【調査概要】調査期間:2025年8月16日~9月4日 回答者数:0~12歳の子どもがいる保護者 708人
家族でどのくらいお出かけする?

まず初めに「家族でお出かけする頻度はどれくらいですか?」と尋ねたところ、「週1回以上」が214人、「月に2~3回」が242人、「月1回以下」が158人となりました。なかなかお休みのタイミングが合わないなど家庭の事情もありますが、やっぱり家族で出かける時間も大切ですよね。

お出かけ先について尋ねると、「ショッピングモール」が491人と最多、次いで「公園」(396人)、「動物園・水族館」(286人)、「テーマパーク」(224人)と続きます。日々のお出かけは近場のショッピングモールや公園、ちょっと遠出したいときやアクティブに活動したいときには動物園や水族館、テーマパークなどを活用しているのかもしれません。
一方で、川遊びやピクニック、キャンプなど、屋外でのアウトドアは全体の1~2割程度にとどまりました。
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お出かけ先どうやって探してる?

お出かけ先の情報の探し方は「インターネット検索」(495人)、「InstagramやSNS」(311人)、「友人・ママ(パパ)友の口コミ」(245人)と続きます。比較的妥当と感じる方も多いのではないでしょうか。中には「AIに聞く」(20人)というイマドキの探し方も。

お出かけ先を決めるときに重視するポイントは「子どもが遊べるか」(494人)がトップに。僅差で「アクセスのしやすさ」(485人)が続きます。また、「混雑具合」(377人)や「入場料・予算」(348人)を重視している人も多いようですね。

移動手段のメインとなるのは「自家用車」(550人)でした。もちろんお住まいの場所によっては「公共交通機関」(262人)も大活躍。近場であれば「徒歩・自転車」(151人)のお出かけもいいですね。「レンタカー、カーシェア」は25人にとどまりました。
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子連れのお出かけで困ったことは?「あるある」なのはアレがないこと!

子どもと一緒のお出かけ。準備万全で行ったつもりでも「あれがなくて困った!」「これをやっておけばよかった!」なんて、あとで気づくこともありますよね。
アンケートでは、みなさんに「子連れのお出かけで困った・焦った体験があれば教えてください」と聞きました。ここでは自由回答の中から寄せられた回答をいくつかご紹介します。どれも“あるある”なお困りごとばかりです。
トイレがない!
「渋滞でトイレに行きたいとき」(女性/三重)
「敷地が広大な場所だとトイレまでの距離が遠い」(女性/石川)
「トイレが汚くて嫌がったり、虫がいて子どもが怖がったりした」(女性/大阪)
708人の回答のうち、ダントツに多かったのが「トイレ」の問題。100人以上が「トイレに困った!」と答えていました。遠かったり、混んでいたり、トイレに行けない状況だったり。トイレ自体が汚くて困ったという意見や、和式だったから子どもが使えなかったという意見もありました。
急な体調の変化・事故
「公園遊びでの虫刺され」(女性/石川)
「テーマパークで熱中症になって病院に運ばれた」(女性/福岡)
「お出かけ中、鼻血を出すことがあってティッシュを持っていないときは焦ります。転んだときに絆創膏なかったなど、携帯用の救急セットをいつも作らないとなと考えています」(女性/神奈川)
虫刺され、熱中症、転んでけがなど、出先での体調の変化や事故は、特に気を付けていきたいもの。自由回答では「日陰がなかった」という意見もかなり多く、夏場のレジャーや、体温調節の難しい赤ちゃんを連れてのお出かけの際は、特に注意していきたいポイントです。
子どもの着替え
「汚れてもいいように着替えを持っていくようにしているのですが、靴まで水浸しになったときは困りました」(女性/和歌山)
「お出かけ先で盛大にウンチをしてオムツから漏れてしまい、洋服もチャイルドシートも汚れてしまって焦りました」(女性/長野)
「水遊びでぬれたとき、汗をかいたときの着替えについて。女の子なのでどこで着替えさせるか悩みます」(女性/宮城)
着替えがない、着替えをどこでさせたらいいかわからない、というのも子連れのお出かけあるあるかもしれません。着替えが足りなくて急遽近くのスーパーで適当な服を買った…という回答も。
ほかにも「子どもの機嫌が突然悪くなって困った」という意見や「想定よりも移動に時間がかかってしまった」という意見、「小さい子どもが食べられるメニューがお店になかった」という意見まで。みなさんも共感できる意見はありましたか?
「買ってよかった!」外遊び・アウトドアアイテム10選

アンケートで「外遊び・アウトドアで買ってよかった!と思ったアイテムがあれば教えてください」と尋ねたところ、たくさんの意見が上がりました。ここでは、寄せられた意見をもとに、編集部おすすめアイテムをあわせてご紹介します。
1.簡易テント

