犬のキャラクターといえば?
古くから「人間の親友」と言われる「犬」は、まるで恋人や相棒のように、ペットとして人間に親しまれてきた動物です。アニメや物語にもキャラクターとしてたびたび登場し、さまざまな形で今も広く愛されています。
そんな、一日に一回は何かしら目にする「犬」のキャラクターですが、数多く存在する中でも「犬のキャラクターといえば?」と問われたらどんなキャラを連想しますか?
子どもに人気の犬のキャラクターは?
ここからは、まずは「子どもに人気の犬のキャラクター」のアンケート結果をご紹介します。誰もが知る定番キャラから、最近流行りの最新キャラまでさまざまなキャラクターの名前が挙がりました。
調査方法:2024年2月インターネット調査
男女/20~59歳/全国/2~12歳の子がいる親
スヌーピー
祖父母世代、ママパパ世代、子世代と3世代にわたって愛される「スヌーピー」。その人気のはじまりは、1950年にアメリカの新聞に掲載された漫画『ピーナッツ』でした。
見た目の可愛らしさに加えて、どこか“人間くさい”キャラクター設定も魅力です。時代に左右されず、今後も長く愛され続けるキャラクターではないでしょうか。
「親の私が好きなのと、スヌーピーのアニメを見るから」(30代・大阪府・子ども3人)
「家に居る犬にまで幼い頃は名前を同じにしていた」(40代・宮崎県・子ども3人)
「母親が好きなのでなじみがあるから」(40代・東京都・子ども2人)
シナモロール(サンリオ)
「シナモン」とは、サンリオのキャラクター「シナモロール」の主人公の愛称。「うさぎじゃなかったの?!」と驚かれることもあるようですが、「シナモン」はシナモンロールのようなしっぽを持つ、青い目をした白くてふわふわの子犬です。
その見た目の可愛さから、2001年に開発されて以来、20年以上子どもたちからの人気を集め続けています。
「見た目が可愛くて好きなので」 (40代・東京都・子ども2人)
パウ・パトロール
主人公のケントと、6匹の子犬からなるチーム『パウ・パトロール』が町のさまざまなトラブルに立ち向かう物語。カナダで制作された未就学児向け3DCGテレビアニメで、日本語吹き替え版は2019年4月に放送スタートしました。
さまざまな犬種のワンちゃんたちに加えて、たくさんの働く車たちが登場。【犬×車】という奇跡的な組み合わせが、子どもたちにはたまらないようです。
「ちょうど映画を見に行ったから犬といえばパウパト」 (30代・大阪府・子ども2人)
「パウパトロールは犬たちがかっこよく、いろいろな事件を解決していく姿がかっこいいようです」(40代・岐阜県・子ども2人)
ワンワン(いないいないばあっ!)
NHK Eテレの乳幼児向け番組『いないいないばぁっ!』のメインキャラクターとしておなじみの「ワンワン」。元気でくいしんぼうで、お絵かきが得意!
物心つく前からこの番組を見ている子にとっては、「ワンワン」が「はじめて出会った犬のお友だち」になる場合もあるのでは。
「いないいないばぁをよく見ていたから」 (30代・群馬県・子ども2人)
「テレビで馴染みがあるから」(30代・愛媛県・子ども2人)
「いないいないばぁが好き。わんわんが面白いから」(40代・三重県・子ども2人)
シロ(クレヨンしんちゃん)
親子2世代から愛される大人気アニメ『クレヨンしんちゃん』に登場する、野原家の愛犬「シロ」。話の大筋に関わることは稀ですが、まっしろでふわふわ、まるで綿あめのような見た目の「シロ」に注目するお子さんは多いようです。ときどき不憫な扱いを受ける「シロ」ですが、ドタバタ劇が繰り広げられる「クレしん」内の癒し的な存在でもあります。
「馴染みのあるキャラクターだから」(30代・千葉県・子ども2人)
「クレヨンしんちゃんが好きだから」 (40代・広島県・子ども1人)
ポチャッコ(サンリオ)
サンリオの犬のキャラクターといえば、「ポチャッコ」も定番です。1989年に開発されたキャラクターですが、シンプルなデザインゆえに、時代に左右されず長く愛され続けています。大抵赤いTシャツを着ているのも印象的です。
「かわいいから」(40代・大阪府・子ども4人)
ブラウン(おしりたんてい)
アニメや絵本、児童読み物として子どもたちからの支持を集める『おしりたんてい』。その作中に登場する「ブラウン」というキャラクターも、犬キャラとして子どもたちから親しまれています。
アニメ版・児童読み物版では人の言葉を話しますが、絵本ではほとんど喋らないようです。バージョンによる描かれ方の違いを比較してみるのも楽しそうですね。
「ドジで憎めないキャラクターであるため」(40代・山形県・子ども3人)
「おもしろいから」(40代・愛知県・子ども2人)
イワンコ(ポケモン)
子どもたちから人気の『ポケモン』には、犬っぽいキャラクターも存在します。なかでも、「こいぬポケモン」である「イワンコ」はその名のとおり、犬の特徴が特に色濃く出ているキャラクター。さらに、進化すると凛々しいワンちゃんになるので、その姿も要注目!
