GW明けでも起こる!? 1年生の登校しぶりが急増! 送るのは校門まで。あとは先生にバトンタッチしましょう【現役教師がアドバイス】

学習雑誌『小学一年生』(小学館発行)では、最新教育事情を現役の先生が教えるコラムを連載中です。今回は、1年生の登校しぶりについて、現役教師からアドバイスをいただきました。

1年生の登校しぶりが増えてきている

4月になると、1年生が泣きながら、お母さんに学校に連れられてくる光景が繰り広げられます。たいていの子は、親御さんの姿が見えなくなると、気持ちを切り替えて泣き止みます。けれど、なかには「お母さん、お母さん」と泣き叫び、なかなか離れようとしない子もいます。こうした子どもは、毎年何人かはいて、先生たちも心構えはできているのですが、最近は少しずつ増えているように感じます。これは1年生に限らず、幼稚園、保育園でも同様のようです。

あくまで私の経験によるのですが、子どもは男女関係なく一定数見られます。また、登校しぶりが見られる場合、お母さんであることが多いようです。不思議とお父さんが連れてくる子どもは、すんなりと教室へ入っていきます。

もちろん、親御さんが校門まで付き添って来られるのは構いません。ただ、それがずっと続いてしまうと、子どもはなかなか学校生活に慣れることができません。登校しぶりが続いてしまう子の親御さんを見ていると、子どもが泣き叫ぶ姿に胸を痛め、「あと少しだけね」などとしばらくとどまってしまうようです。子どもがお母さんを求めて泣く姿を見てしまうと、かわいそうに感じてしまう気持ちはわかります。けれど、その親御さんの気持ちが子どもにも伝わり、ますます離れられなくなってしまうのです。

親御さんだけで抱え込まず、早めに担任の先生に相談を

登校しぶりは親子だけで解決するのは難しいでしょう。打開策としては、やはり先生との連携が必要です。担任の先生が校門で、お母さんから子どもの手を引き継ぐ。たとえ泣き叫んでいても、家から学校へ気持ちを切り替えるきっかけになるようです。それを続けていけば、いつのまにかお母さんに付き添われなくても、元気よく登校できるようになります。

1年生の担任は、子どもたちにとにかく学校に来てほしいと思っています。どんなに泣いていても、親の姿が見えなくなると意外とケロッとしているものです。ですから、親御さんだけで抱え込まず、登校しぶりで困ったら、できるだけ早めに担任の先生に相談しましょう。

先にも述べましたが、1年生の登校しぶりは、気持ちの切り替えが必要です。自宅でくつろいでいる機嫌のよいときに「どうしたら泣かずに行けるかな?」「お母さんがあなたをぎゅっとしてあげるから、そこからは一人でがんばれるかな」などと、親子で話し合いましょう。

そして場合によっては、毅然とした態度で「いってらっしゃい」と送り出すことも重要なポイントです。そして、学校から帰ったら、たくさん甘えさせて、話を聞いてあげてくださいね。

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私がお答えしました

佐々木陽子先生 公立小学校教諭

低学年の担任経験が豊富で、現在は主幹教諭として教鞭をとる傍ら、先生が読む教育情報サイト『みんなの教育技術』に執筆も行う。

1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子どもたち各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

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イラスト/メイボランチ 構成/天辰陽子

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