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多元地球ならでは? ようやくそろったギャバンたち
ーー映画でそれぞれ印象に残ったシーンや、大変だったシーンを教えてください。
安井さん:ギャバンのみんなが撮影所にこんなにそろったの、初めてだよね。テレビは少ない人数でカット割りで撮ることが多いので。少ない人数に慣れていたから、人数が多いとそれはまた大変だなみたいなところはありました。
長田さん:テレビの本編で全員集まるところよりも先に、映画で全員集まるところを撮ったので「こんな感じなんだ」と思いました。
それと僕は今回、面割れ(マスクが割れて素顔が出ている)したり腕も露出したり。アクションも僕が実際にやっている部分もあるので、そこは大変だったかもしれないですね。

ーーそれぞれのギャバンを演じる上で、役作りのために何か準備したことはありますか?
長田さん:アクションは最初に監督とスーツアクターの方で作った形を見た上で、実際に体でどう表すかという会話を準備段階でしっかりできたのはいい経験だったなと思います。
安井さん:忍者なので、日常生活でも耐え忍ぶ…というのは冗談ですけど、僕はテレビシリーズには途中参加だったので、現場の空気感に入るということを意識した記憶があります。もうすでに走っているものに途中から参加するので、失敗すると全体の空気感を壊しちゃうこともあるかなと思うので。
ーー安井さんはアクション経験はあったんですか?
安井さん:東映作品の「死神遣いの事件帖」シリーズの舞台で少しあったくらいで、ほとんど経験がなかったんです。でもギャバンの撮影に入る前にアクション稽古を2日くらいやってもらって、それがすごく助かりました。そこで光平とも喋る前にアクションでコミュニケーションを取れたことで、話すよりも人となりが理解しやすかった。部活というかスポーツを一緒にやって仲良くなるみたいな感じが撮影に入る前にできたのは有り難かったです。

初対面のオーディションは隣の席
ーー初めて会ったときのお互いの印象は覚えてますか?
安井さん:光平はロン毛だったんですよ。ロン毛でこんなに爽やかな人がいるんだって思いました。
ーーオーディションが初対面だったんですか?
長田さん:隣の席だったんですよ。なんなら僕、安井さんを知っていたので、え、隣に座ってる! って思ったんですけど、オーディション中だし気持ちを抑えながら「…観てました」って言いました(笑)。
安井さん:めっちゃ覚えてる(笑)。
長田さん:「やっぱ、かっけーなー」と思いました。オーディションも僕はすごく力が入ってしまったんですけど、謙太郎くんはいい意味で力が抜けていて自然体でお芝居しているし、相手の空気感と一体感があり、一緒にお芝居したいなって思いました。

ーーオーディションのときはまだ役が決まってないんですか?
安井さん:そう、みんな入れ替わりながらやる感じで。でもそのときから光平は怜慈役にばっちりハマってました。
長田さん:僕が終わって席に戻ると、謙太郎くんが手を叩いて「すごい! 俺が見ていたザ・主人公だよ」と言ってくれて。普通オーディションで(ライバルに)そんなこと言わないじゃないですか(笑)。
安井さん:俺、本当にお客さんみたいな気持ちで臨んでいたから(笑)。 すごい楽しかった記憶があります。
「東映チームはちょっとダンスに信頼を置きすぎです(笑)」安井さん
ーーこれまでの経験でギャバンに活かされてるなと思うことはありますか?
安井さん:自分ではあんまり思わないんですけど、監督に言われたのはダンス経験があるから、アクションするときの相手と合わせるリズム感みたいなものが自然とできていると言われました。PROJECT R.E.D.の密着YouTube企画『ドキュ撮』でもアクションについて言及するシーンがあるんですけど、東映チームはちょっとダンスに信頼を置きすぎです(笑)。みんな安井さんはダンスやってるから大丈夫ですっていうんです。「いや、それ関係ないでしょ」って俺は結構思ってるんですけどね。でもそんなに言ってもらえるなら、ダンスの価値を上げられたのかな。