「ポケモン好きなので犬といえばこれ」(40代・静岡県・子ども1人)
めいけんチーズ(アンパンマン)
幼児たちからの絶大な人気を誇る『アンパンマン』。そんな『アンパンマン』好きの子たちにとっての犬キャラといえば、アンパンマンやジャムおじさんが働くパン工場で暮らす「めいけんチーズ」です。
単なるペットではなく、みんなの助手的な役割で活躍することもある大切な仲間。「あん!あん!」と鳴く声が可愛い、との声も多い愛されキャラです。
「アンパンマンが好きだから」(40代・三重県・子ども1人)
グーフィー(ディズニー)
「グーフィー」は、「ミッキーマウス」や「ドナルドダック」の友だちの犬キャラ。性格はおっとりとしていてマイペース。おっちょこちょいなところもまた憎めないグーフィーは、子どもたちから大人気です!
「ディズニーランドで見て好きになったから。長犬と名付けて可愛がっている」(30代・山口県・子ども2人)
ポムポムプリン(サンリオ)
こげ茶色のベレー帽をかぶった姿がプリンに似ていることから命名された、サンリオのキャラクター「ポムポムプリン」。意外にも思えますが、実はゴールデン・レトリバーなのだそう。
幅広く展開されるグッズは、どれも美味しそうな色合いで、男の子からも女の子からも人気があります。
プルート(ディズニー)
垂れた大きな耳に、黄色い体。親しみあふれるビーグル犬の「プルート」は、ディズニーを代表するマスコットキャラクター「ミッキーマウス」の飼い犬です。
いつもミッキーのそばにいる人懐っこい犬で、犬好きの子どもたちからの支持を得続ける定番犬キャラ。ディズニーランドのグリーティングやパレードなどで、会える確率大!
スリンキー・ドッグ(トイストーリー)
『トイ・ストーリー』の主要キャラクターである「スリンキー・ドッグ」も、子どもたちにとってはお馴染みの犬キャラです。
ミニチュアダックスフントの長い胴体をバネで表したおもちゃのワンちゃんで、作中では身体の特性を活かしてみんなのことをサポートします。ユニークな見た目が子どもの興味を引くようですね。
ママ・パパに人気の犬のキャラクター
では、ママパパたちからはどのような犬のキャラクターが人気なのでしょうか? ここからは、ママパパたちからアンケートに寄せられた人気の犬のキャラクターをご紹介していきます。お子さんからの回答と重複のあるキャラクター名は省略しました。
白戸家お父さん犬(ソフトバンク)
ソフトバンクのCMでおなじみ、白戸家の白戸次郎(お父さん犬)。初代お父さん役のカイくんは、2007年から約300本のテレビCMに出演し、2018年に天国へ旅立ってからは、息子たち(カイトくん、カイキくん)が2代目として活躍しています。
可愛らしい見た目に反して、声=北大路欣也さんというギャップが「シュール!」と大人たちから好評です。
「賢そうで可愛い犬だなと思います」(20代・愛知県・子ども1人)
豆しば
大人からの回答にのみ名前が挙がった「豆しば」。2010年前後に流行したので、ちょっぴり「懐かしい」と感じる方もいるかもしれませんね。「ねぇ、知ってる?」と豆知識を教えてくれる、犬の顔を持つ豆のキャラクターで、可愛くもシュールな雰囲気が大人ウケしました。
親子で親しまれる犬キャラクター
今回は、親と子に人気の犬のキャラクターをそれぞれご紹介してきました。どちらの回答にも共通するキャラクターが多数登場し、回答者の方々がお子さんと共にさまざまな作品を楽しんでいらっしゃる様子がよく伝わってきました。
たとえ名前が覚えられなくても、「ワンワン」と呼ぶことができる犬のキャラクターたちは、親子のコミュニケーションを支える重要な役割を担ってくれているのかもしれませんね。
みなさんの好きな犬のキャラクターはこの中にいましたか?
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文・構成/HugKum編集部、羽吹理美