「シュンッ」と飛んでくる黄色い物体! その正体は…
前に向かって投げたのに、くるっと回って戻ってくる。理科や科学の実験にも使われるブーメランって、実は身近なものでかんたんに手作りできるんです。
工作サイトキッテオッテでは、黄色い飛行物体!?バナナ型のブーメランや、ハンバーガー柄のブーメランの型をダウンロードすることができます。
型紙と工作アイテムをそろえて、さっそく作ってみましょう。思いっきり投げたブーメランが自分のところに戻ってきてくれると、思わず「おおっ!」と嬉しくなりますよ! 手作りならその喜びもひとしおかも!?
ワクワクブーメランの作り方
用意するもの
・厚紙(紙パック・お菓子の箱でもOK)
・はさみ
・のり
・セロハンテープ
作り方
キッテオッテのサイトから「ワクワクブーメラン」の台紙をダウンロードできます。お家のプリンターやコンビニのネットプリントなどで出力してください。
↓ 詳しい作り方はこちらから
1)プリントした紙を厚紙にしっかり貼りつけ、線にそって切ります。
2)切ったパーツを重ねて、テープでとめます。
3)右利きの人は右側、左利きの人は左側を少しひねれば、できあがり!
投げ方のポイント
利き手の親指と人さし指の間にブーメランを軽くはさみ、ひじを90度に曲げて素早く手首を返しながら放します。
※周りに注意して、人のいない広い場所で遊びましょう。
ブーメランって、どうして戻ってくるの?
ブーメランが戻ってくるのは、走っている自転車が曲がる仕組みと同じ。車輪を左に倒そうと力を入れると自転車は左に傾き、右に倒そうとすると右に傾きますよね。
これと同じように、ブーメランも前からの風を受けて、倒れそうになるのを支えようと横に傾きます。この動きが繰り返されるうちに、少しずつ進行方向が曲がり、最後にはくるっと円を描いて自分のところに戻ってくるのです。
シンプルな作りのブーメランですが、「飛ぶ」「戻ってくる(旋回する)」原理は、ヘリコプターや飛行機などにも使われています。ブーメランを作って、投げて、キャッチする。その経験は、子どもが科学や物理に興味をもつきっかけになるかもしれません。
条件を変えて実験してみよう!
ブーメランが戻ってくる仕組みがわかったら、条件を変えて実験してみましょう。
例えば、バナナ1本や2本の「くの字型」、4本の「十字型」でも戻ってくるの?
遠くまで飛ばすには?(←ヒントはキッテオッテのサイトをチェック!)
ひねる角度や向きによって、飛び方は変わる?
…などなど。
飛んだ距離や飛び方の特徴をまとめれば、夏休みの自由研究としても使えますよ!
普段はぜったいダメ!な、アレもコレも投げちゃおう!
バナナもハンバーガーも、いつもは投げちゃダメですよね。お家でも学校でも、「〇〇しちゃダメ」といったルールがたくさん。でも、ブーメランのデザインにしてしまえば、なんでも思いっきり投げてOK! 魚のような飛ばない生き物、電車や車、地球だって、絵に描けば思いっきり飛ばすことができます。
キッテオッテには自由に描ける無地の型もあるので、「何が飛んだらおもしろいかな?」と普段のルールを飛び越えて、オリジナルのブーメランを作ってみてください。
「10分でつくる、創造力」をコンセプトに、つくることが大好きなクリエイターではじめた子ども向けの工作×学びのサイト。「つくること」を「考えること」の入口として、科学や生き物、宇宙など、いろんなことに興味を持ち、考えたり、工夫したり、失敗したりなど、すべての根っこになる「創造する力」を磨くことをめざしています。
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