長田さん:舞台だと実際に相手に当てる立ち回りはしないんですが、ギャバンは多少なりとも相手に当てるシーンがあって、常にそこの恐怖心と戦っています。実際には相手に効いてないけど、映像で観たときにはかっこよくちゃんと当たって見えるっていう技術があって、そこを一から勉強させてもらいました。
安井さん:光平は本当に優しいので、自分が当たるのが怖いんじゃなくて人に当てちゃうのが「こえ~」って言ってます。ここはいい意味で怜慈とのギャップというか、かわいらしいところがあるっていうのをみんなに知ってほしいですね。

「『親に迷惑かけんなよ』って子どものころの自分に言いたいです」(長田さん)
ーーご自身はどんな子どもでしたか? 好きだった遊びや、夢中になったものはありますか?
安井さん:子どものころ「忍者戦隊カクレンジャー」を好きで観ていて、バイクに乗って登場するシーンがあったんです。映像を再生しながら、自分はおもちゃのバイクに乗って同じタイミングでリビングからブイーンと登場する遊びをしていて。他にも子ども向けの番組の歌のシーンで、扇子を使う曲なら扇子を持ってきて同じように歌って踊るみたいなことをしていたと、母親には言われました。でも自分では覚えてないし意識もしてなかったので、気づいたら今歌やダンスをやったりとか、それこそギャバン・ライヤは忍者モチーフだし、どこかで繋がってるものがあるんだなと思います。

長田さん:やんちゃで落ち着きのない子でした。だから親にはたくさん迷惑かけただろうなって思います。でもこうして今ヒーローをできているから、お母さんたちもお子さんの将来を信じてあげてほしいです。
ーー大人になりヒーローになった自分を、小学生の自分に伝えるならどんな風に言いますか?
安井さん:言わない方がおもしろいとは思うけど、もし言うなら人生何が起こるかわからないぞって。良くも悪くも。でもそれを楽しんでいると、いい出会いもあって、思いもよらないことが起こるってこの歳になると思いますけど。
長田さん:えー言う? でも言うとしたら、親に迷惑かけんなよって言いたいです。
ーーあらためて映画の見どころをお願いします!
長田さん:怜慈の過去も掘り下げられているし、本編では見られない新たなヒーロー像が見られるんじゃないかなって感じてます。最後にみんなで集合するシーンも好きですね。
安井さん:本当にみんなそろうので、大集合感がすごいです。みんな別次元で過ごしてきたからこそすごく豪華に感じて、そこは見どころの一つなんじゃないかなと思います。

全次元を巻き込んでギャバンたちが集結する、映画『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』
「太陽が魔空空間に食べられちゃいました!」
突然世界は光を失い、深い闇に包まれてしまいます。すると太陽はギャバンの命と引き換えに返すと、ギャバンキラーからの連絡が入ります。
ギャバン・インフィニティの絶体絶命のピンチに、ギャバン・ブシドー、ギャバン・ルミナス、ギャバン・ライヤが次元を超えて駆けつけます!
ギャバンキラーの真の目的は一体なんなのか…? ギャバンたちは太陽の輝きを取り戻すことができるのか!?


2026年7月24日(金)より全国ロードショー!
映画『超宇宙刑事ギャバン インフィニティ 太陽が泣いた日』
同時上映:映画『仮面ライダーゼッツ さよならのミッション』
<キャスト>
長田光平 赤羽流河 角 心菜 安井謙太郎
松永有紘 有坂心花 安田啓人 谷田ラナ
入山杏奈 / 平岡祐太
後藤淳平 福徳秀介(ジャルジャル) / 高橋努
原作:八手三郎 脚本:冨岡淳広
音楽:園田 健太郎 奈良悠樹 アクション監督:宮川 連 特撮監督:佛田 洋
監督:福沢博文
映画「ゼッツ・ギャバン インフィニティ」製作委員会
ⓒテレビ朝日・東映AG・東映
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この記事を書いたのは
レコード会社勤務を経て、フリーの編集・ライターに。雑誌、書籍、WEBで、幼児向けキャラクターページから大人向けインタビュー記事まで幅広く、気になるものを取材・執筆しています。仕事がきっかけの「特撮」や「いきもの」ジャンルは、気づけば趣味の域に。
撮影/黒石あみ(小学館)