「体育がある日がつらい」運動が苦手な子が授業を楽しむために家でできることは?【現役教師がアドバイス】

学習雑誌『小学一年生』に寄せられたパパママからのお悩みに、現役の小学校の先生がアドバイス。今回のお悩みは、運動が苦手なお子さんに体育の授業も楽しんでもらいたいとお悩みの親御さんからの質問にお答えします。

Q:運動が苦手な娘。体育の時間を楽しめるように家でできることはありますか?

娘は運動が苦手で、体育がある日はいつも心配しています。親としては、体育の授業も楽しんで取り組んでほしいと思っています。そのために、家でできることや、声のかけ方があればアドバイスをお願いしたいです。 (あっくんさん)

A:まずは、スポーツやダンスなどの動画を見るところから始めましょう。

体育が苦手だと感じるのは、本人が一番つらいですね。そんなわが子を見て、少しでも楽しんでもらいたいという親御さんの願いは、先生たちも同じです。

私も体育の時間は子どもたち全員に、喜んで参加してもらえたらいいなと考えています。そこで、朝の時間に教室でラジオ体操の動画を流してみたところ、子どもたちは喜んでやり始めたのです。

最初はやらない子も何人かいましたが、「座ったままでもいいよ」と伝えたら、全員参加になりました。朝のラジオ体操は現在も続いています。子どもたちはだんだんおもしろくなってきたようで、動きを独自にアレンジして取り組む子もいます。

ご相談のお子さんも、同じように家で動画を見るところから始めてみてはどうでしょう。ラジオ体操はひと通りやれば全身運動になりますし、ダンスは、流行りのものだと習得が早いです。動画を見て「体を動かすのって楽しそう」だと思えることが大切な第一歩なのです。

野球やテニスなどのスポーツ動画もおすすめです。動画を見るだけでも、体の動かし方のコツやルールなど、習得できることはたくさんあります。体を動かすことに興味がわいてきたら、とび箱やかけっこ、なわとび、マット運動など、小学校で習う運動の動画を見せましょう。体育でどんなことをするのかを理解した上で授業に参加することは、大きなメリットになります。

まずは、お子さんが「やってみたい」「おもしろそう」と興味や関心を持てそうな動画を上手に取り入れられるといいですね。興味を持ったスポーツやダンスを家族でやるのもおすすめです。必ず盛り上がりますし、家族の時間を共有することで、お子さんも「体を動かすことは楽しい」と感じてくれるのではないかと思います。

最近は、体育の授業でも動画を利用したり、タブレットで撮影させたりするなど、子どもたちが楽しんで取り組める工夫をされている先生がたくさんいます。お手紙には書いてありませんが、お子さんがどうしても嫌がるようでしたら、先生に相談しましょう。しっかり対応してくれると思いますよ。

【進級おめでとう! 佐々木先生からのメッセージ】この1年で、できたことやがんばったことを振り返りましょう。

春休みは、進級を控えた節目となる大切な時期。入学して1年、家族でわが子の成長をぜひ振り返ってもらいたいのです。そこでおすすめしたいのが、ご家庭で行う「ヒーローインタビュー」です。

「○○さんは、運動会のかけっこで1等賞でしたね!」などと、親が子どもにインタビューする形で進めます。子どもがよかったと思ったことや、がんばったことを自ら発表できるように促しましょう。

子どもが状況を思い出せるように、「運動会で1等だったときの感想は? ダンスも上手に踊れていましたね!」などと具体的にインタビューを進めるのがポイントです。

この1年をたくさんの「よかった」「がんばった」で終わらせ、胸を張って進級できるといいですね。

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私がお答えしました

佐々木陽子先生 公立小学校教諭

低学年の担任経験が豊富で、現在は主幹教諭として教鞭をとる傍ら、先生が読む教育情報サイト『みんなの教育技術』に執筆も行う。

1925年創刊の児童学習雑誌『小学一年生』。コンセプトは「未来をつくる“好き”を育む」。毎号、各界の第一線で活躍する有識者・クリエイターとともに、子どもたち各々が自身の無限の可能性を伸ばす誌面作りを心掛けています。時代に即した上質な知育学習記事・付録を掲載し、HugKumの監修もつとめています。

『小学一年生』2026年2-3月号別冊『HugKum』
イラスト/メイボランチ 構成/天辰陽子

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