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「誕生50周年記念 ノンタン ずっとともだち!!!」展に行きました

JR立川駅から徒歩10分ほどの場所にある「PLAY! MUSEUM」。こちらで現在開催されているのが、「誕生50周年記念 ノンタン ずっとともだち!!!」展です。
『ノンタン』シリーズは、1976年に『ノンタン ぶらんこ のせて』が出版されて以来、シリーズ累計発⾏部数3,500万部を突破する⼤ベストセラー絵本です。筆者も幼い頃には『ノンタン』の絵本を何冊も持っており、まさに“ノンタンといっしょに育った”と言っても過言ではありません。

「PLAY! MUSEUM」館内で、まず目に入るのは大きなノンタンのポスター。展覧会のアートビジュアルはグラフィックデザイナーの佐々木俊さんが担当しています。
従来の黒い線で縁取られたデザインとは違った、フレッシュな色使いが印象的なメインビジュアル。絵本にも登場するギザギザやぐるぐるなどのエフェクトを取り入れ、かわいらしさはもちろん、エネルギッシュで元気な様子や、いたずらっ子らしい一面まで、ノンタンの魅力がギュッと詰め込まれています。

展示室入り口では、すやすやと眠る全⻑2.5メートルの巨⼤ノンタンがお出迎え。来場者からは「かわいい!」という声が聞こえてきました。白地の壁を背景に、飛び出す絵本のように見える構図にもディレクターの技が光ります。
これから向かう展示室は、ノンタンの夢の中。⼦どもも⼤⼈もいっしょになってノンタンの絵本の世界へ没⼊できる仕掛けとなっています。
いざ、ノンタンの絵本の世界へ

展示は第1章から第4章まで、4つのパートに分かれています。
第1章は「ノンタンの夢の中」。展示室へ足を踏み入れると、そこにはミラーボールの光がきらめく幻想的な空間が広がっています。絵本のワンシーンが上映されたり、寝ごとが聞こえてきたり。ほんの少しの間ですが、ノンタンの楽しい夢の中をのぞくような感覚を体験できます。
真っ暗で幻想的な展示室は写真に収めるのが難しかったのですが、ぜひ実際に肌で感じてほしい空間です。
最初の展示室のラストには、絵本『ノンタン おねしょで しょん』の一場面を思わせる展示も。目覚めたノンタンが目にしたものは…なんと、おねしょ!
絵本の中には、ノンタンとおともだちがお布団を干すために並べてみると、みんなそれぞれ違うユニークなおねしょの形だった、というシーンがあります。ノンタンのおねしょは、おさかなの形! 「これは誰のおねしょかな?」なんて、絵本を思い出しながら立ち止まってみるのも楽しそうです。

第2章は「ノンタンをお祝いする」。来場者は“ノンタンのともだち”として、絵本の世界をノンタンと一緒に楽しみます。
ノンタンといっしょに目覚めたら、そこは絵本の世界。最初に目に入るのは大きな赤い車です。絵本の中でもたびたび登場する、ノンタンが⼤好きな「あかいじどうしゃ」は、ダンボールと様々な⾚⾊のテープで制作されたもの。ダンボールアーティストの儀間朝⿓(ぎま ともたつ)さんが中心となり、公開制作兼ワークショップイベントを通して、子どもたちと一緒に完成させたものだそうです。

その近くには、50周年に合わせて制作された、「レゴ®ブロックでつくったノンタン」を展⽰。レゴ®認定プロビルダーである三井淳平さんが制作したもので、絵本『ノンタン あそびましょ』のワンシーンから、「あかいじどうしゃ」に乗るノンタンの姿を再現しています。細かい作り込みが本当に秀逸! ぜひ間近で見てみてください。

また、隣の展示室には⾼さ約150センチの特⼤バースデーケーキが。『ノンタンのたんじょうび』に登場するノンタンのお顔のクッキーも再現されています。ケーキのトップには、ノンタンが⼤好きな「⾚いギター」がトッピングされ、来場者はイチゴやホイップクリーム型の帽⼦をかぶって⼀緒に写真を撮ることができます。50周年の「おたんじょうび」ならではの展示が素敵でした。
ポップアップ絵本の中に入ってノンタンと遊ぼう

