二人目の出産準備でやることは? 買い足すものや上の子のケア法までママのお悩み・不安の解決策

二人目の子どもの妊娠中は、上の子のお世話をしながら出産準備などを行ったり、さまざまなことをやりくりしなければならないもの。では、二人目の出産準備はいつからするべきでしょうか? また二人目の出産であっても、怖いと思ったり不安を感じたりするママも少なくありません。
そんな不安の解消法や上の子のケア、幼稚園・保育園の送迎をどうするかなど、二人目の出産に関する、ママが抱えるさまざまな悩みについてご紹介しましょう。

二人目の出産、準備はいつから?

二人目の出産の準備は、上の子の面倒を見なければならないため、一人目の出産のときと比べて、取り掛かるのが遅くなりがちです。また、一人目のときに経験があるからといって、まったく同じように妊娠期間を過ごせるとは限りません。つわりで体調が悪い時期が長引くかもしれないし、上の子と年齢が離れていれば、ベビー用品なども新たに準備しなければならないかもしれません。

妊娠がわかったときから、体調を見ながら少しずつ出産準備をしておくに越したことはありません。妊娠37週~41週の正産期に入ったら、いつ出産になってもおかしくないため、ベビーグッズなどはそれまでに準備できるようにしておきましょう。

出産準備に必要なものをおさらい

一人目の出産で一通り準備したものですが、ここで再度必要となる出産準備品をおさらいしておきましょう。

赤ちゃんに必ず必要になるのは、オムツ、おしりふき、哺乳瓶や消毒器など。また新生児用の衣服や肌着は、赤ちゃんが生まれる季節にあわせて、暑い季節は吸収性が良い素材を、寒い季節なら保温性も重視して選ぶ必要があります。

また、ベビー用の布団や枕、ベビーベッド、ベビー用石鹸、タオルなども準備が大切。お出かけ用には、抱っこ紐、ベビーカー、チャイルドシートも準備しておきましょう。

二人目出産準備に必要なこと

一人目の出産時に使ったベビーグッズ、ベビー用品で、二人目の出産でも使えるものがあるかもしれません。ただし、消毒器やベビーバス、ベビー布団などはものの状態によって、新しいものを用意した方がいいこともありますので、ご注意ください。

またママ自身の出産準備品として、授乳しやすい前開きタイプのパジャマや授乳用ブラジャー、産褥ショーツ&ナプキン、母乳パッドなども必要です。

二人目の出産が怖い・不安に思うママへ

一度出産を経験しているママであっても、お腹が大きくなり出産が近づいてくると、出産を「怖い」と感じたり、不安が押し寄せてきたりすることだってあります。初めてではなくても、一度経験したからこそ感じる不安に悩むママは少なくありません。

痛みが怖いとき

出産では大きな痛みが伴うもの。「出産の痛みは時間とともに忘れる」などとも言われますが、「あのときの痛みが忘れられない」というママだっているもの。また陣痛の時間が長く、特に痛い時間を長く過ごしたママにとっては、「あのときの痛みがもう一度やってくるのか…」と思うと憂鬱になったり、痛みに恐怖を感じたりするかもしれません。

ただ、二人目の出産は、一人目のときに比べて進みが早いのが一般的とされているようです。一人目のときよりもきっとスムーズに出産できると、心を強く持つようにすると良いかもしれません。

「予定日より早く産まれる?出産の進みも早いの?」という不安

ただ一方で、「二人目の出産は、早く進みやすい」という言葉によって、逆に不安を感じてしまうママもいます。一人目の出産が比較的早かった場合、それより早くなると心配になってしまうかもしれません。でも一度出産を乗り越えたのですから、今回だってきっと大丈夫なはず。一人ではないし、赤ちゃんと一緒に頑張ろうと前向きに考えるようにしてみましょう。

「分娩時間が短くて楽だった」という場合も

また二人目の出産では、陣痛の時間や分娩時間が短くて、お産を楽に感じる方も多いといわれています。とはいえ、これは個人差があるものなので、二人目の出産は必ずしも分娩時間が短くなるわけではありません。でも怖がりすぎず、赤ちゃん誕生の感動を思い出して、不安になりすぎないようにしましょう。

一人目の出産と大きく違うのは上の子のケア

一人目の出産のときと大きく違って、二人目の出産で忘れてはならないのが、上の子のケア。
赤ちゃんがママのお腹の中にいることを上の子が理解していていも、ママがお腹を痛がっていたら、子どもは大きな不安を感じるもの。またママにとっても、出産の入院で上の子と離ればなれになることに、さまざまな心配を感じるはずです。

出産入院で上の子と離れるのが不安

出産でママが入院してしまうと、上の子ともしばらく離ればなれになります。今までママとパパをひとり占めしていた上の子にとって、いつも一緒にいたママの姿が家の中に見えないと、大きな不安を感じて寂しさを覚えるに違いありません。

また、ママにとっても、上の子と離れてしまうと、「泣かないで元気に過ごしているかな?」とか「ちゃんと夜眠れているかな?」などと、気が気でないかもしれません。

家族やパパにサポートしてもらうなど、上の子のお世話をする体制もみんなで考えておきたいものです。

出産後の上の子のストレスをどう緩和する?

