつねに感じています。外出しているとき、運転をしているとき、日本にいたとき以上に気持ちを引きしめて行動をするようになりましたね。

― 何か対策をとったりも?

優木さん:万が一ここで私に何かがあったときでも、子どもたちが自分で安全に家に帰ってこられるようになど、日ごろから子どもたちが自立して行動できるように教えています。あと、いつでも連絡がつくように出かけるときは必ず携帯電話を持たせるようにもしています。

マレーシアで始めた新しい日常

週3日の語学学校や、ピラティス教室に通うように

英語学校ではいろんな国から来たクラスメイトと一緒に学ぶように

― 移住して約2か月ですが、優木さん自身、すでに何か新しくスタートされたことはありますか?

優木さん英語の語学学校にさっそく申し込んできました! 子どもが学校から帰って来たときには、私が家にいて安心できる場所を作っていてあげたいので、子どもが学校に行っている間に授業がある学校を第一優先に探して決めました。

― 英語を学ぶうえで、何か目標にされていることはありますか。

優木さん英語の能力を測るIELTS(International English Language Testing System)というテストがあるのですが、まずはIELTSのスコアで6.0を取ることを目指してがんばりたいなと思っています。

IELTSのスコアを少しずつ上げていって、この先大学院にいけるかなとかも考えてみたり。まずは継続して英語学習ができるようにがんばります!

文化の違いの驚きや想定外な出来事も

― 以前、マレーシアでもピラティスの教室を今後やってみたいとお話しされていましたが

優木さん:今は生徒としていろんなピラティス教室に通っています。日本でやってきたピラティスとは違う部分や日本とは異なる教室の雰囲気や運営の仕方が見えておもしろいです。

 日本で当たり前だったことがそうではないことが、実際に住んでみると見えることがたくさんありますよね。

優木さん時間通りに先生は来ないし、体験の教室に行っても勧誘もまったくされない、何事にも緩い感じのマレーシアのスタイルにはじめは驚いたものの、それがこっちでは当たり前で。

時間を守らなくても、順番抜かしをされても、だれもイライラしていないんです。そんな文化の違いも居心地がよく感じられます。

― 移住前に抱いていた期待と比べて想定外だったなと感じたこともありますか。

優木さんそうですね。物価が思ったより安くないということですね。買い物をするとき、日本円に換算する癖がまだあるのですが、もしかしてこれ日本より高いんじゃない?! って感じることもよくあります!

これからもっとローカルに溶け込んで仕事につなげていきたい

YouTubeで『マレーシアチャンネル』を配信中!

― 最後に、今後マレーシアでやってみたいことを教えてください!

優木さんローカルコミュニティにもっと入っていて、いろんなことを見て、いろんな人と話をして、一つでも多くの経験をしたいと思います。私のことを知らない人たちと、今後ゼロからいっしょに何かをつくっていく経験も楽しみたいです。もっと英語ができるようになったら、英語での動画やSNSを日本人目線でマレーシアや世界に向けて発信できればと思っています!

― YouTubeで現在配信されている優木さんの『マレーシアチャンネル』、今後も楽しみにしています!

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お話を伺ったのは

優木まおみ タレント・実業家

2025年8月からマレーシアへ2人の子どもを連れて移住。現在Youtubeで『マレーシアチャンネル』を配信中!インスタグラムはこちらから。

取材・文・構成/s. Frey

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