第3章は「ノンタンと遊ぶ」。楕円型の大きな展示室には、ノンタンと⼀緒に遊んでいるような気分を味わえる体験型コンテンツがたくさんあります。
第1作『ノンタン ぶらんこ のせて』のシーンを再現したぶらんこが登場。この日はなんと特別にノンタンが登場してくれました。絵本の中でもず~っとぶらんこに乗り続けて、おともだちになかなか譲ってあげなかったノンタン。展示室でも、楽しそうなノンタンをジーッと見つめるおともだちのイラストが……! みんなの表情にも、ぜひ注目してみてください。
ぶらんこは、実際に子どもから大人まで乗って遊ぶことができます。展示室では、ちゃんと順番を守りながら、仲よく遊べるといいですね。


また、50周年を記念して発売されたポップアップ絵本『ノンタンのおうち』より、ノンタンの部屋、キッチン、おふろ場が展示室にもそのまま登場! 映像と⾳声が連動した体験展⽰で、ノンタンとかくれんぼやにらめっこを楽しむことができます。


1つ目のノンタンの部屋では、窓やドアに近づくと、中からノンタンが登場するという仕掛けが! 誰もいないかな~? とのぞいたところに、楽しそうなノンタンが現れて、思わずニコニコ。


キッチンは冷蔵庫や電子レンジ、戸棚などが開けられる仕掛けに。中には何が入っているのかな、と開ける瞬間も楽しいです。


お風呂場では、ノンタンやおともだちがお風呂に入っているところが見られるかも。あわあわぶくぶく…のかけ声と一緒に「誰がいるかな…?」と隠れているおともだちを予想したり、絵本のワンシーンを思い浮かべたり。お風呂場にある鏡には、みんなの顔が映るかも。

巨大スクリーンには、「ノンタンたいそう」のアニメーションが映ります。この展覧会のために作られた『ノンタンたいそう 1・2・3』のオリジナルアニメーションで、ノンタンの動きに合わせて体を動かし、来場者が⼀体となって楽しめる映像コンテンツです。筆者も実際に踊ってみましたが、大人も童心に帰って楽しめます。


ほかにも目で見て楽しめるノンタンのかわいらしいイラストの展示や、小さな子どもが喜ぶ「いないいないばぁ」の仕掛けなど、楽しい展示が盛りだくさんでした。喜怒哀楽、様々な表情を見せてくれるノンタンと一緒に、絵本の世界を存分に楽しんでみてください。
貴重な絵本原画約50点やスケッチを展示

第4章「ノンタンとママノンタン」では、貴重な絵本原画の展示やスケッチ、ノンタンの生みの親であるキヨノサチコさんの制作風景などが展示されています。自身を“ママノンタン”と呼ぶキヨノさんの、創作の源に触れることができる展示です。

原画は絵本より少し大きめのサイズで描いていたというキヨノさん。水彩絵の具で塗られており、その色の鮮やかさにひきつけられます。1枚の絵の中で、同じ「緑」であっても濃さが違ったり、輪郭線も実は微妙に太さが違ったり。手描きならではの不均一さが、絵本の温かみや親しみやすさにつながっているように感じられます。


中には、今までの展示室で見てきたクリエイションの元になった絵本の原画もありました。絵本を読んだことのある人はその懐かしさにもう一度触れ、そうでない人も「これはさっき見たあのシーン…!」といった発見に出合える場ともなっています。

1つの作品にとても長い時間をかけ、ゆっくり丁寧に仕上げていたというキヨノさん。1冊完成すると寝込んでしまうほどの集中力だったと言います。
引っ越しも好きで、海外(ハワイ)で制作をされていたこともあるそうです。会場には、ハワイにあった、キヨノさんの制作机を再現したものを展示。窓から海を見ながら時間をかけて描きあげる作品は、“ママノンタン”にしか出せない魅力がたっぷり詰まっています。


展示室にはそのほか、キヨノさんが晩年に使用していたスケッチブックの展示や、ノンタンのラフの展示、さらにはノンタンの原型となった作品の展示も。
実はもともと白い子ぎつねとして生まれたノンタン。そんなノンタンが白いねこになる過程を間近で見ることができる貴重な展示です。
ショップではオリジナルグッズを販売

