子どもの離乳食がスタートすると、急にやることが多くなって大変だなと感じている人も多いのでは。また頑張って作っても、食事量が少ないので残ってしまい捨てることになったりなど、作る量にも悩みますよね。そんな時には、離乳食ストックがオススメです。
離乳食は冷凍ストックが便利!
離乳食に便利なストック。ママはどんな方法でストックしているのか調査しました。
離乳食ストックとは?
離乳食は裏ごししたり、繊維があるものは断ち切ったりと手間がかかるので、一度に多めに作って小分けにするのが便利。衛生面を考えて基本は冷凍します。毎回調理の直前にしっかり火を通して解凍するのかポイントです。
いつからいつまで作る?
離乳食開始時期は食べる量も本当に少ないので、ストックがオススメな時期。そして、完了期まで食事回数が2回、3回と増えていくと、毎回のメニューを変えたりと作る時間がかかってくるので、時短のためにもストックが便利。つまり離乳食期間中は冷凍ストックをうまく併用していくことで、余裕を持った食事作りができますよ。
作る量の目安や保存期間
離乳食の冷凍ストックの保存期間は、だいたい1週間くらいで食べきれる量で考えましょう。毎回同じものを食べることもなさそうなものは、3〜5回分くらいをまとめて作るのがよいのでは。
離乳食ストックのメリット
離乳食ストックをしていた人はたくさん。ストックをしてよかったという人たちにどんなメリットがあったか聞いた声をまとめてみました。
離乳食作りが効率的にできる
離乳食ストックの一番のメリットは、効率的に作ることができるという点。初期はそんなに多く食べる訳でもないものの、少量で作ったとしても、かかる手間はあまり変わらないですよね。であれば、一度に多めに作って冷凍するのが効率的。意外と作るのに時間のかかるおかゆや、柔らかく煮込んで裏ごし時間がかかる野菜などは、調理をスムーズに進めることができますよね。
忙しいときの時短になる
作り置きがあれば、家事や仕事で忙しい時のも、パパッとレンチンして食べさせられます。時短で作って、食べる時間をしっかり取ってあげられたら、親子ともに余裕のある食事タイムになるのでオススメ。
離乳食を毎回作るのは大変
また、毎回考えながら作るのを負担に感じる人も多いですよね。特に大人の分からの取り分けもしにくくい時期や、親と子どもの分を毎食・・・と思うと気が重くなるもの。また、時間的に余裕があるときにしっかり作りたいという声も挙がりました。
1食の量は少量でもまとめて作れば小分けにできる
まだ一度に食べる量が少ない時期には、一度に多めに作っておけば小分けにできて便利ですよね。小分けにするグッズもたくさんあるので、活用するのがオススメです。
自分が作れないときに便利
また、体調が悪くて料理をするのが大変なときや、疲れ切って動けないなんて時にも、温めればいいだけのストックがあれば安心です。
時期別離乳食ストックの作り方
では、離乳食の時期別に、どんなストックを作っておくと便利なのか見ていきましょう。
初期(5〜6ヶ月頃)
初期はとにかく食材をトロトロの液体状にすることが大切。時間をかけてしっかり煮込んだものを、裏ごしやミキサーでトロトロにするのがオススメ。
<冷凍ストックできる食材>
おかゆは毎食食べることが多いものなので、冷凍ストックが便利。
野菜はにんじん、かぼちゃ、かぶ、玉ねぎなど優しい味わいで繊維質の少ないものを選びましょう。
初期の終わり頃には味付けも薄いお出汁などを加えると飽きずに食べてくれるので、お出汁だけや野菜スープの上澄みをストックしておいて、食事の際に混ぜるのも便利です。
<注意点・ポイント>
冷凍する前に、しっかりと液体状にしておくのがポイントです。かぼちゃなどは、水分が少ないともったりとして飲み込みにくい場合もあるので、茹で汁もしっかり取っておきましょう。またそれぞれの食材の好き嫌いもあるので、複数の食材をミックスせずそれぞれでストックしておくのがおすすめです。
中期(7〜8ヶ月頃)
中期になったら、お粥は下で潰せるくらいの粒が残った7倍粥に。野菜も舌で潰せるくらいまで柔らかく茹でたら、細かいみじん切りにするなど、子どもの様子を見ながら進めていきましょう。
<冷凍ストックできる食材>
中期になったら、少しずつタンパク質として魚も取り入れたいですよね。白身魚やしらすなどを柔らかく茹でたものを小分けにストックしておくと便利です。
また、初期には液体状にしていた野菜も、下で潰せる程度まで柔らかく茹でて細かいみじん切りに。とろとろになりやすいかぶなどは、薄めに切って茹でてからみじん切りにするのがいいですよ。
