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「サイバーセキュリティ・ミッションラリー」 を世界的サイバーセキュリティ企業と共同で実施
最近では生成AIの急速な普及などにより、子どもたちを取り巻くデジタル環境は大きく変化しています。こうした時代を生きる子どもたちが、安全にインターネットを利用するために、自分で危険を見抜き、身を守る力=デジタル防御力を身に付けられるように企画されたのが、「サイバーセキュリティ・ミッションラリー」です。

キッザニアと世界的なサイバーセキュリティ企業・パロアルトネットワークスが共同で企画した体験型プログラムで、2026年6月19日から25日までの7日間、キッザニア東京・甲子園・福岡の3施設で開催されました。
小学生7人が挑戦! 「インターネットのワナ」を見抜く3つのミッション
「サイバーセキュリティ・ミッションラリー」実施期間中、キッザニア東京で小学生7人が挑戦する様子を取材しました。
入場受付で「ミッションラリーブック」を受け取ったら、施設内3か所のミッションポイントへ。「インターネットのワナ」を見抜くクイズに挑戦しながら、ネットの安全な使い方を楽しく学びます。

仕事体験の合間に気軽に参加できるのも魅力です。
全問正解するとプレゼントがもらえるとあって、7人の子どもたちはワクワクした様子で最初のミッションポイントをめざしました。


子どもたちが最初に訪れたのは、2階の家電専門店近くのミッションポイント。

ここでは「あやしいメールを見ぬけ!」と題されたクイズに挑戦します。
「大人気ゲームが当たりました‼ 今すぐ受け取って!」というメールが届く、という身近に起こり得る場面を題材にした内容です。
選択肢には、一見すると正しい対応に迷ってしまいそうなものが並びます。

子どもたちは真剣な表情でパネルを見つめていましたが、クイズを読み終えるとすぐに答えを記入。

さすがデジタルネイティブ世代らしく、落ち着いて答えを導き出していました。
スマートフォンやタブレットを使う子どもたちにとっても、十分に現実味のある場面設定で、自然と「自分ごと」として考えられる内容になっていました。
続いて向かったミッションポイントは、1階のケアサポートセンター付近に。

ここで挑戦するのは、「最強のパスワードを選べ!」というミッション。 キッザニアのキャラクター・ウルバノの希望に沿った「人に分かりにくい、強いパスワード」を選びます。
パスワードって、数字の並びや名前、誕生日などつい覚えやすいものにしがちですよね。そんな「あるある」に気づかされる、身近なテーマです。
選択肢には、数字のみを並べたものや、アルファベットと記号と数字を組み合わせたものなどが並びます。

先ほどのミッションに比べると、少し考え込む様子も見られた子どもたち。

でもクイズのすぐ下に書かれたヒントを手がかりに、選択肢を見比べながら慎重に答えを選んでいきました。
子どもたちが最後に向かったのは、1階のイベントスペース付近に設置されたミッションポイント。

挑戦するのは、「一人ひとりの情報を守れ!」というミッションです。
SNSへの写真投稿が身近になった今だからこそ、「個人情報が写り込んでいないかな?」と投稿前に確認する大切さを学べる内容です。
インターネットに投稿する写真を題材に、自分や友だちの情報が知られてしまう「あぶないヒント」がいくつ隠れているかを探します。

制服やカップに書かれた名前といった分かりやすいものはもちろん、テーブルの上の小物など、一見すると見過ごしてしまいそうな「あぶないヒント」が写真のあちこちに隠れています。

子どもたちは写真をじっくり見比べながら、「どこだろう?」と考え込む場面も。

それでも最後まであきらめずに探し続け、隠れたヒントをしっかり見つけ出していました。
全問クリアなるか? 「デジタル防御力」を確かめる答え合わせへ
全てのクイズを終えた子どもたちは、劇場前の特設スペースへと集まります。