ノンタンの展示を見た後には、余韻に浸れるグッズ売り場をチェックしてみてください。なんと、ノンタンのかわいさ満点の展覧会限定グッズは全35種! そのほかにも先行販売品を始めとするノンタングッズがずらり。

50周年記念展にあわせて誕生したノンタンのTシャツや、トートバッグ、ビッグサイズのバンダナやポーチなど、大人も子どもも楽しめるラインナップ。とくに展覧会で展示されていた作品を想起させるようなデザインの商品は、自宅に戻ってからも展覧会の余韻に浸れそうです。

今回、展覧会に合わせて3冊の本が刊行されています。スケッチブックのようにめくる図録や、子どもでも楽しめる図録、読者に寄り添う対話ブックなど、大人も子どもも楽しめる内容です。


親子でおそろいコーデが楽しめるアパレル商品から、展覧会のお土産にもぴったりなお菓子まで、幅広いアイテムがそろっています。ベーシックなノンタンはもちろんのこと、キービジュアルのビビッドな⾊彩をあしらった商品は、まさに展覧会ならでは。ぜひ展覧会の終わりに寄り道してみてくださいね。
※展覧会限定グッズ(書籍を除く)は、全て1人1点までの購入制限があります。
もっと遊べる「PLAY! PARK」も注目

展覧会を楽しんだあとは、同じ館内の「PLAY! PARK」に立ち寄るのもおすすめです。展覧会の開催にあわせ、同館2Fにある「PLAY! PARK」では、ノンタンの物語の世界観を楽しむあそびやワークショップを開催。
遊び場には絵本『ノンタン バースデイブック』から飛び出したかのような、“たまごからうまれた星”の大型遊具が登場! 約5mの大きな流れ星は、上に乗ることができます。展覧会だけでなく、たっぷり遊べるのがうれしいところ。

また、日替わりでワークショップも開催。絵本『ノンタン ぱっぱら ぱなし』のお話から飛び出したようなモチーフづくりや、0歳から遊べるイベントまで。基本は予約不要で、混雑日には抽選となる場合があります。こちらは日によって開催状況が異なるそうなので、開催状況をおたずねの上、立ち寄ってみてくださいね。
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「誕生50周年記念 ノンタン ずっとともだち!!!」展は、オンラインでの日時指定券の事前購入が必要で、会場ではチケット販売がないためご注意を。また各時間人数制限があるので、お早めのご予約がおすすめです。
入り口から出口まで、まるっとノンタンの絵本の世界を楽しめた「誕生50周年記念 ノンタン ずっとともだち!!!」展。これは筆者の体感ですが、一通りゆっくり回って子どもがたっぷり遊んでも、2時間かからないほどなので、小さなお子さんとのお出かけにもいいですよ。
楽しくて、元気いっぱいで、そして大人にとってはちょっぴり懐かしい『ノンタン』。ぜひみなさんも“ノンタンのともだち”として、絵本の世界を楽しんでみてくださいね。
©︎ SACHIKO KIYONO / MIKA KIYONO / KAISEI-SHA
開催概要
「誕生50周年記念 ノンタン ずっとともだち!!!」展
会期:2026年9月27日(日)まで
会場:PLAY! MUSEUM(東京・⽴川)
開館時間:10:00~18:00(入場は17:30まで)
入場料:一般1,800円/大学生1,200円/高校生1,000円/中学生600円/小学生600円/未就学児無料
※障がい者割引、立川市在住・在学割あり(併用不可)
※団体予約の申し込み不可
※安全管理上、保護者1名につき子ども2名まで。保護者1名につき子ども3名以上の入場はお断りしています。子どものみの入場はできません。保護者の同伴が必要です(保護者も有料)(子ども… 小学生・未就学児(0歳〜)/保護者…18歳〜)
※「PLAY! PARK」は別料金です。
公式サイトは>>こちら
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この記事を書いたのは
フリーの編集・ライター。2児の母。グルメ・スイーツ・ライフスタイル系の記事を得意ジャンルとし、編集・執筆活動中。元システムエンジニア。趣味は料理、SNS、ゲーム、写真を撮ること、美味しいものを食べること。麺類と辛いもの、自分のために買ってくるご褒美スイーツが特に好き。