牛乳アレルギーなどに注意しながら、手作りしたホワイトソースなどをストックしておくとメニューにバリエーションが出るのでオススメ。
<注意点・ポイント>
煮魚を解凍した時に水分が足りないとパサパサになってしまうことも。煮汁や出汁をしっかり一緒に冷凍するようにしておきましょう。またしらすはもともと塩分が含まれているので、先に茹でこぼして塩分を抜いておくといいですよ。
後期(9〜11ヶ月頃)
そろそろ歯が生えてくる頃なので、歯茎でモグモグとできるくらいの大きさ、柔らかさに調整していきましょう。また鶏肉のささみや、茹でた赤身魚も食べ始められる時期です。
<冷凍ストックできる食材>
柔らかく茹でた鶏肉のささみや赤身魚もストックに向いています。茹でると硬くなるので、生のまま冷凍して使う時にすりおろしてから茹でて使うのがオススメ。
白身魚であれば焼いたりしたものも食べられるので、細かくほぐしてこちらも小分けにしておくと便利。食べさせるときはおかゆに混ぜたり、出汁で伸ばしてあげると食べやすいですよ。
<注意点・ポイント>
3回食になってくる時期なので、柔らかく煮た里芋やにんじんの煮物をストックしたり、しらすを混ぜご飯にしてみたりと、味や固さなどにバリエーションをつけていきましょう。
完了期(1歳〜1歳半頃)
だんだん、大人の食事の取り分けもできてくる時期。とはいえ、そのまま同じように食べられる訳ではないので、柔らかくしておきたい野菜類や冷凍ストックも併用していくと良いでしょう。
<冷凍ストックできる食材>
野菜の他に、柔らかく煮たうどんを細かく切って冷凍しておくと便利です。また、おやきやパンケーキなども冷凍しておくと、すぐに食べさせられるのでおすすめです。
<注意点・ポイント>
食事の量がだんだん増えてくるものの、赤ちゃんのその時々によって食べる量も変わるもの。小分けの分量を少し多めにストックして、最初から全部あげずに様子を見ながら、食べられそうであれば追加するなどして、食事ごとに調整できるようにしておくとラクですよ。
離乳食のストック作りにおすすめ保存容器
離乳食のストック容器にはどんなものを使えばいいのでしょう。各メーカーからいろいろなタイプが出ているので、専用のトレーを使っている人が多いよう。洗いやすく清潔さを保てるものや、こぼれにくい、取り出しやすいなど、ストレスフリーな設計がされているものも多いので自分が使いやすいものをチョイスしましょう。
ジップロック
気にせず使い捨てにできるので、消毒などを気にする必要がないので便利ですよね。また、平らに冷凍しておけば、袋のまま小さく割って使うこともできます。わざわざ離乳食用に容器を用意する必要がないのもお手軽ですよね。
リッチェル/わけわけフリージング
程よく柔らかいプラスチックで、角に丸みがあるので、冷凍したものをするんと取り出せると好評価。蓋もぴったり閉められるので、出汁などの汁物もこぼれる心配がありません。また、容量が違うケースでも、外枠は同じ大きさなので、冷凍庫に重ねて入れられるのもストレスフリーです。
エジソンママ/冷凍小分けパック
こちらも柔らかいプラスチック素材。小分け部分の裏側にはふくらみがあるので、そこを指で押せばするっと取れるので使いやすいようです。ケースの手に持つ部分が大きめになっているのも扱いやすいポイント。
西松屋のスマートエンジェル/洗うのカンタン容器
小さい容器が10個セットになっていたりと値段が手頃。また、独立した容器なので、冷凍庫から出してそのままチンして使えるので便利ですよね。ふたの部分などにくぼみがなく、洗いやすいのも嬉しいポイント。
クレラップ
ラップでの小分けも使い捨てできるので清潔に使えますよね。特にクレラップは小さくカットしやすいので、ストレスフリーです。
ピジョン/冷凍小分けパック
ピジョンの小分けパックは、小さい容器が独立しているので、出してそのまま解凍できるので便利。小さいので離乳食初期から使えます。
ベビザラス/わけわけパック
小分けの容器に目盛りが付いているので、子どもが食べる量を正確に測れるので便利です。
スケーター/ミニシール容器
こちらも目盛りが付いた容器で、入れる時に調整して分けられるのでスムーズな準備ができます。
冷凍ストックを上手に活用するのが離乳食の成功のポイント
毎回の離乳食は手間がかかるものだけれども、その後の食事の基礎となるものなのでなるべく多くの食材やメニューを食べさせてあげたいですよね。そのためにはママ・パパがストレスなく楽しみながら用意できるのが成功のポイント。楽しい食事タイムを過ごせるといいですね。
文・構成/HugKum編集部
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