お風呂の前に必要なものを準備しておくこと
まずは基本のおさらいです。赤ちゃんと二人でお風呂に入る前に抑えておきたい3つのポイントをまとめてご紹介します。
お風呂に湯をためる〜温度の確認も忘れずに〜
赤ちゃんが生まれたら、生後1ヶ月の間はベビーバスで沐浴させます。目安としては1ヶ月検診で医師のOKが出たら、大人と一緒のお風呂に入れても良いと言われています。
気をつけたいのがお湯の温度。夏場は38℃くらい、冬場は40℃くらいに設定しておくと良いでしょう。温度がわからないという場合は、湯温計を使うと便利です。また、特に冬場は室温が寒いと風邪を引いてしまうこともあるので、お風呂場や脱衣所も温めておきましょう。
必要なものを準備して出しておく
お風呂にいれる前後に必要なものは、すべて事前に自分が取りやすく使いやすいように準備しておきましょう。
【必要なもの一覧】
・沐浴用のベビーバス(新生児の沐浴の場合)
・沐浴布
・洗い用ガーゼ
・赤ちゃん用のソープ、シャンプー
・バスタオル
・おむつやおくるみ、パジャマなどの着替え
・ボディケアグッズ
・綿棒
・水分補給用のお茶や授乳に必要なもの
赤ちゃんに待っていてもらう時間がある場合は、しっかり工夫を
ママパパがお風呂の支度をしている間や、自身を洗ったり拭いたりする間の、赤ちゃんの待たせ方についても事前にしっかり考えておきましょう。
首のすわらない時期は、すぐに駆けつけられる脱衣所などでバスタオルを敷いて寝かせておくと安心です。その際は、周りに危険なものがないかをしっかり確認しましょう。
また、寝返りやハイハイをはじめたら、バウンサーなどで、動かないような工夫をする必要があります。赤ちゃんが不安になって泣いてしまう場合は、ドアを開けてママパパが見えるところで洗ったり、途中で何度か声をかけてあげたりすると良いでしょう。
さらに6ヶ月以降、意思が芽生えてきて、なかなかじっとしていられなくなってきたら、安全なベビーサークルの中で遊ばせて待たせるというのもひとつの方法です。
安全を第一に考え、我が子の成長や性格に合わせて色々試してみると良いですね。
赤ちゃんとのお風呂をうまく乗り切るコツ
では、実際に先輩ママたちは赤ちゃんと二人きりのお風呂をどう乗り切っているのでしょうか? HugKum編集部で行ったアンケートを元に、コツをまとめました。
おむつや着替えなどは全て使う順番に並べておく
アンケートの内容で最も多かったのが、「必要なものをしっかりと準備しておくこと」というものでした。脱衣所でタオルやおむつ、着替えなどを、使う順番通りに広げておくと、入浴後もバタバタとすることなくスムーズに行えますね。
周りにすべて用意してからお風呂にいれる。 (30代・北海道・子ども1人)
脱衣徐におむつや着替えを全部揃えておいて、おもちゃも用意しておく (30代・兵庫県・子ども1人)
赤ちゃんを脱衣所で待機させて自分が先に入る
入浴のスタイルは家庭によっても異なるようですが、中でも多かったのがママが先に洗ってから、赤ちゃんを洗うというスタイル。赤ちゃんがご機嫌なときや、寝ている間にささっと自分が入るという回答も多かったです。
脱衣場で待たせておき、自分が先に洗う。 脱衣場に子供の着替えは入る前に準備しておく。 (20代・愛知県・子ども2人)
自分が身体を洗う時はバウンサーに寝かせて待たせておく (30代・京都府・子ども1人)
ハイローチェアに赤ちゃんを置いて、脱衣場まで連れていき、そこで待っててもらって自分の体と頭を洗い、脱衣場にいる赤ちゃんの服を脱がせてお風呂。ハイローチェアにバスタオルをセットしておくこと。 (30代・千葉県・子ども1人)
ベビーバスやベビーチェアを使って入浴
お風呂場にいれることができるベビーバスやベビーチェアも便利! 寒い冬でも暖かいお風呂場に一緒にいれば安心ですよね。
子供を座らせておく入浴用の椅子があると便利 (40代・静岡県・子ども4人)
バンボに座らせて、寒い冬の日はかけ湯とシャワーをかけながらやり過ごした。 (30代・愛知県・子ども2人)
おもちゃで赤ちゃんの気を紛らわせる
赤ちゃんを待たせる際にやっぱり頼れるのはおもちゃ。お気に入りのおもちゃを近くに置いて遊んで待ってもらえば、赤ちゃんにとってもお風呂の時間が楽しいものに♪
自分の体を洗っている間に、おもちゃを持ってって子供を遊ばせる (30代・静岡県・子ども2人)
自分はできるだけ早く洗って、おもちゃなどで気を紛らわせて遊んでてもらう (20代・大分県・子ども1人)
部屋や脱衣所を温めておくことも忘れずに!
