ベッドインベッドとは?
赤ちゃんと添い寝をしたいと思っても、そのまま何もない状態で寝てしまうと、知らない間に事故が起きる可能性があります。
そのような危険性を下げる役割を果たしてくれるのが、ベッドインベッドです。
ガードが付いた小さなベッド
ベッドインベッドとは、大人用ベッドの中に置いて使う、ガードが付いた小さなベッドのことです。同じベッドの中で、赤ちゃんと安全に添い寝ができます。
赤ちゃんがいる家庭では、ベビーベッドを置くスペースを確保できなかったり、経済的な理由でベビーベッドを用意できなかったりすることもあるでしょう。
また、授乳などの理由から、できれば添い寝したいと考える人も多いはず。添い寝をすることで赤ちゃんの寝つきが良くなったり、変化にすぐ気付けたりするメリットもあります。
ベッドインベッドは、このような悩みや要望に応えてくれるアイテムです。育児に絶対必要なものではありませんが、あると大いに役立つでしょう。
寝返りを気にせず添い寝ができる
赤ちゃんと添い寝をすることは、夜間の授乳などにすぐ対応できるなどのこと以外に、親子のコミュニケーションにも良い影響を与えるとされています。
言葉を話せない赤ちゃんにとって、親とのスキンシップはとても大切なコミュニケーションです。お互いの脳内に愛情ホルモンが分泌され、情緒が安定する効果が期待できます。
このように、添い寝は親子それぞれに良い影響をもたらしてくれますが、赤ちゃんをそのまま横に置くことは、赤ちゃんにとって安全な状況とは言えせん。
しかし、ガードが付いたベッドインベッドを使えば、大人側の寝返りや大人用の布団から身を守り、赤ちゃんの転落も防止してくれるのです。
いつまで使える?上手な使い方
ベッドインベッドの使用に適した時期を解説します。短い期間しか使えないイメージを持たれがちですが、形を変えて長く使える商品もあります。
新生児から4~5カ月頃まで
ベッドインベッドは、生まれた直後の新生児から、赤ちゃんが1人で動き出す4~5カ月頃まで使用できます。
赤ちゃんが寝返りをし始めると、横を向いた際に顔がベッドインベッドの壁に当たり、最悪の場合は窒息の恐れがあります。
また、寝返りを始める前でも、赤ちゃんの寝相が悪くなってくると、はみ出てしまうことがあるでしょう。
4~5カ月頃までという期限はあくまでも目安であり、実際は赤ちゃんの様子を見ながら、ベッドとしての使用を止める頃合いを見計らう必要があります。
卒業後はベビーチェアとして使うことも
生後6カ月にもなると、お座りができる赤ちゃんも増えてきます。しかし、自力でお座りをすることはまだまだ難しい上に、支えがなければ前や後に倒れてしまうこともしばしばです。
そんな時に、適したサイズのベビーチェアがあれば、お座りしている赤ちゃんの状態を支えてあげられます。
商品の中には、ベッドとして使用できる期間を過ぎても、ベビーチェアに変形して使える、ロングユースを想定したものが数多く販売されています。
ベビーチェア以外にも、チェアベルトやクッションなどのベビー用品として利用できる商品があるため、購入時に先を見越して商品を選ぶのもよいでしょう。
定期的なお手入れで清潔に
赤ちゃんの周りにあるものは、おもらしや吐き戻しなどで頻繁に汚れてしまいます。ベッドインベッドも汚れやすく、こまめな手入れが必要となるアイテムです。
クッションやマットの詰め物以外は、基本的に洗濯機で洗えます。生地を傷めないように必ずネットを使用し、クッションやマットの詰め物は、定期的に日干しをしましょう。
育児グッズを清潔に保つ意識を持つことは、赤ちゃんの安全を守るとともに、グッズをより長持ちさせることにもつながります。
手入れをより簡単にしたい場合は、丸洗いタイプを選ぶのも一つの方法です。また、表面に撥水・防水加工が施されているものは、手入れの面で大変楽になるでしょう。
ベッドインベッドの選び方
より良い商品の選び方を紹介します。せっかく購入した商品が使えなかったことのないように、見るべきポイントを理解しましょう。
何よりも安全性がポイント
