双子育児は大変だけど面白い?! 双子あるあるからパパママの苦労話、双子のテレパシーのことまで一挙紹介!

双子育児は、同じ成長時期の子どもを2人同時に育てることになります。手のかかる小さい時期の子育ては、特に大変で、パパママが1人で対応するには、精神的にも体力的にもつらくなることもありますよね。しかし、かわいい時期も2人同時なので、成長の喜びも倍になるでしょう。今回はそんな双子育児について、先輩パパママの意見とともに見ていきましょう。

双子ならでは?ちょっと笑える『双子あるある』

双子には、普段の育児では遭遇しないような、びっくりする出来事があるようです。双子を育てるパパママや周囲に双子のいる方々からのコメントを元に、双子ならではの微笑ましいエピソードを紹介していきましょう。

シンクロする

お友だちに双子がいると、2人同時に同じことをする姿を見かけることがありますよね。2人だけで笑っていたり、別れ際に同じタイミングで手を振っていたり、息がぴったり合っているところをみると、とてもかわいくて癒されます。しかし、病気にかかるのも、泣くのも同じタイミングとなれば、パパママも大変です。日中、パパかママか1人しかいないときは特に疲れてしまいますね…。

「泣く時も一緒。熱を出す時も一緒」 (40代・愛知県・子ども3人)
「おもちゃを持ってきてと言ったら、2人とも同じものを持ってきて、驚きました」 (40代・愛知県・子ども3人)
「私が双子でした。 双子の兄がいるのですが、ほぼ同時期に盲腸になったことがあり、びっくりした記憶があります」 (40代・福岡県・子ども1人)

タイミングが かぶる

お話をしようとするタイミングがかぶったと思ったら、話す内容も同じなんてことも、双子にはあるかもしれません。パパママは、話が1度で終わって助かるかもしれませんね。良いところでかぶってくれるとパパママも助かりますが、悪いところがかぶってしまうと、親1人で2人を同時に助けることは難しいので、困ってしまいます。

「同じ事を同時に言う 」(30代・北海道・子ども1人)
「同時に転ぶ」(30代・北海道・子ども3人)

寝相が同じ

寝ている姿は、兄弟姉妹でも似ていますよね。双子だと背格好も同じなので、寝ている時に見分けるのは至難の技かもしれません。寝相が悪くてお互いに蹴りあったりすることもあるかもしれませんが、子どもたちの寝顔はパパママのパワーの源ですね。

「寝る格好が一緒」 (40代・千葉県・子ども3人)
「寝相が同じ」(40代・愛知県・子ども1人)

2回目も同じ子を沐浴

新生児の沐浴は育児に慣れてない時期だけに、ただでさえ大変なお世話。2人を沐浴するとなれば、なおさらです。どちらを沐浴したかなんて、覚えていられないですよね。そんなときに、顔も背格好も同じとなれば、同じ子どもを沐浴してしまうことは、よくあることかもしれません。
そんな慌ただしい育児を通して、ふとしたときに双子の違いに気が付くことは、双子のパパママだからこそ経験できる醍醐味かもしれませんね。

「1人目を沐浴したのに、2回目も1回目と同じ子を沐浴してることがあったりする」 (30代・愛知県・子ども2人)

お絵描きさせると似た絵を描く

何かを創造するときに、同じようなことを自然と思い付くこともよくあるようです。描くものが違っていても、同じような構図で仕上がったり、相談しなくても同じようなことを想像していることの象徴かもしれませんね。

「お絵かきをさせると、同じような絵を描くこと」 (40代・神奈川県・子ども2人)

まさかの性格が正反対

双子って、何もかも似ていると思い込んでしまっていませんか? ひとりひとり性格が異なることは当たり前なのですが、双子で性格が大きく違うとなんとなく戸惑ってしまいますよね。性格が正反対となると、一緒に育てるのに少し手がかかるかもしれません。正反対なところを上手に活かして、子育てのバランスがとれると良いですね。

「双子なのに、性格が真反対で面白い」 (40代・広島県・子ども2人)
「双子なのに全然、中身が違うところ」 (30代・佐賀県・子ども1人)

