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猛暑下における調理者は「時短・火なしで調理したい」
まず公開されたのは、味の素生活者インサイトグループが調査した生活者の動向。「猛暑による調理者の意識調査」によると、生活者の8割が夏の調理は心的負担があって、時間がかからず火を使わない料理を優先して作っていることのこと。そのため、食卓に並ぶ料理も、気温が高くなればなるほど手作りした料理や火の前に拘束されて作る料理が減少傾向にあることがデータとともに発表されました。

暑さとともに「冷やし料理」へのニーズが上昇。火にかけてほったらかしにできる「蒸し料理」も人気!
そんな状況の中、食卓に上る回数が高いメニューは「冷やしメニュー」で、具体的には1位が「冷や麦・そうめん」で、26.5℃を基準温度に出現頻度が大きく伸び、さらに、「浅漬け」「トマト」「梅干し」など、あっさりとしながら冷蔵庫からそのまま食卓に出せるメニューも気温の上昇とともに需要が増しているそうです。

その一方で、意外に人気が高かったのが「蒸し料理」で、25℃前後から食卓に登場する頻度が高まる傾向が見受けられたとのこと。「蒸し料理」は火を使う料理ですが、いったん火にかけてしまえば、ほうっておけるという点や、油を使わず軽やかに食べられるヘルシーな点が支持されているのではないかと推測しました。


熱さなし、重さなし、油なし。調理工程も味わいも軽い「オフ飯」を夏の食トレンドと予測!
以上のデータから、「味の素」は、この夏のトレンド食は、「オフ飯」が支持されると予測しました。「オフ飯」とは、単なる「冷たさ」だけでなく、調理負担や味わいの重さを抑えた「軽やかさ」のある料理とのこと。具体的には、そうめんや冷や麦のほかに、冷しゃぶや、野菜のせいろ蒸しなどのことです。
「味の素」では、「オフ飯」に対応する商品として、新製品の「氷みぞれつゆ」、ひんやりとしたスープの「クノール®カップスープ」牛乳でつくるポタージュシリーズ、そして、肉をパウチに入れて電子レンジで加熱するだけで調理が完結する「スチーミー®」シリーズの3商品を発売しています。

中でも、「氷みぞれつゆ」は、同社が来たる酷暑に向けて今年2月から新たに発売した商品で、読者の方たちに試していただきたい一品です。冷凍庫で凍らせて使う麺用調味料なのですが、圧倒的な冷たさとシャリシャリした氷のような食感はこれまで体験したことがない味わい。口の中でつゆがとけると、奥行きのある旨みとコクが広がって、あとを引くおいしさです。〈かつおだし〉と〈鶏だしゆず風味〉の2種類があるので、ぜひ、一度味わってみてください!

「オフ飯」の対極にある「オン飯」も、夏のトレンド食として予測!
さて、“熱さなし、重さなし、油なし”という「オフ飯」は、これまでの経験上、ある程度予測できたメニューでしたが、今回の発表会では、もうひとつの食トレンドとして「オン飯」も発表されました。
「オン飯」とは、刺激的で華やか、異国情緒あふれる海外料理のこと。近年、日本では各国の専門料理店が町のあちこちにオープンし、家庭の食卓にも異国の料理が登場していますが、ここにきて海外料理へのニーズがさらに拡大しているそうです。



例えば「メキシカン料理」は、レシピ検索数が2024年ごろから増加して、昨年の夏は大きく伸長。さらに、「麻辣湯」は、「メキシカン料理」を上回る勢いで、右肩上がりにレシピ検索数が増加しているそうです。

また、こうした風潮の中、夏場に需要が高まるのが「エスニック系料理」とのこと。データを分析すると、レシピ検索数やSNS投稿量が春先から少しずつ増加し始め、8月ごろピークを迎える傾向があるようです。
そこで、「味の素」が夏のトレンド食として打ち出したのが「オン飯」でした。「オフ飯」のような簡便で軽やかなメニューが求められる一方で、それと対極にある味わいも存在感もある「オン飯」が、この夏求められていると予測したわけです。
「オン飯」として「味の素」が挙げたのが、以下の3商品です。中華調味料や香辛料などにとことんこだわった合わせ調味料「Cook Do® 極(プレミアム)」シリーズ、韓国メニューを手軽に作れる合わせ調味料「Cook Do® KOREA!」シリーズ、そして、タイを中心に愛されている本格エスニック即席麺シリーズの「Yum Yum®」です。

どれも味わいが異なる個性的な商品ですが、発表会では「Cook Do® 極(プレミアム)」シリーズの「麻辣回鍋肉用」を使った、電子レンジだけで作れる「麻辣混ぜそば」の試食が体験できました。

「Cook Do® 極(プレミアム)」シリーズは、素材を炒め合わせてソースを加えるだけで、家庭で手軽に本格中華が味わえる合わせ調味料ですが、今回紹介された「麻辣混ぜそば」も、用意する素材も少なく、電子レンジだけで作れる簡単メニューです。しかし、味わいは花椒や八角のスパイスの利いた刺激的な味わいのあとに、濃厚な旨みが追いかけてくる複雑な大人の味わいでした。ビールとの相性もバツグンです。
レシピの詳細は、「AJINOMOTO PARK」 に掲載されています。このサイトでは、ほかの商品のアレンジレシピも多数掲載されているので便利です!
「夏のオン⇔オフ スイッチ飯」が2026年の猛暑食トレンドに!
以上のようなデータと分析から、味の素では、「夏のオン⇔オフ スイッチ飯」と題して、今夏は「オン飯」と「オフ飯」をまるでスイッチを切り替えるように、テンションやシーンに応じて行き来して、楽しむのではないかと予測しました。昨年のあの長い夏の日々を思い起こすと、ちょっと憂うつになりますが、今回紹介された「オン飯」「オフ飯」を楽しみながら、元気に夏を乗り越えたいものです!
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取材・文/山津京子