【調査概要】調査期間:2025年12月3日~12月21日 回答者数:0~12歳の子どもがいる保護者463人
「子どもの肌トラブル」を経験した親は8割以上!

まずはじめに、「子どもの肌荒れ・ニキビ・乾燥肌など肌トラブルの経験があるか」を尋ねたところ、「はい」と答えた人は343人、「いいえ」と答えた人は64人でした。子どもの肌トラブルを経験している家庭は、実に8割以上。多くの保護者が、一度は子どもの肌に向き合ってきたことがうかがえます。
「ちゃんと保湿してるの?」心ない声かけも…。

そんな子どもの肌トラブルに関して、周りの人から心ない声かけをされることも。「余計なお世話と言いたくなる声かけをされたことがあるか」との質問では、「はい」が93人、「いいえ」が311人となりました。約4人に1人が、そういった経験があると答えています。
では、具体的にはどのような声かけをされているのでしょうか。そのとき感じたことと合わせて、いくつかの意見をご紹介します。

1. 育て方・親の責任を疑われた
「毎日保湿をしているのに、通りがかりで知らない人から『肌荒れしてるじゃない、かわいそうに』と言われたこと。スキンケアも皮膚科通いもしていたので、少しイライラしました」(女性/東京)
「乳児湿疹がひどいとき、検査したら? と言われました。ちゃんと病院にかかっていたのに、放置しているように思われ不快でした」(女性/大阪)
「アレルギーがあり、季節の変わり目に肌荒れがひどくなると、母に『ちゃんとケアしてあげないと!』と言われます。ケアをしようとしても子どもが保湿クリームなどを嫌がるので、うまくケアできず、モヤモヤした気持ちになりました」(女性/東京)
「ニキビがひどく、チョコレート食べ過ぎなんじゃないの? と言われました。本人も気にしているので、そっとしておいてあげてほしかったです」(女性/愛知)
このほかにも、「毎日の除菌が足りないんじゃない?」と言われたり、「ちゃんと薬塗ってるの?」と責められたりと、育て方や親の責任を疑われるような言い方をされたという意見が数多く寄せられました。
2. 医療・ケア方針への否定・持論の押し付け
「洗顔料を買おうとしたら、子どもは石鹸なんて使わないでいい! と言われました」(女性/愛知)
「夫に、子どもの肌を保湿ばかりすると、自然の肌の免疫力が落ちるのではないかと言われました。子どもが夜中にかゆがっているのを知らないくせに、と思いました。もともとの肌質もあるので、無責任なことを言わないでほしいです」(女性/北海道)
「皮膚科でもらったステロイドの薬に対して、義母が『ステロイドはダメだ』と頭ごなしに言ってきます。私はお医者さんの言うことを信じたいです」(女性/熊本)
「乳児発疹で病院を受診したときに、ほかの年配の患者さんから『今のお母さんたちは気にしすぎ、手をかけすぎ』と注意されました。それぞれの事情や症状も違うので、一緒くたにしないでほしいです」(女性/宮城)
子どもの肌トラブルに対しての向き合い方を否定された、そういった経験談も多く寄せられました。世代間の価値観の違いを実感したという回答や、薬や治療に関する持論を押し付けてくるという意見も。
3. 見た目・体質への無神経なコメント
「肌が弱く赤ら顔だったのですが、田舎の赤ちゃんだねと言われました。すごく悔しかったです」(女性/岩手)
「子どもの顔をみて、見知らぬ人にかわいそうと言われました。怒り狂うかと思いました」(女性/愛知)
「腕の蒙古斑を見た近所の面識ないおばあさんに『あざがかわいそう』と言われました。まだ子どもが2歳で、本人が聞いてショックを受けない年齢でよかったです」(女性/千葉)
「目の周りにできるアトピーがひどかった長女。すぐに目を触ってお薬を塗っても治らなくて、お化けみたいでした。いろいろ試しているのに治らず…。『病院行ってないの?』と言われたり、虐待を疑われたりしました。悩んでいるし、手を尽くしているのに、憶測で言わないでほしかったです」(女性/奈良)
特に「かわいそう」と言われた、という声が目立ちました。「遠回しに嫌味を言われて思い出すだけでも辛い」という胸のうちを明かしてくれた方も。
一番この子のことを見ているのは親だからこそ、悩みながらも向き合っている。だからこそ、どうかそっとしておいてほしい。そんな切実な思いが、回答の端々から伝わってきます。
子ども自身の「美容への関心の高まり」も

そんな周囲の声に戸惑いながらも、ふと感じるのは“時代の変化”かもしれません。
子育てをしていて、自分の子ども時代と比べると、スキンケアや見た目、清潔感など子ども自身の「美容への関心」が高まっていると感じたことはないでしょうか。
アンケートでは「すごく感じる」182人、「少し感じる」122人、「あまり感じない」42人、「全く感じない」10人と、全体の約8割が少なからず「感じる」と答えています。
どのような場面でそう感じたのか、具体的に聞いてみました。

1.「保湿・日焼け止めが当たり前」時代
「親が言わなくても保湿や日焼け止めを塗っているとき」(女性/東京)
「小学生の子どもが、毎日お風呂上りにスキンケアを念入りにやっています」(女性/東京)
「学校にハンドクリームやリップクリームを持参しています」(女性/秋田)
「自分が子どものときには保湿をした記憶がないけれど、今は保湿が大事と言われています。また、夏場は学校からも日焼け止めが推奨されているところ」(女性/東京)
多くの回答で共通していたのが「保湿・日焼け止めが当たり前になっている」という声。実際にお店に行くと、ベビー用やキッズ用など、年齢層や肌質に合わせたケア用品が多数展開されていますよね。子ども自らが塗るように心がけている様子に、驚いている人もいらっしゃいました。
2.低年齢化するメイク・美容意識
「年中さんの長女はすでにマイミラーを持っていて、よくヘアアレンジや自分の顔を見ています」(女性/東京)
「アイドルになりたいらしく、ヘアスタイルやメイク、服の作り(レースがついているか、スカートが広がるか)など細かくこだわっています」(女性/東京)
「保育園の頃からメイクやネイルに興味があり、やっている子も多いです」(女性/東京)
スキンケアの域を超えて、メイクやネイルなどの美意識が高まっている、と実感している保護者も少なくないようです。また女の子だけでなく「男の子もヘアスタイルや肌の調子を気にしている」という声も見られました。
3.ムダ毛・脱毛への関心
「子どもが口のまわりの産毛を必要以上に意識し、気にしていること」(女性/大阪)
「眉毛と目の間に生えている毛が気になるから剃ってほしいと、7歳の娘に頼まれることがたびたびあります」(女性/北海道)
「お友だちが腕の脱毛をしたがっていると聞いたとき、美意識の高まりを感じました」(女性/東京)
美意識の高まりとともに、「ムダ毛処理や脱毛」への関心も高まっているようです。SNSやYouTubeで見たことがきっかけで関心を持ったという回答もあり、デジタル世代ならではの影響が見てとれました。
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保湿や日焼け止めが当たり前になり、さらに子ども自身が美容や見た目に関心を持つ時代。今の子育ては、ひと昔前とはまったく違う景色の中にあります。
情報があふれるからこそ迷うことも増えますが、一番近くで見守っているのはパパママ。周囲の声に揺れすぎず、その子らしさを大切にしながら、親子で「子どもの肌事情」に向き合っていけるといいですね。
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文・構成/伊東ししゃも