冬場は特に室内も冷えてしまいがちなので、室温に気をつけるママも多いよう。着替えが完了するまで時間がかかるというママは、特に脱衣所を温めておくようにしましょうね。
脱衣場にパネルヒーターを置いて赤ちゃんの着替えも寒くないようにした (30代・千葉県・子ども3人)
冬は風邪を引かないように、浴室と脱衣所をしっかり温める。 (30代・東京都・子ども1人)
先輩ママおすすめ!赤ちゃんとのお風呂で便利なグッズ
一人で赤ちゃんをお風呂に入れる際にママたちが実際に使っていたおすすめの便利グッズをご紹介します。
リッチェル 『ひんやりしないお風呂マット』
新生児から6ヶ月くらいの、まだそこまで動き回らない時期におすすめなお風呂マットです。首すわり前はここに乗せて赤ちゃんを洗うことができるので、一人でお風呂に入れるのに欠かせないとの声も多くありました。
発砲素材でできているので暖かく、ママパパが体を洗っている間も安心して赤ちゃんを置いておけます。水捌けも良くシンプルなデザインだからこそお手入れも簡単!
首がすわらない時期から、赤ちゃんを置いて洗えるので危なくないし、体も洗いやすかった。6ヶ月の今でも使ってます。(30代・千葉県・子ども1人)
永和『新生児用ベビーバス』
せっかくベビーバスを買うなら長く使えるものがいい!というママから選ばれているのがこちらのベビーバス。新生児の時はベビーバスとして使い、それ以降はママパパが洗っている間に待たせておく場所として使えます。新生児期はキッチンのシンクでも利用可能な設計に。また、ストッパーがついているので、座った赤ちゃんがずり落ちて溺れるというリスクもなく、赤ちゃんが一人で入れるお風呂として安心して使えます。
浴槽に座ることができない時期でも、赤ちゃんが座れるよう設計されているので首がすわったじきから使用できた。(40代・東京都・子ども2人)
アップリカ 『バスチェアー 新生児から はじめてのお風呂から使えるバスチェア』
こちらも長く使えて便利との声が多かったバスチェア。165度までリクライニングできるので、首すわり前からお座りの時期、2歳まで長く使えます。半分にたためるので、使わないときはお風呂場の隅や、脱衣所などに立てかけておくこともできます。
赤ちゃんが握れるハンドル付きなのも嬉しいですね!
新生児から寝かせて使うことができる。 濡れてもプラスチック製なので片付けが簡単。 折り畳み式なので収納に場所を取らない。(30代・東京都・子ども1人)
Bumbo『バンボベビーソファー』
万能ベビーチェアとして世界中で人気の『バンボ』。離乳食を食べさせる際や、お掃除している間などに少し座って待っていてもらいたいときなどにも使えますが、お風呂でも大活躍! ママパパが洗っている間にご機嫌でおすわりして待っていてもらえます。柔らかく、水を弾く素材なのでお手入れも簡単!
子供を二人入れるときに下の子が立てるまで役に立ちました(40代・岐阜県・子ども2人)
安全に座らせたまま洗える(30代・大阪府・子ども3人)
Sassy 『水遊び バストイ ソフトダッキー』
続いて、赤ちゃんが喜ぶおもちゃについてもご紹介しましょう!
お風呂のおもちゃといえばこれ!というほど定番のアヒルのおもちゃ。赤ちゃんが持つのにちょうど良い大きさなので、ベビーバスにプカプカ浮かせて一緒に遊ばせているというママも多いよう。こちらの商品は中に水が入らない仕組みになっているため、衛生面でも安心して長く使えます。
黄色は目立ちやすく気にいる(20代・大分県・子ども1人)
アンパンマン『コップでジャージャーおふろであそぼう』
一人で手遊びできるようになったら、少し複雑なおもちゃを取り入れてみましょう。ママパパが洗っている間もご機嫌で待っていてくれます。大好きなアンパンマンと一緒なら、お風呂の時間も楽しい時間に♪ コップで水を注ぐとプロペラが回ったり、ばいきんまんの口からシャワーのように水が溢れ出したりと、子どもが喜ぶ仕掛けがたくさんついています。
湯船に浮かべて遊べるから(30代・兵庫県・子ども1人)
水が流れたり、入れたり、コップで遊んだり多種多用。(30代・東京都・子ども2人)
ワンオペでも赤ちゃんと楽しい入浴タイムに♪
赤ちゃんと二人きりのお風呂は、慣れるまでは不安がつきものですが、しっかり事前に準備をしておけば、安全に安心に乗り切ることができます。
子どもの成長や性格によっても合うスタイルは異なるので、今回先輩ママたちに教えてもらったやり方を自分なりに色々と試して、ベストな方法を見つけてみてくださいね♪
文・構成/Hugkum編集部