韓国発の科学マンガが小学生に大人気!
子どもたちの読書離れが叫ばれて久しい中、韓国発の科学マンガが小学生たちの間で大ヒットしています。
2008年に刊行をスタートした科学マンガ『サバイバル』シリーズ(朝日新聞出版)は、世界の累計発行部数がなんと3,650万部。日本国内でも1,600万部(2026年10月時点)を超える大ヒットを記録しています。
また、2021年に発売の『つかめ!理科ダマン』シリーズ(マガジンハウス)は、シリーズ累計290万部(2026年10月現在)を突破。コミカルなイラストとストーリーで、こちらも子どもたちに大人気ですよね。
韓国の科学マンガは、なぜここまで人気なのでしょうか。この9月に、韓国発の科学マンガ『とびだせ! 科学だモン 1─キラキラ! 「光の正体」編』が発売された新潮社の出版企画部宮田美緒さんに、お話をお聞きしました。

受験戦争が過酷な韓国で、楽しく学べるコンテンツは人気
ーー近年、韓国発の学習マンガが日本でヒットしていますが、どのような要因があると考えていますか?
宮田さん:韓国はご存じのとおり、世界屈指の「お受験戦争が超ハードな社会」。当然、親御さんたちの教育熱はすさまじく、いかに効率よく、楽しく勉強させるかという関心が非常に高いです。
そこで、手を替え品を替え、さまざまな工夫を凝らした児童書がたくさん出ているようですが、なかでもマンガというフォーマットは大人気。もともとニーズが高い社会で、激しい競争を勝ち抜いたベストセラーが、日本でヒットするのもうなずけます。
ちなみに、最近では日本と同じようにショート動画ばかり見てしまう子が韓国でも増えており、マンガですら長いストーリーを追うことが難しくなっているようです。そうした背景から、1~2ページでオチがつくマンガを何本も載せる、というスタイルの学習マンガも登場しているそうですね。
ーー韓国では日本よりも多くの学習マンガが存在しているそうですね。その中で、今回「科学だモン」を発売された経緯を教えていただけますでしょうか。
宮田さん:「科学だモン」シリーズはマンガのタッチが優しく繊細で、日本の子どもたちにも広く受け入れられそうだと感じました。
主人公の小学生3人組も個性豊かで、掛け合いを見ているだけでクスっと笑えます。ストーリーもしっかり練られており、ミステリー仕立てで続きを読まずにはいられない。大人でも読みながらワクワクしました。
そして何よりも「マンガ×ノベル(文章)」が共存しているめずらしい本だったことが決め手となりました。

ーー科学だモンの著者キム・サンウク氏は物理学者とのことですが、どんな方でしょうか。
宮田さん:慶熙(キョンヒ)大学という名門私立大学で教える傍ら、多数のテレビ番組に出演。親しみやすいキャラクター、爽やかフェイスと、ユーモアを交えたわかりやすい解説でお茶の間の人気者だそうです。
「難しそう」と敬遠されがちな理系学問、特に物理学について「人間味のある、やわらかい視点で」語ってくれるのも魅力の一つだとか。
「科学だモン」のマンガにも、「サンウクおじさん」というキャラクターとして登場しています。トッポギ屋の店主なのに料理ベタ、激辛・激マズのトッポギしかつくれない……という天然キャラで、子どもたちにツッコまれながらも、「イデモン」捕獲を通して信頼関係を築いていきます。

ーー他の科学マンガと比べて、科学だモンならではの魅力がありましたら、ぜひ教えてください。
宮田さん:マンガ×ノベル(文章)が共存している児童書というのはめずらしいです。マンガだけじゃない、でも活字だらけで息苦しくもない。だから、長い文章を読むのが苦手な子でもぐんぐん読み進めることができると思います。さらにミステリー仕立てで先が気になりますよ!
また、子どもたちが大好きな「モンスター×コレクション」要素も詰まっています。街に逃げ出したお騒がせモンスター「イデモン」をつかまえるためには、理科の知識が必要。主人公の仲良し3人組はイデモンを追ううちに理科の面白さに目覚めてしまうのです!
ーーマンガやモンスターなど、子どもが好きな要素をフックにして、科学に興味を持てるのが良いですね。お話をありがとうございました!
『とびだせ! 科学だモン 1─キラキラ! 「光の正体」編』を3名にプレゼント!
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読者(小学生)からの反応
・サンウクおじさんのお店に地下室が見つかって、サンウクおじさんは敵なの? 味方なの? とハラハラした。
・けっこう長い文章が出てくるので、最後まで読めるか不安だったけど、マンガがあるから文章も読めていた。
・全部の漢字にふりがなが振ってあるので読めない漢字があっても大丈夫だった。
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※抽選の結果、当選された方には『とびだせ! 科学だモン 1─キラキラ! 「光の正体」編』 をプレゼントします。
※こちらのプレゼントに応募される場合、事前に発送先となる個人情報の入力と、アンケートへの回答が必要となります(応募時に賞品送付先ご登録フォームとアンケートフォームのご案内があります)。
■応募締切日:11月6日(金)23:59まで
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文・構成/HugKum編集部