お揃いの服を着せる楽しみがある

兄弟姉妹でお揃いを着せるのと違って、双子でお揃いを着ていると特別感が出ますよね。双子はあまり見かけないこともありますが、同じような背格好に同じような顔で、同じお洋服を着ていると、とってもかわいいですね。お揃いもかわいいですが、同じサイズのお洋服や靴を交代で着せることもできるので、経済的にも助かるでしょう。

「お揃いの服で、同じ顔」(40代・茨城県・子ども1人)
「靴を色違いで買って、片方交代して履くなど、お洋服の交換ができる」(30代・埼玉県・子ども2人)

双子は育児地獄? 双子のパパ&ママの大変だったこと

子育ては、1人を育てるだけでも、とても大変な毎日です。ましてや2人を同時に育てるなんてことは、もっと大変なことだと想像できますね。双子育児をするパパママの意見を元に、大変だと思っていることをご紹介していきましょう。

子育ての大変なことが倍

小さな子どものお世話は、授乳、離乳食、お風呂、寝かしつけ、おむつ替え、着替え、洗濯物、予防接種など、他にもたくさんあります。さらに1つ1つのお世話には、言葉だけでは言い表せないたくさんの行程があります。例えば、予防接種1つにしても、手間のかかる問診票の記入は2人分になりますよね。
また、授乳や寝る時間、泣くのが同時でも別々でも、どちらもそれぞれに大変で、パパママには疲れがたまってくるでしょう。ましてやパパかママのどちらかしかいない状況で、全てのことを親1人ですることには大きな負担がかかります。1人で抱え込まずに、パートナーや周りの人に協力してもらいましょう。

「小さい時、夜泣きが交互にくるので寝不足が二倍」(40代・千葉県・子ども2人)
「同時に泣くわけではないので、休める時間が少ない」 (40代・東京都・子ども2人)

授乳や抱っこなど体力勝負

赤ちゃんの頃は、昼夜問わずに頻繁に起きるため、授乳や抱っこをする回数も増えてしまいますね。ママに関して言えば、産後の疲れもとれない状態で育児が始まります。1人の授乳が終わっても、もう1人の授乳が待っていますね。授乳の後、すぐに寝てくれるわけでもないので、次の授乳までに必ず休めるわけではありません。授乳や抱っこはとても疲れます。それが2人分ともなれば、ますます体力勝負になるでしょう…。

「授乳が片方ずつになったり、抱っこしてほしい時にしてあげられないことがある」 (30代・埼玉県・子ども2人)
「授乳の時二人同時進行で与えること」 (40代・秋田県・子ども3人)
「抱っこを2人同時にすること。体力勝負」 (40代・神奈川県・子ども2人)

2人同時に泣いたとき

子どもが2人いれば、同時に泣きだすこともありますね。親は1人で対応しなければならない場面が多いので大変です。1人を抱っこして泣き止ませて、もう1人を抱っこしようと布団に寝かせたら、泣き止んだ子がまた泣き出したり…。そんな時、どうして良いかわからなくなって、親のほうが泣きたいかもしれません。そういう時は、素直に一緒に泣いてストレス発散することもアリですよ。

「同時に泣かれた時の授乳」 (30代・愛知県・子ども2人)
「義兄に双子がいますが、2人とも性格が全く違うし、泣く時も一緒に泣いていたので、見ているだけで大変そうでした」 (40代・愛知県・子ども3人)

なんでも2つ必要

双子なので、育児用品も2人分必要になりますね。チャイルドシートのような大物から、おむつなどの日々の消耗品までたくさんの物が必要です。特に消耗品は2人分となれば、一度に購入する量も多く、買い出しの頻度も多くなり大変ですね。家の中の置き場にも困ってしまい、ゴミも倍になります。
また、学校に通うようになれば、ランドセルや制服、備品なども同じ時期に購入する必要が出てきますし、修学旅行のような大きな学校行事の費用も倍になります。お誕生日やクリスマスのプレゼントも2つ必要になりますね。出費は嵩みますが、2人の好みが何歳くらいまで同じなのか、観察する視点を持ったら楽しめるかもしれませんよ。

