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年齢を重ねると卵子や精子の質が低下
東急田園都市線渋谷駅から2駅の三軒茶屋駅。三軒茶屋Artクリニックは、そこから徒歩2分と通院しやすい立地です。タイミング法や人工授精、体外受精・顕微授精まで幅広く治療を行い、キッズルームを設けて2人目不妊にもきめ細かく対応しています。
「2人目不妊の原因として考えられることの1つ目は、年齢です」と話すのは、院長の坂口健一朗先生です。
「平均初婚年齢は年々上昇を続けています。初婚年齢が上がると第一子、第二子の平均出産年齢も上がるため、女性の場合は卵子の質が低下していきます。男性の場合も精子の運動率が悪くなったり奇形率が高くなるほか、DNAの損傷も多くなって、妊娠に悪影響を与えます」
もう1つ考えられる原因は、生活習慣やストレスだといいます。
「共働きが増えて仕事と育児の両立で忙しい中では、睡眠不足や運動不足、不規則な食生活になりがちです。また、2人目を考える時期には社会的な地位が上がって仕事上の責任が重くなっていたり、“2人目はまだ?”など周囲の不用意な言葉に傷つくなど、ストレスも多いもの。それらがホルモンバランスに影響して、妊娠しにくくなることがあります」

タイミング法にトライして半年授からなかったら受診を
1人目を自然妊娠で授かった場合は、「2人目もそのうちできるはず」と考える方が多いかもしれません。でも、「それは、妊娠できると証明されているのに授かっていないともいえます」と坂口先生。
「そのまま自己流で妊活していると、年齢を重ねて妊娠しにくくなり、夫婦のライフプランもズレてしまいます。2人目が欲しいと思って半年間タイミングをとっても妊娠しない場合は、不妊治療専門クリニックを受診したほうがいいでしょう。特に女性に“多のう胞性卵巣症候群”がある場合には、排卵日がズレて妊娠しにくいことが多いので、早めの受診がおすすめです」
2人目不妊では、1人目の妊娠からある程度時間が経って体の状態が変化しています。そのため、初診では、女性は内診や超音波検査、AMHや感染症、甲状腺機能などを調べるスクリーニング検査を、男性は精液検査を行って、まずは今の状態を確認することが必要です。
「検査で特に異常がなかった場合、受診前に何回ぐらいタイミングをとっていたかで治療法は異なります。当クリニックでは、タイミング法は3~6周期を基本と考えています。排卵誘発剤や排卵日予測検査薬を使いながらタイミングをとっていた方が多いので、例えば、受診前にすでにタイミングを6周期とっていたら人工授精から、3周期とっていたらタイミングを3周期とってから人工授精にステップアップします」
ただし、スマホのアプリで排卵日を予測していた場合は、予定月経日と実際の月経日にズレがないかどうかを確認しています。
「月経日がズレている場合は、排卵日の予測もズレていると考えられます。皆さん、妊娠する可能性が高い排卵日の前日と前々日にタイミングをとっているのですが、排卵日がズレていれば妊娠できません。その場合は、正しい排卵日を予測したうえで、タイミング法から始めることもあります」
体外受精にステップアップするかどうかは、卵巣にどのぐらい卵が残っているかの指標となるAMHの値と年齢によって決まります。
「基準となるAMHの値は、2g/mlです。これ以上の値でも年齢が38歳以上であれば早めのステップアップをすすめますし、35歳以下でもこれ以下の値なら卵巣に残っている卵の数が少なくなっているので、体外受精をすすめています」

奥にはカウンターがあり、PCで仕事をすることもできます。
2人目不妊では精液検査所見がよくないことが多い
男性の場合、「自分は検査を受けなくても大丈夫」と思っている人が少なくないそうですが、坂口先生は「精液検査をしてみると所見がよくないことも多くあります」と、注意を促します。
「もともと精液検査の所見は一定ではなく、いい時もあれば悪い時もあります。仕事が忙しくて睡眠不足やストレスが溜まっていたり、運動しすぎて活性酸素が増えてしまったりなど、さまざまな理由で所見が悪くなりがちなので、男性には必ず精液検査を受けていただきたいですね」
また、年齢が上がると精子のDNAもダメージを受けるので、その点もしっかり検査を行って治療方針を決めていくことが必要だといいます。
「当クリニックでは、初回の精液検査の際に精子クロマチン構造検査および酸化ストレス検査も行い、精子のDNAへのダメージと生活習慣やストレスが精子に与える影響を調べています。異常があった場合には、ステップアップや生活習慣の改善をご提案しています」
ただ、そうはいっても男性が自分から受診するのはハードルが高いもの。
「まずは女性が受診していただき、男性が受診しやすい雰囲気を作るとスムーズかなと思います」

妊娠率アップには生活習慣も改善を
生活習慣やストレスは2人目不妊の原因の1つなので、男女とも、日常生活を改善することが妊娠率アップにつながります。
「当クリニックでは、受精や妊娠、おなかの赤ちゃんに影響のある葉酸や鉄分、卵子や精子の質をよくするといわれるオメガ3脂肪酸のサプリメントをおすすめしています。ビタミン・ミネラルや良質なタンパク質などを含む、栄養バランスのよい食事もたいせつです。このほか、軽いジョギングやウォーキング、ヨガなど、血行をよくする適度な運動を取り入れることも体の状態を整えるのに効果的です」
血流を妨げる原因となる喫煙を控えるのはもちろんですが、「アルコールも控えてといわれるのは、それ自体というよりほかに理由があります」と、坂口先生は説明します。
「ホルモンバランスを整えるためには質の良い睡眠を十分とることが必要です。アルコールを飲むと眠りが浅くなり、睡眠の質が悪くなってしまうのです」
精巣の温度が上がると精子をつくる機能が低下するため、男性にはこれ以外にも注意点があります。
「下着は体にぴったりしたブリーフを避け、ゆとりのあるトランクスにしましょう。長風呂や長時間のサウナ、ノートパソコンをひざにのせての作業もおすすめできません。自転車やバイクにも乗りすぎないようにしてください」
お子さんと一緒に受診できるキッズルームを用意
「2人目不妊かも」と思っても、上のお子さんを連れて行かなければならないため、受診がむずかしいと感じている人も多いでしょう。三軒茶屋Artクリニックでは、3歳までのお子さんを対象としたキッズルームを設けています。
「2人目の妊娠は年齢を重ねた分、早めに受診していただくことが希望に近づく近道かと思います。当クリニックではお子さん連れの方も気兼ねなく受診していただけるようキッズルームを設けており、診察時にはご一緒に診察室に入っていただくことも可能です。ぜひお気軽にご相談ください」

プロフィール
1999年防衛医科大学卒業。同大学病院、九州大学付属病院、木場公園クリニック、リプロダクションクリニック東京等をへて2019年8月に開院。日本産婦人科学会専門医、日本生殖医学会認定 生殖医療専門医、日本産婦人科内視鏡学会技術認定医。
【基本情報】
■施設名:三軒茶屋Artクリニック
■住所:東京都世田谷区三軒茶屋1-37-2 三茶ビル5階
■アクセス:東急田園都市線「三軒茶屋駅」より徒歩2分
■電話:03-6450-7588
■診療時間:
月・水・金 8:45~12:00/14:30~18:30
木 8:45~12:00/14:30~17:00
土・祝 8:15~12:00、14:30~16:30
休診日:日曜日
※第3土曜日は休診となります
※第3日曜日のみ診療を行い、診療時間は土・祝と同じです