また、二人目の赤ちゃんが生まれた後も、上の子についての心配りを忘れないようにしましょう。生れたばかりの赤ちゃんは、おっぱいをあげたり、オムツを交換したり、一日中手がかかるものですが、赤ちゃんにつきっきりになっているママの姿を見て、上の子は寂しさやストレスを感じてしまうこともあります。

できるだけ上の子が寂しさを感じないためにも、一日のわずかな時間でもママが子どもを抱きしめてあげたり、子どもの名前を呼んで向き合ったりする時間を作るようにしましょう。

上の子の幼稚園や保育園はどうなる?

上の子が幼稚園や保育園に通っていて、二人目の出産を迎える家庭の場合、さまざまな問題も生じます。

「育休退園制度」で、保育園に上の子を預けられなくなるの?

上の子が保育園や保育所に通っている場合、考えておきたいのが「育休退園制度」について。これは、上の子が保育園に通っていても、そのママが二人目以降の子どもを出産するなどして新たに育児休業を取得した場合、上の子どもを退園させるという制度。

待機児童が増加しているなど、この制度が生まれたことにはさまざまな背景がありますが、出産したばかりのママにとっては、上の子が急に退園しなければならくなったら大変です。子どもにとっても毎日の習慣だった通園ができなくなるなんて、そんな悲しいことはありません。

育休退園制度を廃止する自治体もあるほか、育休中であっても継続入所を申請する方法もあります。詳しくは下記ページを参考にしてください。

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幼稚園や保育園への送迎はどうする?

上の子が幼稚園や保育園に通っている場合、送迎についても考える必要があります。生れたばかりの赤ちゃんがいるママにとって、たとえ近所であっても子どもの送迎は簡単にできることではありません。

朝はパパが出勤するときに一緒に送ってもらい、お迎えは地域の「ファミリーサポート」を利用するなども、考えても良いかもしれません。ファミリーサポートは、育児や介護の援助を受けたい人と行いたい人をつなげる地域の会員組織で、比較的安い金額で利用することができます。子供のお迎えをお願いすることも、選択肢のひとつとして考えてみても良いかもしれません。

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二人目出産時のママ体験談

HugKumでは、0~12歳のお子さんがいるママに2人目の出産時に不安や困難なことがあったか、アンケートでお聞きしました。やはり、多く聞こえてきたのが上の子のケアについて。ママたちはどのように乗り越えたのでしょうか。体験談をご紹介します。

「現在妊娠中で、1人目の時は全くなかったマイナートラブルが多くて心配になったり不安になることがよくある」(30代・鹿児島県・子ども1人)
「出産の入院時に上の子をどうするか。妊娠時から夫に上の子に積極的に関わるようにしてもらっていた。」(30代・神奈川県・子ども2人)
「上の子のこと。 赤ちゃんがえりなど不安だったが、実際は心配するようなことはなかった。 でもできるだけ上の子優先に過ごしていた。」(40代・茨城県・子ども2人)
「上の子のお世話をしながら妊娠期間を乗り越えられるか不安があったが、家事代行サービスをたまに利用して息抜きを心がけた」(30代・宮崎県・子ども3人)
「里帰り出産もせず、親も頼れなかったので上の子のお世話が困った。 ファミリーサポートや行政のシッターさんに何度かお願いした。」(40代・東京都・子ども2人)
「私が第2子妊娠中に第1子の赤ちゃん返りが激しく、さらに切迫流産で私が絶対安静になるとさらに赤ちゃん返りがひどくなり登園拒否も始まり心身ともに辛かった。 私が動けるようになるまで旦那と私の両親に協力してもらい何とか乗り切った。」(40代・神奈川県・子ども2人)

二人目の出産こそ、家族のサポートが必要

妊娠中の検診に上の子を連れて行かなければならなかったり、出産で入院しているときも上の子のことが気になってしまったり、二人目の出産には、一人目のときとは違う心配が生じるものです。しかし、子どもが誕生するという素敵な瞬間を二度も体験して、新しい家族が誕生するのですから、こんなに素晴らしいことはありません。家族に協力してもらいながら、ぜひ二人目の出産を迎える時間を大切に感じてみてはいかがですか?

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文・構成/HugKum編集部

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