いよいよ答え合わせの時間です。
まずミッション1「あやしいメールを見ぬけ!」の正解は、Cの「大人に相談してメールを消す」。

あやしいメールが届いたら、ひとりで判断せず、まず大人に相談することが大切です。子どもにも、日頃からその基本を伝えておきたいところです。
差出人のメールアドレスをよく確認することや、「今すぐ」「急いで」など焦らせる文言のあるメールはとくに注意が必要、といったポイントも紹介されていました。
また、あやしいメールに書かれたボタンやリンクは絶対に押さないことが大切だというアドバイスも。うっかり押してしまうと、個人情報を盗まれたり、パソコンやスマートフォンが使えなくなってしまったりする危険があるためです。
こうした基本を子どもに伝えておくことで、日常のトラブルをぐっと防ぎやすくなりそうです。
続くミッション2「最強のパスワードを選べ!」の正解は、Bの「アルファベットと記号と数字の組み合わせ」。

パスワードは、アルファベットの大文字と小文字、数字、記号を組み合わせるのが基本。さらに「12文字以上」にすると、ぐっと破られにくくなるのだそうです。
実はこの「12文字以上」、大人でも意外と知らない大切なポイント。これを機に、親子でパスワードを見直してみるのもよさそうですね。
最後のミッション3「一人ひとりの情報を守れ!」の正解は、Cの「5つ」。

写真の中には、名前の書かれたカップやテスト用紙、学生証、制服の校章、そしてスマートフォンの画面に映る住所など、思わぬ「個人情報のヒント」が点在。投稿前に、こうした写り込みに気をつけることが大切だと説明されました。
全ミッションとも、ただ正解を確認するだけでなく、その場で大事なポイントが改めて紹介され、子どもたちにとって“学び直し”の時間になっていたのが印象的でした。
そして結果は――全員が見事に全問正解!
プレゼントとして手渡されたのは、パロアルトネットワークスが今回のイベント向けに用意した、ラマのぷっくりシール。


サイバーセキュリティのちょっぴり堅いテーマを和らげてくれるユーモラスなキャラクターで、子どもたちにも大人気でした。
体験を終えた子どもたちに感想を聞いてみたところ、それぞれが今日の学びを自分ごととして受け止めている様子が伝わってきました。

「インターネットは、あっさりと感染してしまうことがあると、今日改めて分かりました。これからは気を付けたいです」(小学6年生)

「ウルバノのパスワードの問題で、自分のパスワードは名前や数字が関連しているものばかりだと気づき、見直したいと思いました」(小学4年生)

「SNSをやるときに、何に気を付ければいいか分かったのがよかったです」(小学4年生)
子どもたちは「学校ではこういう授業は受けたことがない」と話していて、今回の体験が新鮮な学びになったようです。体験を通して芽生えた気づきが表情にもにじみ、ふと頼もしささえ覚えました。
ネット時代の「デジタル防御力」は、家庭の対話で育つ
今回の3つのミッションには、インターネット上の様々なリスクから自分自身を守るために必要な知識や判断力、そして適切に行動する力=「デジタル防御力」の土台となる学びがぎっしり詰まっていました。

大人にとっては当たり前に思えることでも、子どもたちにとっては新たな気づきとなる場面も多く、改めて考えさせられる内容でもありました。
親が全てを見守ることが難しくなっている今、子ども自身が「自分を守る力」、すなわち「デジタル防御力」を持つことの重要性は、これまで以上に高まっています。
体験の中で子どもたちは、ただ答えを教わるのではなく、自ら気づき、考え、行動につながる意識を育んでいました。その経験は、日常につながる“実践的な学び”にもなっていたように感じられます。

キッザニアでの本プログラムはすでに終了していますが、この学びは家庭でも生かすことができます。ぜひお子さんといっしょにネットとの向き合い方を話し合うきっかけにしてみてください。日々の会話が、未来の安心につながっていくはずです。
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