山の日とは
山の日はいつ始まったのか、どんな意味があるのかをご紹介します。それらを知って、「山の日」の理解を深めましょう。
山の日はいつから始まった?
「山の日」は、2014年に制定された国民の祝日で、はじまったのは2016年です。
「山の日」が制定されるきっかけとなったのは、作曲家・船村徹氏の「海の日があるのに山の日がないのはおかしい」という提言によります。それを機に、日本山岳協会をはじめとした5団体による「山の日」制定協議会が発足され、「山の日」制定へ動き出したのだそうです。
山の日の意味
「山の日」の意味や目的は、「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」日です。47都道府県にはそれぞれ山があり、緑に囲まれています。そんな身近にある山に感謝する日なのです。
2022年の山の日はいつ?
そもそも、例年の山の日はいつなのでしょうか。それは、8月11日です。山の日は、この日に固定されています。
ちなみに、海の日は7月第3月曜日、スポーツの日は10月の第2月曜日が例年の祝日です。
2022年の山の日は、例年の通り、8月11日(木)になります。
例年と違った2021年の山の日をおさらい
2021年の山の日は、例年とは異なり、8月8日(日曜日)でした。なぜ例年とは違う日になったのでしょうか。
それは、東京オリンピック・パラリンピックが影響しています。開催期間中、アスリートや観客などにスムーズに移動してもらうため、また経済活動や市民生活の共存を図るため、海の日、スポーツの日、山の日の3つの祝日が移動することになりました。
東京オリンピックの開催は、2021年7月23日に開幕、8月8日閉幕でしたので、
海の日:オリンピック開会式の前日である7月22日(木曜日)
スポーツの日:オリンピック開会式当日の7月23日(金曜日)
山の日:オリンピック閉開式当日の8月8日(日曜日)
となりました。
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山の日が振替休日になるのはいつ?
例年の山の日は8月11日に固定されています。よって、連休となることは少ないです。山の日が振替休日になるのはいつなのか、調べてみました。
振替休日とは?
振替休日とは、祝日が、ほかの休日(日曜日や祝日)と重なったときに、月曜日以降が休日となる制度です。たとえば、土曜日が山の日だと、振替休日にはなりません。というのも、土曜日は祝祭日、休日ではないからです。日曜日が山の日ならば、翌日月曜日が振替休日となります。
山の日が連休になるのは?
山の日が振替休日となったのは、過去だと2019年にありました。
また、2021年の山の日は、オリンピック開催のため8月8日(日)に変更となりましたので、翌日の8月9日(月曜日)は振替休日になり、連休となりました。
それ以降は、2024年と2030年が振替休日となります。
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山の日に行われるイベント

山の日に行われる大規模イベントをご紹介します。親子で参加して、山と親しんでみてはいかがでしょうか。
なお、2022年は新型コロナウイルスの影響もあります。イベントのホームページをチェックしてからお出かけしてくださいね。
「山の日記念全国大会」
祝日として制定された平成28年から毎年開催されているのが「山の日記念全国大会」です。これは、「山の日」の趣旨の浸透を図るイベントで、シンポジウムや記念式典などが行われ、山に関する歴史や文化、環境などの課題を考えます。
また、歓迎フェスティバルでは、展示ブースや体験ブースが設けられていて、親子で楽しめるようになっています。2022年は、山形県山形市・上山市(蔵王地域)で開催される予定です。
オフィシャルサイトURL:https://yamagatayama.com/yamanohi/
「山の日」にはとことん山を楽しもう!
「山の日」は、山に親しみ、山に感謝する日です。登山をしたり、山にある植物、山にいる動物のことを調べたりして、山に触れる日にしてみてはいかがでしょうか。
文・構成/HugKum編集部