赤ちゃんのために使うものは、安全面を何よりも最優先に考えましょう。価格や評判、使いやすさなどその他の要素は、安全性を大前提としたものでなければなりません。
商品に記載されているような安全性を示す表示の確認はもちろん、使う場面をイメージしたときに考えられる、さまざまな危険に対処できるかを考慮することも重要です。
ベッドインベッドを使うことのメリットはたくさんありますが、使うことで起こり得るリスクも、家庭によってさまざまに考えられるはずです。
そのような個別の状況を考慮した上で、商品が持つ安全性と併せて、本当に安全な使い方ができるのかをしっかりと考えるようにしましょう。
フレームの高さで選ぶ
ベッドインベッドは、商品ごとにいろいろな高さのフレームが設定された商品が販売されています。
安全性を重視するなら、高めのフレームを選びましょう。ベッドからの落下や大人・布団による圧迫から赤ちゃんを守ってくれます。
赤ちゃんの頭部を衝撃から守るために、クッション性のある柔らかい素材でできているフレームがおすすめです。
夜間の授乳を主な目的に商品を選ぶなら、低めのフレームを選びましょう。フレームが邪魔になりにくく、楽に授乳ができます。
購入の他にレンタルで考えてみても
乳幼児を対象とした育児アイテムは、試用期間が短いため、購入を迷う場合も多いでしょう。買った商品が赤ちゃんにマッチするかどうかも、使ってみなければ分かりません。
そのような悩みを持っているなら、レンタルを検討してみましょう。レンタルサービス会社やメーカーによっては、ベッドインベッドのレンタルを実施している場合があります。
お試しとして1週間程度レンタルすれば、どのような商品なのかが分かるでしょう。そもそも本当に必要なのかという判断もできます。
3カ月や半年の期間でレンタルすれば、1日あたりのレンタル料が割安になる他、商品を気に入れば、そのまま買い取れる場合もあります。
おすすめベッドインベッド3選
使い勝手の良いおすすめ商品を3点紹介します。それぞれの魅力をチェックし、購入の参考にしましょう。
【1】ファルスカ ベッドインベッド Flex
口コミでも人気の高いベッドインベッド!強度のあるフレームで赤ちゃんを寝返りなどからも守ってくれるので、添い寝するときも安心。
ミルクの吐き戻しを軽減してくれるすこし斜めになったクッション、弾力性のあるマットレスが心地よい眠りへ導いてくれます。
ねんねの時期が終わったらお座りサポートとしても使うことができるので、5歳まで使えるロングユースな商品です。
ママパパの口コミ
【2】ドッカトット Deluxe +
赤ちゃんがどこでも安心して居られる、移動式ベッド。簡単に持ち運びできるので、家中どこでもいつでも赤ちゃんのそばにいることができます。
スウェーデンらしいシンプルなデザインも人気!すべてのパーツを洗うことができるので、清潔に保つことができるのもいいですね。
ママパパの口コミ
【3】farska ベッドインベッド エイド
両サイドに置かれた高めの三角クッションで、赤ちゃんをしっかりとガードしてくれるベッドインベッドです。
クッションの幅は、赤ちゃんの大きさに合わせられるため、成長具合や動きに応じて好きな形に変えられます。
コンパクトにまとめて持ち運びでき、帰省や旅行先でも役立つでしょう。日中のおむつ交換にも便利に利用できます。
【4】ネオママイズム ベッドインベッド
新生児から使える折りたたみ式のベッドインです。
柔らかすぎない適度なクッション性を実現し、頭部と脚部の二箇所にしっかりとしたPPフレーム構造を採用しています。
5~30度まで調整できる傾斜調節機能付きでミルクの吐き戻し防止にも。
ベッドカバーとクッションパッドは洗濯機でまる洗いでき、3Dエアーメッシュ生地は通気性もよく洗濯後に早く乾くのも嬉しい。
赤ちゃんのかわいい寝顔を間近で楽しもう
ベッドインベッドは、赤ちゃんと安全に添い寝ができるアイテムです。ベッドからの落下や大人・布団からの圧迫から、赤ちゃんを守ってくれます。
ベッドとして使えなくなった後も、形を変えながら長く使える商品が販売されています。自宅の環境やニーズに合った商品を選びましょう。
文・構成/HugKum編集部