ママ友やパパ友とトラブル…経験者はどれくらい?
これまでに、ママ友パパ友トラブルを経験したことがあるか、アンケートを実施しました。その結果は?
Q.ママ友(パパ友)とトラブルを経験したことはありますか?
大多数の方は経験がないものの、2割弱の方がトラブルを経験したことがあるという結果に。子どもが手を離れるまで、PTA、習い事などあらゆるコミュニティに接すると考えると、身近に起こっても不思議ではなさそうです。
ママ友・パパ友トラブル10の事例
ここからは具体的なトラブルの内容について、アンケートの回答から実例を見ていきましょう。
【体験談1】既読スルーをしてしまい責められた
子育てに忙しいママパパでも隙間時間にやりとりできるLINEやSNSは、便利な反面、上のような気苦労とストレスも。
対処法:徐々にグループから離れた
サークルや仲良しグループだと、SNSでずーっとつながっていたがるメンバーが集まっている場合も。そういうグループとはそれとなく距離をとっていくしかないかもしれませんね。
【体験談2】マスク着用に関する考え方の違いからトラブルに
コロナも下火になってきて、上のようなトラブルは減ってきたようですが、インフルエンザやその他感染症が多い冬季などには同じような問題が勃発しそう…。
対処法:考え方が違うことを、きちんと伝えたら…
感染症対策に限らず、意見が違う人とのつきあい方として大事なのは「相手は相手、自分は自分」という割り切り。「この件については意見が違う」と伝えたうえでニュートラルな関係を維持していれば、いつかまた関係性が復活するときがくるかも。
【体験談3】学校行事の担当で、だんだん命令されるようになってしまった
学校や地域の活動など、保護者同士が連携して仕事をこなす場でありがちなトラブル。率先して仕切ってくる人がいるのはありがたい一方、なかには「なに様?」と言いたくなるような上から目線の人も…。
対処法:必要最低限の返答のみに
他人の性格を変えることはできないので、そういう場合は相手との距離を変えるしかなさそう。
【体験談4】幼稚園のママ友(パパ友)同士の悪口から子どもを巻き込むことに!
幼稚園は保護者同士のつながりが多く、中には悪口を言う方もいるかもしれません。自分は加担しないという姿勢は正しいのに、子どもに影響が出たのはつらいですね。
対処法:透明人間だと思ってやり過ごした
中学生になる頃には、子どものつきあいに親が顔を出す機会も減ってきます。 透明人間だと思ってやり過ごす方法、参考になりそうです!
【体験談5】自分の陰口を言われていることを知ってしまった
妬みと嫉みはどんな社会でも起こりうるトラブル要因。子どもを育てていると成長や学力の差がトリガーになることも。
対処法:同じ土俵に立たずに関係を断つ
イヤな人とは無理に付き合わない。これに尽きますね! 悪口を言っていた人はこの方がうらやましかったのでしょう。同じ土俵に立たないのが賢い選択です。
【体験談6】理由もわからず急に無視された…原因は一体?
理由がわからないと、何か相手の気分を害すことをしてしまったのか、と悩んでしまいますよね。
対処法:忘れてしまう
直接何も言ってこないのであれば、そこまでの関係。忘れてしまうのがよさそうです。
【体験談7】協力して助け合うはずが、無茶な要求に応えられず…
お互いが思う「いつでも」のレベルが違ったケース。かと言って「いつでもってどのくらいのレベル?」なんていちいち聞きませんし、困ってしまいますね。
対処法:無理して付き合わない
そもそも価値観が違ったのだと気づけたのはお互いにとってよかったですね! 無理してつきあっていたら、また不幸なすれ違いが起きていたかも?
【体験談8】子ども同士の喧嘩を発端に、ママ友(パパ友)トラブルに発展!
親の仲がよいからと言って、子ども同士も仲良くなるとは限りませんよね。ただ、自分が仲間外れになるより、子どもが仲間外れにされた時のほうが深く傷つくようです。
対処法:集まりのメンバーは工夫したほうが良さそう
嫌がらせをするのはよくない行為ですが、そのくらい傷つけてしまったという可能性も? トラブルのもとになりそうな集まりは、メンバーを工夫するか、SNS等で公にしない工夫をしたうえで行うのがよいかもしれませんね。
【体験談9】噂話のまた聞きで板挟みに!
ママ友(パパ友)同士の会話では、別の家の話は度々出てくるもの。〇〇さんの家は3人目が産まれたらしい! というような、ハッピーな話題は楽しいですが、悪い話はトラブルが起こる元になることも。
対処法:真実を話して謝罪する
仲介に入ったこの方は立派ですね! でも、誰もができることではなく多くの噂話はそのままになっていることでしょう…。不確かな噂話は自分も口にしないように心得て!
【体験談10】息子の仲良しの子が意地悪してくるので …
親は好きだけど、その子どもは苦手、ということはありますよね。モヤモヤをそのままにせず、気持ちを伝えるのは重要。ただ、子どもの発達や性格により、親の育て方だけではどうすることもできない場合もあります。
対処法:子ども同士が仲良くやっているなら見守る
子ども同士がうまくやっているなら問題ナシ! 心を押し殺して仲良くする必要はありませんし、時間が経てばわかり合える時がくることも。
▼関連記事はこちら
ママ友・パパ友トラブルを防ぐには?
自分の生活圏の中でトラブルが起きてしまうとツライですよね。防ぐためにはどんなことに気をつけたらよいのでしょうか。パパママから集まったアンケートには、納得の真理が隠されていました。
干渉しすぎない、距離感をもつ
ママ友パパ友は、子どものコミュニティに付随した関係。距離感をもつことは大切なようです。
「ほどほどの距離感を保つ、特に自分が依存しない 」(40代・神奈川県・子ども2人)
必要以上に深入りしない
ドライにつきあいたい人もいるので、こちらがグイグイ行くと引いてしまうことも。深入りは禁物です。
「深入りしない。自分から話さない。自慢しない。他人の悪口を言わない 」(40代・大阪府・子ども1人)
余計な会話をしない
夫婦関係やお金の話など、うっかり噂好きの人に話すと広まってしまう場合があるので注意しましょう。
「余計な会話をしないが一番だろうが、幼稚園は本当にムズカシイと思う。子どもが遊ぶ時に目が話せないから、どうしてもトラブルの火種はあちこちにある」 (40代・埼玉県・子ども2人)
ママ友(パパ友)を無理に作らない
ママ友(パパ友)は、絶対に必要なわけでもありません。気の合う人がいたらラッキーくらいの気持ちで!
「友達欲しさに誰でも連絡先を教えたり、付き合いに参加しない」 (30代・大阪府・子ども1人)
親しき仲にも礼儀あり
人としてのマナーはママ友(パパ友)の関係でも同じ。子どもへの教育的な意味でも礼儀は大切にしたいですね。
「感謝を忘れない。子ども同士遊ばせているときに目を離さない」 (30代・愛知県・子ども1人)
必要なときに連絡が取れる関係を保つ
嫌な人と無理やり仲良くする必要はないものの、PTAなどで協力が必要になる場合も。大人な対応ができることも必要です。
適度な距離感を保って、良好な関係を
ママ友やパパ友は、子どもを通じて知り合った人間関係。年齢も、生まれ育った環境も、価値観も違うため、これまでの友人と同じ感覚で付き合うとズレが生じてしまうこともあるようです。
アンケートの結果から、トラブル回避のためには、適度な距離感と礼儀を大切にすることが重要ということがわかりました。そんな中でも、気の合う友人に巡り合えたなら大事にしていきたいですね。
こちらの記事もおすすめ
文/構成 HugKum編集部