「お揃いのものを2つ用意しなければいけない」 (30代・愛知県・子ども1人)
「同じ事を2人分やらなきゃいけない」 (40代・埼玉県・子ども3人)

親1人では対応しきれないときがある

子どもたちが一緒に泣いたり、病気になったり、子どもの要求が同時の場合でも、パパママは1人で対応しなければならないことが多いのが実情です。特に産後のママが体調の優れないときに、2人を同時にお世話することには限界があります。身近に助けてくれる人がいない場合は、地域のシステムを利用することを考えてみても良いかもしれませんね。

「親である私達が風邪を引いたり、体調を崩した時、お世話をしてくれる人がいないので大変」 (20代・東京都・子ども2人)
「別々の方向に行きたいと言われると 、仕方なくどちらかを選び、泣く1人を抱っこして行くことがあります。また、2人に同時に抱っこと言われたらつらい」 (40代・神奈川県・子ども3人)

移動や買い物が大変

小さいうちは、買い物に行くにも用事でどこかへ行くにも、一緒に連れて行動する機会が多いですよね。双子用のベビーカーもありますが、1人用のベビーカーに比べると大きく、動かすにも力が必要です。買い物となると、通路幅にも限界があり荷物も増えるので、思うように動きにくいですね。お買い物は、パートナーと二人で行ける日やお店が空いている時間を活用したり、宅配システムなどを上手に利用するこを検討しても良いでしょう。

「ベビーカーが大きいのに道幅が狭い」 (40代・神奈川県・子ども1人)
「一緒に買い物に行くのが大変」 (30代・大阪府・子ども2人)
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以心伝心! 双子はテレパシーが通じてるってほんと?

「双子は、テレパシーで通じ合っているらしい」なんて話を聞いたことがありませんか? 実際のところ、解明されているわけではありませんが、同時に同じような行動をしたり、同じような絵を描いたりなど、テレパシーがあるように感じることがありますよね。続いては、そんな双子ならではの神秘的な話を紹介していきましょう。

同じ夢を見る

朝起きてきて、双子の子どもたちがそれぞれに見た夢の内容を話したら同じだったなんてことがあると、テレパシーがあるのでは? と思ってしまいますよね。ただの偶然かもしれませんが、ちょっと期待してしまいます。

「同じ夢をみる」 (40代・神奈川県・子ども2人)

思っていることは言わなくてもわかる

今、相手にしてほしいことや、考えていることが伝わっていることがあると、テレパシーだと感じますよね。「思っていることは言わなくてもわかる」という意見は、双子の子どもたちからよく聞きます。お互いが、同じときに、同じようなことを考えているからなのでしょう。

「思っていることが、意外と言わなくても伝わっていること」(40代・福岡県・子ども1人)
「思っていることが同じ」 (40代・秋田県・子ども3人)

本当にテレパシーがあるのでは? と思うほどの実体験

双子の子どもたちが、離れている相手の状況を察知するという話は、とても不思議ですよね。お互いを思いやる気持ちが、強く出ている結果なのかもしれません。理由はともかく、離れていてもピンチの時に助けてくれる人がいることは、とても心強いですよね。

「離れて住んでいたとしても、双子の片方が、今『具合悪い』、『ピンチである』ということを感じとり、連絡したり、助けに行ったりすることができる」 (30代・東京都・子ども2人)

双子育児は大変! けれど、子どもたちはきょうだいであり、一生の仲間!

双子の子どもたちを育てることは、精神的にも体力的にも大変なことが多いかもしれません。しかし、双子ならではの出来事やかわいらしさ、おもしろい行動に楽しませてもらうこともたくさんあるでしょう。
小さい頃は手がかかり大変ですが、本人たちはいつだって同級生の中に信頼できる仲間がいて、助け合えることは支えになります。家庭内や学校生活、社会生活においても、とても素晴らしいことですね。

構成・文/末原美裕・井上しの

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