ペダルなし自転車ってどんなもの?
名前からある程度想像はつくものの、いまいちピンとこない人も多いのではないでしょうか。どのような自転車なのか理解しておきましょう。
自転車に乗る前のお子さんに
ペダルなし自転車は、その名の通りペダルが付いていない自転車です。足で地面を蹴り、バランスを取りながら乗ります。
『キックバイク』『バランスバイク』『ランニングバイク』などとよばれることもあります。2~5歳くらいまでの未就学児が対象年齢です。
ブレーキが付いていないタイプは、足でスピードをコントロールします。両足を地面から離して乗るバランス感覚が身に付くため、補助輪を使わなくても、スムーズに一般的な自転車へ移行できます。
近所の公園で遊んだり、車に載せてアウトドアの活動ができる場所で楽しんだりと、小さい子どもの外遊びをサポートするアイテムとして人気です。各メーカーからも、豊富な種類の商品が販売されています。
世界大会が行われるほど人気
ペダルなし自転車は高い認知度を誇り、全国各地で多くの大会やイベントが実施されています。
業界を牽引し続けるアメリカの子ども用バイクメーカー『ストライダー』は、2011年から世界大会を開催しています。
2017年大会では、2~5歳の全てのクラスにおいて日本人が世界チャンピオンになるという快挙を達成しました。日本における人気の高さが分かるでしょう。
専用の練習コースを常設した施設も全国各地にあります。自転車を車に載せて専用コースに出かけ、他の子どもたちと一緒に練習することも、よい経験になるでしょう。
ペダルなし自転車の選び方
商品を選ぶ際に注意すべきポイントを解説します。さまざまな視点からチェックし、子どもに適したものを選べるようになりましょう。
ブレーキやスタンドの有無
ペダルなし自転車には、ブレーキが付いていないものがあります。一般的な自転車と比べてしまい、ブレーキが付いている方が安全だと思われがちですが、低年齢になるほど握力は弱いため、ブレーキがかかりにくくなります。
ペダルなし自転車を停止させる際は、足を地面に付けるのが基本です。そのため、絶対にブレーキが必要というわけではありません。
しかし、普通の自転車へスムーズに移行するための練習用として購入する場合は、ブレーキが付いたものも選択肢に入れるとよいでしょう。
保管場所によっては、スタンドが付いていた方がよい場合もあります。ブレーキと同じく必須のパーツではありませんが、スタンドがあれば立てて保管することが可能です。
身長に合わせたサイズを
商品を選ぶ際は、対象年齢もチェックしておきましょう。対象年齢に応じたサイズに設計されていることが多いため、子どもに合ったサイズを選びやすくなります。
足で蹴る乗り物であることから、足が地面にしっかり着くものを選ぶことが絶対条件だといえます。年齢条件を満たしていたとしても、身長が低い場合は注意が必要です。
実際にまたがって選べればベストですが、通販などで購入する場合は、商品に記載されている推奨身長もしっかりと確認しましょう。
購入後も、サドルやハンドルの高さを調節できます。子どもの身長や乗った状態に合わせて、安全に使用できるような状態にしてあげることが大切です。
人気のペダルなし自転車のおすすめ
知名度の高い人気の商品を3点紹介します。ブレーキの有無など、それぞれの特徴や魅力をチェックしましょう。
ストライダー スポーツモデル (STRIDER Sport) 12インチ
子ども用ペダルなし自転車の代名詞的存在であり、世界中の子どもたちに親しまれているストライダー。「ペダルなし自転車のことをストライダーと呼ぶ」と思っている人も多いほど、広く認知されています。
ストライダーのスポーツモデルは、小さなお子さんも乗りやすいように、クラシックモデルと比べてハンドルバーが細くなっていたり、足を乗せやすいフットステップ、クッション性と防水性を両立したシートなどを装備しています。
1歳半~5歳を対象年齢とし、4~5歳用のXLロングシートポストが別途標準装備されているので、長く愛用できます。
スタンドもありませんが、0歳から乗れる、タイヤを挟むロッキングベース付属タイプも販売されています。
ママパパの口コミ
「初めはバランス感覚がなかなか取れず難しそうでしたが、慣れるととても楽しそうです」(40代・兵庫県・子ども4人)
ストライダー 14x (STRIDER 14x)
ストライダーのフォーティーンエックスは、お子さんの成長にあわせてペダルを取り付けたり外したりできるタイプです。軽量で取り回ししやすく、ブレーキ付きなので、ブレーキ操作を練習してからペダルバイクモードに移行することができます。
対象年齢は3歳半~7歳です。
ママパパの口コミ
「周りがよく持っている印象から買いました。遊んでいる時とても楽しそうでした。ペダル付き自転車に乗れるようになるのが早かったです」(30代・埼玉県・子ども3人)
「とても気に入って乗っている。頻繁にはできていないものの上達しておりスムーズに乗れるようになってきた。いつかストライダーカップに参加できたらいいなと考えている」(30代・千葉県・子ども2人)
スポーティーなデザインが魅力 ディーバイクキックスAL
将来の自転車へのステップアップを重視してデザインされたモデルです。高い安全性を優先し、2歳頃の子どもの握力でも操作しやすいブレーキが搭載されています。
フレームには軽量のアルミニウムを使用し、軽いため持ち運びが楽です。フォーク・ハンドルはスチール製です。スタンドが付いているため、保管場所に困りません。
自転車へのステップアップを考慮し、足を置けるフットデッキが付いています。両足をペダルに置く習慣を、小さいうちから身に付けられます。
2歳前後の小さな頃から無理なくチャレンジできる自転車です。スポーティーで本格的なかっこいいデザインも魅力です。
ママパパの口コミ
ペダルなし自転車を乗る際の注意点
子どもを乗り物で遊ばせる際は、安全面に気を付ける必要があります。特に注意すべきポイントを紹介します。
公道での走行は禁止
ペダルなし自転車は、遊具のカテゴリに属します。一般的な自転車のように、車両とは扱われないため、公道は走れません。
砂利が敷かれているような場所や、でこぼこしたような場所も、危険が伴います。公園や広場など、広くて車や一般の自転車が通らないような場所で乗りましょう。
正しい乗り方ができているかどうかもチェックポイントです。大人にとっては当たり前のことでも、初めて自転車に乗る子どもにとっては分からないことばかりです。
バランスの取り方やブレーキの使い方など、慣れない間はしっかりとサポートしてあげましょう。
ヘルメットなどを装着するのがおすすめ
運転中の転倒などによる事故を防止するために、子どもの体を守る装備品もできるだけ準備しましょう。
頭部を守るヘルメットは、特に重要なアイテムです。多くのメーカーから子ども用のヘルメットが販売されています。安全基準を満たしていることを示すSGマークも確認しましょう。
膝やひじを守るプロテクターや、手を守るグローブも、付けておけば転倒しても怪我をしにくくなります。子どものサイズにあったものを選んであげましょう。
ペダルなし自転車で遊びの幅を広げよう
将来の自転車へのステップアップを見越した練習ができるペダルなし自転車は、多くのモデルが販売されており、全国の子どもたちから高い人気を集めています。
家の中でばかり遊んでいる子どもたちにとっても、外に出て遊びの幅を広げられるおすすめのアイテムです。
文・構成/HugKum編集部