「簡易テント。公園でも日よけになるので便利です」(女性/大阪)
「ポップアップテント。軽くて簡単に立てられるのでピクニックに役立っています」(女性/埼玉)
「ポップアップテントは、プライベート空間を確保できるのがとてもよかった。休憩や子どもの着替えなどにも使えます」(男性/岡山)
意見の中でかなり多くの人が挙げていたのが「ポップアップテント」。サッと広げられるので重宝しているという声が多数挙がりました。
子どもが疲れてしまって日陰で休みたいときや、着替えの場所を確保したいとき、赤ちゃんのおむつ替えなど、さまざまなシーンでお役立ち! かわいい柄のテントなら、より気分も上がりそう。
2.クーラーボックス、保冷バッグ

アウトドアや外遊びの必須アイテムと言っても過言ではない保冷バッグやクーラーボックス。夏場のお出かけだけでなく、飲み物やお弁当、お菓子などをまとめて入れておく大きな袋としてひとつ持っておくと、オールシーズン活躍します。コンパクトに折りたためるタイプや持ち運びしやすいタイプもおすすめです。
3.アウトドアチェア

「子ども用のアウトドアチェア。ピクニックやキャンプのときに、子ども専用の小さな椅子があるととても便利です。自分の“席”があることで子どももうれしそうに座ってくれますし、食事や休憩のときも落ち着いて過ごせます。軽くて折りたためるタイプを選べば、持ち運びもラクです」(女性/福岡)
折りたたみのアウトドアチェアや、ミニチェアがあると便利という意見が多くみられました。子ども用のアウトドアチェアがあると喜ばれる、といった意見も。
定期的にアウトドアに行くという家庭であれば、長く使うことを見越して、大人と同じサイズを買ってあげるのもおすすめです。小学生くらいのお子さんであれば「大人と同じ椅子に座れる」というだけでかなり喜んでくれるかも。
4.帽子

「ぬれても大丈夫な帽子が便利でした」(男性/北海道)
「外遊びでは帽子をかぶりますが、ジャングルジムなどでは邪魔になったり落としたりすることも。外遊びに適した帽子が知りたいです」(女性/茨城)
お出かけのマストアイテムである帽子。アンケートでは「外遊びにぴったりな帽子を知りたい!」という声も。特にアクティブな外遊びをするときには、しっかりひも付きのものや、防水のもの、暑い時期には首が隠れるものなどを選ぶといいでしょう。
5.水鉄砲

水遊びをするときに持っていきたいのが「水鉄砲」や「ウォーターガン」。アンケートでは「タンクを背負うタイプの水鉄砲がとてもよかった!」という声が聞かれました。大容量だと、途中で水を補給する手間が省けます。
100円ショップで売ってる水鉄砲が期待していた以上によかったなんて声も。
6.レジャーシート

アウトドアシーンで活躍するレジャーシートを選ぶときのポイントはいろいろありますが、自由回答で「買ってよかった!」と挙がっていたのは「厚手のもの」「柔らかい素材のもの」。
ペラペラのビニールシートだとどうしても敷く場所によってはお尻が痛くなってしまうこともあります。しっかりしたタイプの大きなシートを1つ持っておくだけで便利ですよ。秋の行楽には断熱性の高いものもおすすめ。
7.フライングディスク

子どもと一緒に外で遊べるアイテムを持っていく、という人が多かった本アンケート。特に人気なのが、フライングディスク。「フリスビー」というとイメージしやすい人もいるかもしれません(フリスビーは登録商標名)。
柔らかいタイプのフライングディスクなら、小さい子どもでも遊べるのでおすすめという声がありました。そのほかにもブーメランやボール、バドミントンなど、公園遊びの必需品を子どもと一緒に選んでみても楽しいかもしれませんね。
8.アクアスコープ

アンケートで何人かが回答していたのが「水の中を覗けるゴーグル」。アクアスコープやアクアメガネなどと呼ばれている商品で、これがあるだけで海や川遊びが楽しくなるんです。
しかも凸型のワイドレンズがついているタイプなら、視界もぐんと広がり、細かいところまでたくさん観察もできちゃうすぐれもの。ぜひ水中観察を楽しんでみてください!
9.紙せっけん

アウトドアで大活躍している! という声があがったのが「紙せっけん」。公園やトイレにせっけんがないときに重宝しているという意見がありました。溶けやすく泡立ちも抜群で、使い勝手もいいので、使い始めたら手放せなくなるかもしれません。
10.アウトドアワゴン

荷物が多いときに助かるのが、アウトドアワゴン。アウトドアシーンはもちろん、旅先や大容量の買い物の際にも重宝するアイテムなので、自家用車でのお出かけがメインの人はトランクに積んでおいても損はありません。子どもをのせても安全な「クロテックワゴン」が役に立ったという意見も。
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子連れでのお出かけは、荷物が多かったりちょっとしたハプニングがあったりと大変なこともありますが、ちょっとした便利グッズや準備でぐっと快適に、楽しい時間に変えられます。ぜひ工夫しながら、お出かけを楽しんでくださいね。
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文・構成/伊東ししゃも
